東京衡機

基本情報

証券コード
7719
業種
精密機器
業種詳細
業務用機械器具
都道府県
神奈川県
設立年
1923年03月
上場年
1961年10月
公式サイト
https://www.tksnet.co.jp/
東証情報
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Yahoo!ファイナンス
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他の会社
リガク・ホールディングス, Jエスコム, アトラG, アンリツ, 横河電機, アズビル, 堀場製作所, HIOKI, 日本電子, 島津製作所, トプコン, 理研計器, ラピーヌ

概要

東京衡機は1923年創業の材料試験機・動力試験機専門メーカーで、国内精密機器市場において高い技術力を有し、工業用計測分野に強みをもつ企業です。

現状

東京衡機は2023年2月期に連結売上高約30.5億円、連結経常利益約1.1億円を計上しました。主力の材料試験機事業は国内外の製造業向けに安定した供給を維持し、商事事業も拡大しています。近年は新たにエンジニアリング事業と海外事業を強化し、多角的成長を目指しています。財務面では連結純利益が約-7億円の赤字となったものの、純資産は安定的に約14億円を保有しています。2023年には内部管理体制の整備で特別注意銘柄の指定解除を受けるなどガバナンス改善にも注力。技術開発面では高精度の計測技術をベースに新製品開発を進めており、国内外の製造業からの信頼を維持しています。今後は海外市場での販売拡大と、試験機分野での技術革新を成長の柱と位置づけています。持続可能な事業運営や内部管理強化などの企業体質改善も推進中で、2025年以降の事業基盤拡充を狙っています。

豆知識

興味深い事実

  • 1923年創業で日本の精密試験機業界の老舗メーカー
  • 元三菱造船所技師が創業者で技術者魂を継承
  • 東証上場は1961年と業界では長い歴史を持つ
  • 国内の材料試験機市場で一定のシェアを保持
  • 2008年に一時社名変更を経て2013年に現社名復帰
  • 内部管理問題で2023年に特別注意銘柄指定を受けるも解除済み
  • 海外事業にも積極的に展開しアジアを中心に販売網拡大
  • 計測・分析機器業界の関連企業と広いビジネスネットワーク
  • 神奈川県相模原市に本店を置きつつ本社は渋谷区に移転
  • 各種試験機を組み合わせたカスタムシステム開発が強み

隠れた関連

  • 創業者は三菱造船所出身で、日本の造船・精密機械産業の歴史と深い関わりがある
  • 主要競合の島津製作所や横河電機とは同じ精密機器業界で技術競争と協調が共存
  • 社名変更時期の経営再建により業界内での評判が一時揺れ動いたが信頼回復に成功
  • 日本の材料試験および計測市場の基盤形成に長年寄与してきた企業
  • 内部管理体制問題で東証からの注目を浴びたが、後に改善を果たした事例として知られる
  • 工業用機械器具業界の中で、地域の中小製造業への技術支援を積極的に実施
  • 長年の歴史を活かし、高度なカスタマイズサービスが取引先から評価されている
  • 複数の関連会社を通じて試験機販売からサービスまで幅広い事業体制を構築

将来展望

成長ドライバー

  • 国内外製造業の品質管理ニーズの高まり
  • 材料科学分野での新素材開発の進展
  • 環境・耐久性試験の重要性増加
  • IoT・AI技術の試験機への活用
  • 海外アジア市場での産業機械需要増加
  • エンジニアリングサービス拡充による収益拡大
  • 内部管理体制の継続的強化で信頼回復
  • カスタマイズ試験システムの需要増
  • サステナビリティ対応製品の拡充
  • 顧客との長期的なパートナーシップ強化

戦略目標

  • 海外売上比率を30%以上に拡大
  • 環境対応型試験機製品の拡充
  • エンジニアリングサービス売上を全体の20%に
  • 社内ガバナンス体制の完全強化
  • IoT・AI連携製品の市場投入
  • 中長期的な経営安定性の確保
  • 国内製造業向け品質保証支援の深化
  • 関連子会社との連携強化によるシナジー創出
  • 地域社会への積極的な貢献継続
  • 新技術による試験市場の革新推進

