レシップホールディングス
基本情報
概要
レシップホールディングスは1953年創業の輸送用機器分野の専門メーカーで、バス・鉄道向け運賃収受機器および照明機器などの開発・製造に強みを持つ持株会社です。
現状
レシップホールディングスは連結売上高約155億円(2021年3月期)を誇り、主にバスや鉄道の運賃収受機器と産業用照明機器を中心に事業を展開しています。岐阜県本巣市に本社を置き、関連子会社とともに電装機器や自動車部品の製造・販売を行っています。近年、スマートフォン向け乗車券アプリ『QUICK RIDE』を新たなB2Cサービスとして展開し、デジタル化による利便性拡大に注力しています。技術力では独自のバスカードシステムや全路線対応の運賃箱開発を通じ、競合他社と差別化を図っています。また、交通システム分野でのIoT・デジタルサイネージの運用も進めています。東京証券取引所スタンダード市場上場企業として安定経営を維持し、持株会社体制を活かしたグループ強化を推進中です。サステナビリティにも配慮し、地域交通の効率化や環境負荷軽減にも貢献しています。今後はデジタル技術の活用とグローバル展開を加速し、多様化する交通関連ニーズに応える戦略を継続しています。
豆知識
興味深い事実
- 1951年に日本で初めてバス用蛍光灯製造を開始
- 1988年に日本初の運賃箱一体型バスカードシステム納入
- 国内外の多数のバス会社でレシップ製品が標準採用
- バス用液晶運賃表示器における先駆的存在
- スマホ乗車券アプリQUICK RIDEを2020年に開始
隠れた関連
- 東京証券取引所と名古屋証券取引所の両方の市場に上場
- 岐阜新聞社と共同でデジタルサイネージ運営会社を設立
- 小田原機器と競合しつつカードリーダーを供給する協業関係
- 公共交通運賃システムでJR東日本メカトロニクスと連携開発
将来展望
成長ドライバー
- 公共交通のデジタル化推進による需要増
- スマートシティ構想に伴う交通機器需要拡大
- ICカード・スマホ決済普及による製品革新ニーズ
- 省エネ・環境配慮技術の社会的要請強化
- 地方交通の効率化・維持にむけたシステム導入
戦略目標
- スマホ乗車券対応事業者の大幅増加
- 運賃収受機器における国内トップシェア維持
- 高付加価値製品の割合拡大で収益性向上
- 環境・省エネ技術の積極導入による持続可能経営
- グローバル市場への選択的進出推進
事業セグメント
公共交通機関向け機器開発
- 概要
- バス・鉄道向けの運賃収受機器から案内表示器まで幅広く供給。
- 競争力
- 交通機関向けに完全対応した電装機器群と信頼性。
- 顧客
-
- バス事業者
- 鉄道会社
- 自治体交通局
- 交通システム事業者
- 運輸コンサルタント
- 製品
-
- 運賃箱
- カードリーダー
- 乗車券自動発行機
- 乗降案内表示器
- デジタルサイネージ
自動車向け電装品製造
- 概要
- 自動車用電装機器の設計・製造・販売を行い高信頼性を追求。
- 競争力
- 長年培った電気・電子技術による高品質生産体制。
- 顧客
-
- 自動車メーカー
- 自動車部品メーカー
- 産業機器メーカー
- 部品販売代理店
- 製品
-
- 車載電装機器
- 安全機器部品
- 制御用電子部品
- 照明機器
産業機器・サインシステム
- 概要
- 商業・公共空間向けの案内表示システムの企画・製造・運用。
- 競争力
- 多様な環境に対応するカスタマイズ力。
- 顧客
-
- 商業施設
- 公共施設
- 鉄道駅
- バスターミナル運営会社
- 製品
-
- サイン表示装置
- デジタル案内板
- 制御機器
- 修理・メンテナンスサービス
スマホ乗車券システム提供
- 概要
- スマホアプリ『QUICK RIDE』で乗車券のデジタル化を推進。
- 競争力
- 利便性の高いスマホ決済システムをスピーディに提供。
- 顧客
-
- バス事業者
- 鉄道事業者
- 地域交通運営会社
- 製品
-
- モバイル乗車券アプリ
- クラウド決済プラットフォーム
- 運賃収受管理システム
修理・メンテナンスサービス
- 概要
- 製品の安定稼働を支援する技術サービスを全国展開。
- 競争力
- 迅速な対応力と専門知識の蓄積。
- 顧客
-
- ユーザー企業
- 修理代理店
- 地方自治体交通部門
- 製品
-
- 機器修理サービス
- 保守契約
- 技術コンサルティング
競争優位性
強み
- 専門的な輸送機器電装製品の開発力
- 鉄道・バス分野での豊富な実績と信頼
- 子会社を活用したグループ体制の強固さ
- 多様な製品群で市場のニーズに対応
- スマホ乗車券における先進的技術
競争上の優位性
- 国内唯一の液晶搭載運賃箱の開発実績
- 広範な公共交通関連電装機器のワンストップ提供
- 各種ICカードシステムに対応可能な技術力
- デジタルサイネージとの連携による付加価値創出
- 交通機関ニーズを反映したカスタム設計力
脅威
- 競合他社による価格競争激化
- ICカードシステム技術の急速な進化に対応必要
- 公共交通投資環境の変動による需要影響
- 海外製品の技術・価格面での台頭
- 新型コロナ禍等の公共交通利用低下リスク
イノベーション
2023: スマホ乗車券アプリ『QUICK RIDE』拡販
- 概要
- モバイルアプリで鉄道・バス向け乗車券デジタル化促進。
- 影響
- 複数事業者の導入でシェア拡大中。
2022: フルカラーLED行先表示器開発
- 概要
- 日本初のバス用フルカラーLED表示器を製品化。
- 影響
- 視認性向上で顧客満足度アップに貢献。
2021: ICカード対応運賃箱の高機能化
- 概要
- 液晶表示・通信性能を強化し運用効率向上。
- 影響
- 公共交通システムのスマート化を推進。
2020: グループ会社間の機能統合
- 概要
- レシップエスエルピーとの合併で製品企画強化。
- 影響
- 開発スピード及び効率が向上。
サステナビリティ
- 公共交通機器の省エネ設計推進
- 電子化による紙媒体削減
- 地域交通運行効率化支援
- 環境配慮素材の採用拡大
- 従業員の健康・安全管理強化