ヤシマキザイ
基本情報
概要
ヤシマキザイは1948年創業の東京本社を置く鉄道関連製品および産業機械用電子部品の総合卸売企業であり、国内の鉄道業界との強固な取引実績を有しています。
現状
ヤシマキザイは2023年3月期に連結売上高約255億円を計上し、鉄道関連製品の販売を中心に事業を展開しています。旧国鉄時代からのJRグループとの取引関係を特色とし、日立グループをはじめとした大手製造業とも強固なパートナーシップを築いています。鉄道分野に加え産業機械用電子部品の販売とメンテナンスにも注力し、多角的なマーケットを形成しています。2023年期の営業利益は約6500万円、一時的な赤字も経験していますが純資産は約91億円に達し財務基盤は安定しています。国内各地に営業所を置き、地域密着型のサービス提供と顧客対応を強化しています。今後は鉄道インフラの更新需要に加え産業機械分野での製品拡充を図り、持続的な成長を目指しています。経営体制の強化と新技術対応による競争力の向上も経営課題となっています。
豆知識
興味深い事実
- 設立以来、国鉄及びJRとの取引を継続している数少ない専業商社
- 鉄道関連部品の多くを日立グループ製品で占める
- マルチプルタイタンパーの日本における主要代理店の一社
- 東京中央区の兜町に本社を構える老舗卸売企業
- 設立当初は鉄道関連以外にも幅広い産業機器を手掛けていた
隠れた関連
- 日立製作所との密接な代理店契約により鉄道用製品の販売網を独占的に拡大
- JR各社の保線作業機械の供給において、同社がマティサの独占代理店を務める
- 日本の代表的な鉄道部品卸売企業として、地域密着型の営業所網を全国展開
- 信託銀行や金融機関が大株主として経営安定に寄与
将来展望
成長ドライバー
- 鉄道設備の老朽化に伴う保守需要増
- 産業機械分野での電子部品需要拡大
- 日立製作所など日立グループとの連携強化
- 海外向け鉄道部品輸出事業の拡大
- サステナビリティ重視による省エネ製品へのシフト
戦略目標
- 鉄道関連製品分野でのシェア拡大
- 産業機械部品の新規市場開拓
- 国内外営業所のネットワーク強化
- 環境配慮型製品ラインナップの充実
- 保守サービス事業の収益性向上
事業セグメント
鉄道業界向け部品供給
- 概要
- 鉄道車両およびインフラ向けの部品・機械の卸販売を行う。
- 競争力
- 国鉄以降の長年にわたる信頼関係と代理店網
- 顧客
-
- JRグループ各社
- 私鉄各社
- 鉄道施設管理会社
- 鉄道車両メーカー
- 保線業者
- 製品
-
- 車両用電子部品
- 安全装置機器
- 保線機械
- 車両用コネクタ
- 保守点検用ツール
産業機械用部品・電子部品供給
- 概要
- 工場や製造設備向けの電子部品と機械部品の卸売。
- 競争力
- 技術サポートを伴う提案力と多様な製品群
- 顧客
-
- 製造業各社
- 機械設備メーカー
- 工場設備管理部門
- 電子機器製造企業
- 産業用ロボットメーカー
- 製品
-
- 電子制御部品
- センサー機器
- 制御基板
- 産業機械補修部品
- 検査装置
メンテナンス・保守サービス
- 概要
- 販売製品の保守点検とメンテナンス契約サービスを提供。
- 競争力
- 現場に密着した点検保守体制と迅速な対応力
- 顧客
-
- 鉄道事業者
- 産業機械ユーザー
- 設備保全会社
- 代理店
- 物流業者
- 製品
-
- 点検サービス
- 部品交換サポート
- 診断ツール
- 保守契約
- 技術研修
輸出入及び海外事業
- 概要
- 海外取引及び輸出入における総合サービスを展開している。
- 競争力
- 長年の商社経験に基づく海外取引ノウハウ
- 顧客
-
- 海外鉄道事業者
- 国外産業機械メーカー
- 輸出入代行企業
- 国際物流会社
- 海外代理店
- 製品
-
- 鉄道部品輸出
- 産業部品輸出
- 輸出入手続き代行
- 輸送管理
- 海外市場調査
検査・測定機器販売
- 概要
- 鉄道と産業の検査機器販売及び関連技術サービス。
- 競争力
- 高精度機器の取り揃えと現場技術支援
- 顧客
-
- 鉄道保線業者
- 製造工場