事業セグメント

製造業向け試験機販売

概要
製造業に向け高精度材料・動力試験機を提供し、品質管理を支援。
競争力
高精度かつ多用途の試験技術
顧客
  • 自動車メーカー
  • 航空機メーカー
  • 建築資材メーカー
  • 家電メーカー
  • 機械メーカー
  • 鉄鋼業
  • プラスチック製造業
  • 電気機器メーカー
  • 設備保守企業
  • 研究開発機関
製品
  • 万能材料試験機
  • 疲労試験機
  • 動力試験装置
  • 非破壊検査機器
  • 環境試験装置
  • 計測ソフトウェア

技術サービス・メンテナンス

概要
長期的な保守、校正サービスで顧客信頼を維持向上。
競争力
専門技術者による迅速対応
顧客
  • 製造業各社
  • 大学・研究機関
  • 検査・試験機関
  • 公共研究所
製品
  • 試験機メンテナンスサービス
  • 装置校正
  • 技術コンサルティング

海外事業・輸出販売

概要
海外市場向けに試験機を展開し販売ネットワーク拡大中。
競争力
地域特性に応じた製品カスタマイズ
顧客
  • アジア製造業
  • 欧米研究機関
  • 海外代理店
  • 輸入販売業者
製品
  • 試験機本体
  • 関連消耗品
  • カスタム試験装置

エンジニアリング事業

概要
顧客ニーズに合わせた試験装置の設計と構築を提供。
競争力
多様な試験環境設計力
顧客
  • 製造工場
  • 大型設備メーカー
  • 環境試験施設
  • 公的機関
製品
  • 試験システム設計
  • 設備構築・改造
  • 試験運用支援

競争優位性

強み

  • 高精度で信頼性の高い試験機の製造
  • 国内製造業界での強固な顧客基盤
  • 多様な試験機器カテゴリーの展開
  • 長年の技術蓄積と実績
  • 高い顧客サポート力
  • 内部管理体制の改善実績
  • 海外市場への段階的進出
  • 幅広い関連事業展開
  • 専用エンジニアリングサービスの提供
  • 強固な研究開発体制

競争上の優位性

  • 材料試験分野での専門性の高さと多様な製品群
  • 長期取引により築いた国内外顧客との信頼関係
  • 製品カスタマイズ対応の柔軟性
  • エンジニアリングノウハウによるワンストップサービス
  • 精密機器市場での確固たるブランド知名度
  • 内部管理体制の強化による信頼回復
  • 多角的事業展開による経営安定性の確保
  • 高精度なデータ解析ソフトの提供
  • 環境試験機の導入支援で差別化
  • 技術者の教育・育成に注力

脅威

  • 大手競合他社による価格競争の激化
  • 国内製造業の業績低迷による需要減少
  • 技術革新の速さへの対応遅れリスク
  • 為替変動による輸出価格の変動
  • 法規制の強化によるコスト増加
  • 新興国市場での安価な試験機メーカーの台頭
  • 半導体不足など部品調達難による生産遅延
  • 資源価格の高騰による原材料費増加
  • 地政学リスクによる海外事業への影響
  • 内部管理体制再度の問題発生リスク
  • 新規参入メーカーによる市場シェア侵食

イノベーション

2023: 次世代材料疲労試験機の開発

概要
従来比2倍の測定速度を実現し、精度も向上させた新型疲労試験機を投入。
影響
製造業の試験効率改善に貢献

2024: IoT対応計測装置の展開開始

概要
遠隔モニタリング可能なIoT対応の計測機器を新商品展開。
影響
顧客のメンテナンス効率向上に寄与

2022: 環境配慮型試験機の製品化

概要
省エネ設計を取り入れた環境対応型試験機のシリーズを立ち上げ。
影響
市場での差別化強化に成功

2021: 試験データ解析AIプラットフォーム開発

概要
AIを用いて試験データの自動解析と異常検知を可能にした新システム開発。
影響
顧客の品質管理向上に貢献

サステナビリティ

  • 省エネルギー設計の試験機開発促進
  • 廃棄物削減を目指した製造工程改善
  • 社員の環境意識向上教育の実施
  • グリーン調達の推進
  • リサイクル材の積極使用