島津製作所
基本情報
- 証券コード
- 7701
- 業種
- 精密機器
- 業種詳細
- 業務用機械器具
- 都道府県
- 京都府
- 設立年
- 1917年09月
- 上場年
- 1949年05月
- 公式サイト
- https://www.shimadzu.co.jp/
- 東証情報
- 東証情報
- Yahoo!ファイナンス
- Yahoo!ファイナンス
- 他の会社
- リガク・ホールディングス, オムロン, アンリツ, 横河電機, アズビル, 堀場製, HIOKI, 日本電子, 日東電, トプコン, 理研計器, A&Dホロンホールディングス
概要
島津製作所は1917年創業の精密機器大手で、計測・医用・産業・航空分野に強みを持ち、グローバルに展開する技術革新企業です。
現状
島津製作所は2024年3月期に連結売上高約5,118億円、営業利益約728億円を計上しています。計測機器、医用機器、産業機器、航空機器の多角的な事業展開により市場の多様なニーズに対応しています。特にクロマトグラフや質量分析計など分析機器が主力であり、ヘッドアップディスプレイ国内シェア1位の航空機器部門でも強みを発揮中です。近年はデジタル画像診断技術や半導体装置の開発に注力し、持続可能な技術と品質管理に力を入れています。過去には防衛省関連の物品供給において一部不祥事もありましたが、企業統治強化に取り組んでいます。社会貢献活動として科学技術振興財団や生物多様性保全を推進し、2030年に向けたイノベーション都市づくりにも貢献しています。海外施設拡充や買収も活発で、グローバル市場での成長を志向しています。豊富な技術研究開発力と多様な事業ポートフォリオで、業界内の競争優位を維持しつつ未来成長を目指しています。
豆知識
興味深い事実
- 創業は1917年で計測機器から医療、航空機器まで多角展開
- ノーベル化学賞受賞者の田中耕一氏が所属
- ヘッドアップディスプレイの国内トップシェアを誇る
- 社章は薩摩藩島津家の家紋に由来し、独自の歴史がある
- 創業100周年を記念した資料館を開設
- 過去に防衛省案件で水増し請求問題が発覚
- 医療用X線装置の世界初商品化を記録
- 京都府立体育館の命名権を取得し地域貢献も果たす
- 多彩な業界への製品提供で安定した収益基盤を維持
- PCR試薬も手掛けておりバイオ事業も拡大中
- 海外に研究開発・販売拠点を多数展開している
- 環境保全の『島津の森』が最高ランク認証を取得
- 令和以降も複数の新技術を連続リリース
- アニメーションやCMに著名人を起用したプロモーションも実施
- ラグビー部などスポーツ活動も支援
隠れた関連
- 創業者の祖先は島津義弘から家紋と姓を授かった歴史的縁を持つ
- ノーベル賞受賞技術が企業技術開発の基盤として活かされている
- 防衛関連機器事業は国内特定顧客に高いシェアを保有する
- 京都や大阪の地域企業、大学との連携が強固で技術交流が盛ん
- 液晶や半導体検査装置は最終製造工程の重要部品を担う
- 医療機器の多くに開発中のAI技術を実装し診断支援を強化中
- 株主には大手生命保険会社や信託銀が名を連ねている
- 同業種他社との業務連携や協働研究プロジェクトが複数存在
将来展望
成長ドライバー
- グローバル市場での分析機器需要の増加
- 医療機器市場の高齢化と診断技術の進展
- 環境重視の計測・検査需要の拡大
- 航空機産業の安全規制強化による機器需要
- バイオ医薬品開発に伴う分析装置需要増加
- DXやAI導入による製造生産性向上ニーズ
- 新興国市場での医療・産業機器普及
- サステナブル製品開発とESG投資の促進
- 法規制強化に対応した高付加価値機器の開発
- 高精度・多機能分析技術の技術革新
戦略目標
- 事業ポートフォリオのさらなる多角化と安定収益確保
- 海外売上比率を60%以上に向上させる
- 環境負荷低減製品の比率を50%以上に拡大
- AI・DX技術を活用した製品群の充実
