島精機製作所
基本情報
- 証券コード
- 6222
- 業種
- 機械
- 業種詳細
- 製造用機械・電気機械
- 都道府県
- 和歌山県
- 設立年
- 1962年02月
- 上場年
- 1990年12月
- 公式サイト
- https://www.shimaseiki.co.jp/
- 東証情報
- 東証情報
- Yahoo!ファイナンス
- Yahoo!ファイナンス
- 他の会社
- 平河ヒューテ, 津田駒工業, PEGASUS, JUKI, ジャノメ, ツバキナカ
概要
島精機製作所は1962年創業の機械業界におけるニット横編み機の世界最大手で、多様かつ高精度なコンピュータ制御機械を開発し独自のデザイン・製造技術を持つ総合メカトロニクス企業です。
現状
島精機製作所は連結売上高約379億円(2023年3月期)規模で、ニット横編機に特化した高収益事業を展開しています。世界トップシェアを誇る技術力によりファッション業界や産業用機械分野で競争優位を築いています。近年は電子制御・デジタルデザインシステムの開発に注力し、完全無縫製横編機など革新的製品を市場に投入しています。新型コロナ禍等の影響により一時的な赤字計上も経験しましたが、2024年3月期には黒字転換を達成し、事業の回復基調を示しています。中国市場の設備投資低調や意欲減衰、バングラデシュの情勢不安など外部課題に対応しつつ、電子制御技術や多品種小ロット生産への強みを活かした中長期成長戦略を推進中です。サステナビリティに配慮し環境負荷軽減や生産効率向上も重視しています。2030年に向けて多様な産業分野への拡大と技術革新を持続する計画です。
豆知識
興味深い事実
- 1964年に全自動手袋編機の量産型を開発し業界に革命を起こした。
- 完全無縫製横編機技術は高級ブランドに採用され国際的な評価を得ている。
- 繊維機械業界で唯一の総合メカトロニクス企業として知られる。
- 1975年に独ライプツィヒ展でゴールドメダル賞を取った実績がある。
- 創業者の島正博氏は業界発展に多大な貢献をした技術者兼経営者。
- 電子制御技術先駆けとして1980年代に業界標準を確立した。
- デジタルデザインシステムによる多品種・小ロット生産に特化。
- バングラデシュの反政府デモでのサプライチェーン影響にも対応中。
- 社内の技術蓄積が特許出願数で群を抜いている。
- ニット編機では世界シェアの40%以上を占めるトップ企業。
- 従業員数1800人超の中堅製造業として地域経済に貢献している。
- 数々の特許技術により精密な編み目制御を実現。
- 繊維産業のニッチ市場を専門とし世界に展開している。
- 日本を代表する知的財産活用型製造会社の一つ。
- 特許技術を応用した海外進出も積極的に推進。
隠れた関連
- 三和グループおよびみどり会の会員企業として多企業ネットワークと連携。
- 高級ファッションブランドに無縫製製品を供給し業界内で独自の立場を保持。
- 国内外のアパレルメーカーと長期取引がありサプライチェーンを強固にしている。
- 電子制御とデジタル化技術を通じて幅広い産業用機械技術と融合している。
- 研究開発部門が大学等の教育機関とも連携し技術革新を継続的に推進。
- 和歌山県の地域産業と密接に連携し地域経済に貢献。
- 中国市場との関わりが深く現地設備投資動向に業績が影響を受けやすい。
- 完全無縫製技術を活かした高付加価値商品を多くの国際展示会で紹介。
将来展望
成長ドライバー
- グローバルな繊維・ファッション市場のデジタル化ニーズの増大。
- 持続可能かつ環境配慮型製造への世界的需要拡大。
- 多品種・小ロット生産への切り替え加速による先端機械需要増。
- アジアを中心とした新興市場のインフラおよび設備投資拡大。
- デジタルデザイン統合ソリューションの高度化による競争力強化。
- 高級ブランド向け無縫製ニット製品の拡大。
- 製造工程の自動化およびAI導入による効率化促進。
- 新素材対応編機の開発による製品差別化。
- 環境規制強化対応製品の市場投入による収益拡大。
- グローバルサプライチェーンの強靭化への対応。
- 医療・産業用ニット製品分野への進出促進。
- デジタルツイン技術の活用による生産最適化
戦略目標
- 世界市場におけるニット編機シェア50%以上達成。
- 完全無縫製ニット製品対応技術のさらなる高度化。
- デジタルシステム売上高を全体の50%超に拡大。
- CO2排出量30%削減を目標とした環境配慮型製品開発。
- 多様な市場・産業分野への製品展開による売上多角化。
- 新興国市場における販売網強化と拠点拡張。
- 革新的編機・製造ソリューションを通じた顧客価値最大化。
- 生産効率向上と品質改善による収益性強化。
- グローバルな研究開発パートナーシップ構築。
- SDGs目標達成に向けたサステナブル経営の完全実践。
事業セグメント
繊維機械製造業
- 概要
- 高精度で多機能な繊維・縫製機械を顧客ニーズに対応して製造する製造業セグメント。
- 競争力
- 電子制御とデジタル技術統合による高付加価値製品群
- 顧客
-
- ニット製造メーカー
- アパレル企業
- 手袋製造業者
- 技術研究機関
- ファッションデザイナー
- 製品
-
- コンピュータ制御横編み機
- 全自動手袋編み機
- ホールガーメントシステム
- デジタルデザインシステム
- 周辺生産機器
アパレル・ファッション業界支援
- 概要
- アパレル産業向けに高機能ニット製造と効率的なデザイン支援ツールを提供。
- 競争力