- 品質検査部門
- 検査機器メーカー
- 研究開発機関
- 製品
-
- レール検査機器
- 産業用計測装置
- 非破壊検査機器
- 加速度センサー
- 画像解析機器
電子制御システム販売
- 概要
- 産業用電子制御システムの卸・設計・保守サービス。
- 競争力
- 幅広い制御技術と保守体制の提供
- 顧客
-
- 機械制御メーカー
- 自動化設備業者
- システムインテグレーター
- 製造業エンドユーザー
- 保守サービス企業
- 製品
-
- PLCコントローラ
- 制御盤
- 監視システム
- センサー機器
- オートメーション部品
包装資材販売
- 概要
- 産業用包装資材及び物流関連資材の卸売業務。
- 競争力
- 環境配慮型商品の充実とカスタマイズ対応
- 顧客
-
- 製造工場
- 物流企業
- 小売業者
- 梱包業者
- 輸出業者
- 製品
-
- 緩衝材
- ダンボール箱
- 輸送パッケージ
- 環境配慮資材
- 梱包用テープ
機械修理部品供給
- 概要
- 産業機械用の修理部品およびアフターサービスを提供。
- 競争力
- 迅速な部品供給と広範囲な製品カバー率
- 顧客
-
- 設備保守会社
- 機械製造者
- サービス事業者
- 修理業者
- ユーザー企業
- 製品
-
- 消耗部品
- 電子交換部品
- 修理キット
- メンテナンスツール
- 補修材
運搬・輸送機器販売
- 概要
- 鉄道および産業用搬送機器の卸売販売を行う。
- 競争力
- 安全性に特化した機器と地域密着サポート
- 顧客
-
- 鉄道保線会社
- 物流企業
- 工場設備
- 製造業者
- 建設業者
- 製品
-
- 保線用台車
- フォークリフト部品
- 搬送機器
- 物流機材
- 運搬用車両
環境関連機器販売
- 概要
- 環境負荷低減を目指した産業機器及びサービスを提供しています。
- 競争力
- 先進的な環境技術の採用と適応力
- 顧客
-
- 産業排水処理業者
- 環境コンサルタント
- 製造工場
- 公共施設
- 研究機関
- 製品
-
- 排水処理装置部品
- 環境モニタリング機器
- リサイクル設備
- クリーンテック機器
- 環境管理システム
競争優位性
強み
- 鉄道業界との長期的な信頼関係
- 多様な取引先との強固なパートナーシップ
- 幅広い製品群と代理店ネットワーク
- 地域網に根差した営業展開
- 安定した財務基盤
競争上の優位性
- 日立グループとの強い取引連携
- JRグループとの旧国鉄時代からの長期取引実績
- 産業用機械向け電子部品での技術サポート力
- 保守・メンテナンスサービスの充実
- 幅広い地域に展開する営業・サービス拠点
- 多様な取扱製品により顧客ニーズに対応可能
- 保線機械の主要代理店としての市場認知
- 国際取引を含む輸出入業務のノウハウ
脅威
- 鉄道インフラ整備の投資周期変動影響
- 競合卸売企業との価格競争激化
- 技術革新による製品寿命の短縮
- 資材価格の変動リスク
- 国内市場の人口減少による需要縮小
- 輸出入規制の変動
- 環境規制強化によるコスト増加
イノベーション
2023: JR向けマルチプルタイタンパー代理店契約
- 概要
- マティサ社のマルチプルタイタンパーの代理店契約を締結し取扱開始。
- 影響
- 鉄道保線機械の市場シェア拡大に貢献
2022: 日立製作所との提携強化
- 概要
- 日立製作所の鉄道車両関連製品の販売特約店となり連携体制を拡充。
- 影響
- 製品ラインナップ強化と販売ネットワーク拡大
2021: 電子部品の技術サポート体制構築
- 概要
- 産業用電子部品の技術サポートを充実させ顧客満足度向上。
- 影響
- 顧客の納期短縮と品質向上を実現
2020: 安全製品の販売促進事業立ち上げ
- 概要
- 鉄道安全管理関連製品の拡販プロジェクトを発足。
- 影響
- 安全装置部品の売上が前年比20%増加
サステナビリティ
- 環境負荷低減を意識した物流効率化推進
- 省エネ製品の取り扱い拡大
- CSR活動を通じた地域社会貢献強化
- 適正廃棄物処理への積極的対応
- サプライチェーンにおける環境基準順守