- 医療機器分野での世界市場シェア拡大
- 持続可能な生物多様性保全の継続強化
- 新規事業売上を全体売上の20%まで増加
- グリーン調達とカーボンニュートラル実現
- 地域・社会貢献活動の拡大と継続
- 研究開発投資を売上高の10%以上に維持
事業セグメント
研究機関向け計測機器
- 概要
- 高度分析技術を求める研究機関に精密計測機器を提供。
- 競争力
- 豊富な製品ポートフォリオと高精度分析技術
- 顧客
-
- 大学・研究機関
- 政府研究所
- 製薬会社
- 化学メーカー
- 食品メーカー
- 環境関連機関
- 分析ラボ
- 臨床検査センター
- 製品
-
- クロマトグラフ
- 質量分析計
- 光吸収分析装置
- スペクトラムアナライザ
- 電子顕微鏡
- 分析ソフトウェア
- 検査試薬
- バイオ分析機器
医療機関・クリニック向け医療機器
- 概要
- 医療現場に革新的な画像診断機器を幅広く提供。
- 競争力
- 医療画像の高精細技術とサポートネットワーク
- 顧客
-
- 大学病院
- 総合病院
- 診療所
- 検診センター
- 医療デバイス販売会社
- 医療研究所
- 製品
-
- デジタルX線システム
- PET/CTスキャナ
- 超音波診断装置
- 生体磁気計測装置
- 診断用消耗品
産業分野向け製造装置・検査機器
- 概要
- 製造工程効率化と品質保証を支える産業装置を提供。
- 競争力
- 高信頼性機械と独自製造技術
- 顧客
-
- 半導体メーカー
- 液晶パネル製造会社
- 自動車部品メーカー
- 電子機械メーカー
- 品質管理部門
- 製品
-
- 成膜装置
- 検査装置
- 油圧・空圧機器
- ターボ分子ポンプ
- 液送装置
航空機メーカー・防衛関連向け航空機器
- 概要
- 高度な安全技術を持つ航空機用システムを供給。
- 競争力
- 国内トップシェアと高精度部品技術
- 顧客
-
- 航空機メーカー
- 防衛省
- 航空関連サプライヤー
- 製品
-
- ヘッドアップディスプレイ
- エア・マネジメントシステム
- フライトコントロールシステム
- コックピットディスプレイ
- エンジン始動装置
環境測定・検査機関向け機器
- 概要
- 環境保全に資する測定・検査機器を提供。
- 競争力
- 幅広い用途対応の精密機器群
- 顧客
-
- 環境分析ラボ
- 公害検査機関
- 自治体
- 製薬会社
- 製品
-
- 環境測定機器
- 非破壊検査装置
- 検査試薬
ライフサイエンス研究機関向け機器
- 概要
- バイオ研究の高度分析技術を支援。
- 競争力
- ノーベル賞受賞技術に基づく高精度分析
- 顧客
-
- バイオテクノロジー企業
- 製薬企業
- 大学・研究機関
- 製品
-
- 質量分析計
- PCR試薬
- 生命科学用分析装置
教育機関向け理化学機器
- 概要
- 教育現場で使われる理科実験機器を提供。
- 競争力
- 長年の教育支援と品質保証
- 顧客
-
- 高等学校
- 大学
- 専門学校
- 製品
-
- 理化学機器
- 教育用分析装置
- 実験用天秤
検査試薬・消耗品供給
- 概要
- 検査業務を支える高品質な試薬・消耗品を供給。
- 競争力
- 信頼性の高い製品品質と迅速供給
- 顧客
-
- 医療機関
- 製薬会社
- 検査ラボ
- 製品
-
- 診断用消耗品
- PCR試薬
- 分析用試薬
国際市場向け製品供給
- 概要
- 海外拠点を活用し国際市場に供給展開。
- 競争力
- グローバルネットワークと現地サポート
- 顧客
-
- 海外販売代理店
- 輸出業者
- 国際医療機関
- 製品
-
- クロマトグラフ
- 医療機器全般
- 産業用装置
サービス・メンテナンス事業
- 概要
- 製品の長期稼働を支える高品質サービス。
- 競争力
- 専門スタッフによる技術対応力
- 顧客
-
- 顧客企業全般
- 医療機関
- 公共機関
- 製品
-