- 産業ニーズに特化した総合生産支援ソリューション
- 顧客
-
- 大手アパレルブランド
- 中小衣料品メーカー
- デザイン事務所
- OEMメーカー
- ファッション小売業
- 製品
-
- ホールガーメント横編機
- CAD/CAMトータルデザインシステム
- 3Dデザインプレゼンテーションシステム
- インクジェットプリント装置
産業用繊維機械販売
- 概要
- 産業用特殊繊維製品向けに専用機械と付帯サービスを提供する市場セグメント。
- 競争力
- 技術力と現場ニーズ密着の製品開発能力
- 顧客
-
- 産業用手袋製造業
- 医療用織物製造業
- 産業資材メーカー
- OEM生産業者
- 国際貿易業者
- 製品
-
- 手袋編機
- パイル編機
- 特殊用途横編機
技術開発・機器販売
- 概要
- 産業向け機械の制御・設計支援ソフトと電子機器を多様に供給。
- 競争力
- 高信頼性の制御技術と独自ソフト開発
- 顧客
-
- 研究機関
- 機械メーカー
- 大学・技術教育機関
- ソフトウェア開発会社
- 関連産業企業
- 製品
-
- デザインソフトウェア
- 電子制御システム
- 計測・検査装置
海外市場向け機械販売
- 概要
- グローバルニーズに応じた最新編機を海外顧客に展開する国際事業部門。
- 競争力
- 世界市場に適応した製品ラインアップ
- 顧客
-
- アジア主要繊維製造企業
- 欧米ファッション企業
- 輸出加工業者
- 現地代理店・販売網
- 製品
-
- 全自動無縫製横編機
- 多様柄横編機
- 自動仕上げ機
競争優位性
強み
- ニット横編機の世界最大手としての圧倒的技術力
- コンピュータ制御技術の高度統合
- 多様な製品ラインアップを持つ総合メカトロニクス企業
- 堅実な販売網と強固な顧客基盤
- 長期間蓄積されたノウハウによる品質保証
- ファッション業界対応のデジタルデザインシステム
- 高付加価値の完全無縫製横編機技術
- 国内外の強力なブランド認知度
- 多品種小ロットにも柔軟に対応可能な生産技術
- 長期安定した財務基盤
- 強力な研究開発体制
- 顧客の生産性向上支援に特化
- 豊富な特許ポートフォリオ
- 環境配慮型製品開発
- グローバルマーケットでの販売実績
競争上の優位性
- ニット製造業界での長年のトップシェアを誇る製品ラインアップ
- デジタル化・電子制御技術の先進性による生産性向上
- 他社には真似できない完全無縫製横編機の高品質技術
- 世界各地への強固な販売・サービスネットワーク保持
- ファッション性と機能性を両立した製品設計能力
- 多彩な製品カテゴリで市場参入障壁が高い
- 複雑なデザイン制御にも対応できる独自ソフトウェア
- 技術革新と市場ニーズ対応で常に製品を進化
- 製品とサービスの統合提供による顧客満足度の高さ
- 環境基準に対応する持続可能な製品開発
- 競合他社に対して優れた修理とメンテナンス体制
- アジア市場での強力なビジネスパートナーシップ
- 特許技術に基づく独占的ポジション維持
- 高い為替リスク管理能力
- 多国籍顧客への柔軟なカスタマイズ対応
脅威
- 新型コロナウイルス等の感染症による世界的生産・需要減退
- 中国の景気減速による設備投資低迷
- アジア地域の政治不安、特にバングラデシュの反政府デモ
- 材料コストおよび物流費の高騰による収益圧迫
- 環境規制強化による製品開発・製造コスト増加
- 競合他社の技術革新による市場シェア争い激化
- 多品種小ロット生産増加による生産効率低下リスク
- グローバルサプライチェーンの脆弱性
- 為替変動による収益の不安定化リスク
- 代替技術や新規参入者による競争圧力
- 顧客からの過剰生産抑制要求の継続
- 国際情勢の悪化による海外販売の停滞
イノベーション
2024: 電子制御編糸供給装置の高度化
- 概要
- 編糸供給の両方向制御技術を改良し、高品質ニット生産を実現。
- 影響
- 生産安定性向上と繊維品質の均一化に寄与。
2023: 3Dニット製品試作システム導入
- 概要
- 3次元画像でリアルな試作品イメージを提供する新システムを開発。
- 影響
- デザイン検討時間短縮と顧客満足度向上を達成。
2022: 多品種小ロット対応新横編機シリーズ開発
- 概要
- 生産切替を迅速化し効率的な多様生産を支援する新型編機を発売。
- 影響
- 市場ニーズ変化への柔軟な対応を強化。
2021: 業務用自動手袋仕上げ機の機能強化
- 概要
- 検品と仕上げ同時実施機能を追加したモデルを投入。
- 影響
- 生産ラインの自動化と省力化に貢献。
2020: インクジェットプリント技術の採用拡大
- 概要
- ニット生地への多色高画質プリント技術を強化し製品多様化を促進。
- 影響
- デザイン表現の自由度と付加価値向上を実現。
サステナビリティ
- 生産過程のエネルギー効率向上及びCO2排出削減に取り組む
- 環境配慮型素材対応の製品開発を推進
- 製品寿命延長とリサイクル性向上を重視した機械設計
- 製造過剰抑制や在庫適正化による資源の有効活用
- 地域社会と連携した環境保護活動に積極参加
- エネルギー管理システムを活用した工場運営の最適化
- 環境安全基準に準拠した製品品質管理体制
- 持続可能なパートナーシップ構築によるサプライチェーン強化
- 廃棄物削減とリサイクル促進プログラムの導入
- 従業員向け環境教育プログラムの実施
- デジタル化推進による紙資源使用の削減
- サステナビリティレポートの定期的な発行