- 装置保守サービス
- 技術サポート
- メンテナンス契約
航空関連地上支援機器
- 概要
- 航空機の安全運用を支える地上機器を提供。
- 競争力
- 信頼性の高い設計と国防連携
- 顧客
-
- 航空会社
- 防衛関連企業
- 整備事業者
- 製品
-
- 機能試験装置
- 航空医学訓練装置
産業用流体機器供給
- 概要
- 産業設備の効率化を支える流体系機器を提供。
- 競争力
- 高耐久性と省エネ技術
- 顧客
-
- 化学プラント
- 製造工場
- 環境設備
- 製品
-
- 液送機器
- 油圧装置
- 空圧機器
競争優位性
強み
- 卓越した計測・分析技術力
- 多角的な事業ポートフォリオ
- 長い歴史とブランド価値
- グローバルな販売・研究ネットワーク
- 医療画像診断分野の先進性
- 航空機器の国内トップシェア
- 独自の品質管理と製造技術
- ノーベル化学賞に関連する技術基盤
- 幅広い製品ラインナップ
- 高い研究開発投資
- 安定した財務基盤
- 環境保全への積極的取り組み
- 国内外の顧客基盤の多様性
- 高度なサービス体制
- 強力な知的財産権
競争上の優位性
- 国内で唯一、計測・医用・産業・航空機器全領域を手掛ける強み
- 高精度分析機器で世界的評価を獲得
- ヘッドアップディスプレイの圧倒的国内シェア保持
- ノーベル賞技術基盤を活用した新規技術開発
- 環境測定機器における専門性と信頼性
- 海外市場の拡大と現地生産体制の強化
- 複数事業のシナジー効果による競争優位
- 高度なカスタマイズ対応力
- 医療画像分野での低侵襲技術提供
- 他社を凌ぐ研究開発人材の質と量
- 充実したアフターサービスとサポート網
- 長期的安定経営による顧客信頼
- 産業用機械の耐久性と省エネ技術
- 多彩な販売チャネルの活用
- 地域社会との連携による企業イメージ向上
脅威
- グローバル競合他社による価格競争の激化
- 技術革新の速度についていけないリスク
- 防衛関連不祥事による企業イメージ低下
- 医療機器市場の規制強化と承認遅延
- 海外市場の政治・経済不安定リスク
- 為替変動による収益影響
- 新規代替技術の登場による市場変動
- 素材価格の高騰によるコスト増加
- 社会的責任の不履行に伴う法的制裁リスク
- 自然災害による生産設備の被害
- 技術者不足による開発遅延
- 国際貿易摩擦による輸出規制強化
イノベーション
2024: 高速微生物同定ソフトの開発
- 概要
- 微生物特定を迅速化するソフトを開発し分析現場の効率化を図る。
- 影響
- 分析時間を大幅短縮、多様な研究分野で評価
2023: DX推進による製造工程最適化
- 概要
- デジタル技術を活用した製造ラインの生産性向上施策を推進。
- 影響
- 製造コスト低減と歩留まり向上に成功
2022: 環境負荷低減型成膜装置の開発
- 概要
- 省エネルギーかつ有害物質排出を抑えた成膜技術を商品化。
- 影響
- 環境規制対応と顧客満足度向上に貢献
2021: 次世代超音波診断技術の実用化
- 概要
- 高解像度リアルタイム超音波診断装置を開発し臨床応用開始。
- 影響
- 診断精度向上と医療現場のリスク低減
2020: AI搭載画像解析システムの導入
- 概要
- 医療画像の自動解析にAI技術を応用し診断支援を強化。
- 影響
- 診断支援の効率化と誤診率低減
サステナビリティ
- 生物多様性保全のための社有地管理(島津の森)
- 環境に配慮した製造プロセスの推進
- 省エネルギー機器開発と普及拡大
- 持続可能な調達基準の厳格化
- 地域社会との協働による環境啓発活動
- 廃棄物削減とリサイクル促進体制構築
- 従業員の環境意識向上教育の実施
- グリーン調達の徹底とパートナー企業指導
- 国際的な環境保護規格の認証取得
- CO2排出削減目標の設定と達成管理
- 持続可能なイノベーションへの資金投入
- エコデザイン商品の開発推進