ユニ・チャーム
基本情報
- 証券コード
- 8113
- 業種
- 化学
- 業種詳細
- 生活関連用品卸
- 都道府県
- 東京都
- 設立年
- 1961年02月
- 上場年
- 1976年08月
- 公式サイト
- https://www.unicharm.co.jp/
- 東証情報
- 東証情報
- Yahoo!ファイナンス
- Yahoo!ファイナンス
- 他の会社
- あらた, キッコマン, 味の素, 花王, 中山福, ハリマ共和物産, コパ・コーポレーション, MTG, 粧美堂, ラオックスホールディングス, PALTAC
概要
ユニ・チャームは1961年創業の衛生用品大手で、生理用品・紙おむつを中心にアジア市場でトップシェアを持ち、海外売上比率が高いグローバル企業です。
現状
ユニ・チャームは2024年12月期に連結売上高約9890億円、営業利益約1384億円、純利益約952億円を達成し、堅調な業績を維持しています。主力事業は生理用品、ベビー用・高齢者用紙おむつであり、国内ではトップシェアを誇ります。海外売上比率は60%以上で、アジア各国を中心に積極的な展開を行い、国際的な成長を実現しています。製品技術の革新にも注力し、立体裁断や超薄型吸収体など高機能製品を開発しているほか、環境配慮型製品の開発や再生可能エネルギー100%使用を推進しサステナビリティにも積極的です。中期経営計画では介護用品やペット関連分野の成長に注力し、2025年以降も持続的な収益拡大を目指しています。最新の資本業務提携や地域貢献活動による企業価値向上も図っており、2023年には本社を新社屋に移転し、経営の効率化やブランドイメージ向上にも取り組んでいます。
豆知識
興味深い事実
- サウジアラビアに女性のみの工場を設立し女性雇用を促進している。
- 国連からビジネス行動要請(BCtA)に認められた数少ない企業のひとつ。
- 紙おむつ市場でアジア最大規模のシェアを持つ。
- かつてバブル期にゴールドタワーを建設したが運営撤退している。
- 「超立体マスク」など独自技術のマスク製品が好評。
- 資生堂の生理用品事業を買収し事業規模を拡大。
- 日本の大手三和グループおよびみどり会に所属している。
- ムーニーのパンツタイプ製品名は一時変更されて再び復活した。
- ペット関連用品ブランドも多彩で成長分野となっている。
- 高原慶一朗氏が創業し、現在も高原豪久氏が社長を務める。
隠れた関連
- 資生堂やライオンとの資本・事業提携により生理用品市場で連携している。
- 三菱UFJ銀行グループの主要株主が複数存在し、金融面で強固な関係を構築。
- アジア各国で合弁会社・子会社を多数設立し現地生産を強化している点が強み。
- 国連グローバル・コンパクトネットワーク加盟企業として国際的評価が高い。
- ペットフード事業はかつて味の素ゼネラルフーヅから譲受した経緯がある。
- 社名の由来は創業期の「大成化工」時代に由来し広く知られていない。
- NHK大河ドラマのスポンサーは過去に多数務めているが、現在は主に民放大型番組に集中。
- 国内で誕生した衛生用品技術が海外進出の足がかりとなっている。
将来展望
成長ドライバー
- アジア新興市場での衛生用品需要拡大
- 高齢社会に伴う介護用品市場の成長
- ペット市場の継続的拡大と新製品開発
- サステナビリティ対応製品への消費者支持増加
- 医療・衛生意識の高まりによるマスク需要拡大
- オンライン販売チャネルの強化と多様化
- 革新的製品技術による市場競争力向上
- グローバル展開の深化による新規事業創出
- 環境規制強化に適応した製品・素材革新
- 健康・ウェルネス分野への参入拡大
- 女性活躍推進による企業イメージ向上
- デジタルマーケティングの活用推進
戦略目標
- 海外売上比率70%以上の達成
- 再生可能エネルギー100%の完全実現
- 介護・ペット関連事業売上の2倍化
- 新製品の年間発売数を20件以上に拡大
- 全製品ラインで環境配慮設計を標準化
- 高度な研究開発インフラの強化
- 女性管理職比率30%以上の達成
- デジタルトランスフォーメーションによる効率化
- 全社的なサプライチェーンの持続可能化
- グローバルブランド認知度の大幅向上
事業セグメント
パーソナルケア製品製造
- 概要
- 多様な衛生用品の製造を担い、品質管理と供給安定を確保。
- 競争力
- 高機能製品の大量生産とカスタマイズ対応
- 顧客
-
- 国内外の小売チェーン
- ドラッグストア
- 専門店
- 医療機関
- 介護施設
- 製品
-
- 生理用品
- 紙おむつ
- 介護用吸水製品
- 衛生用品
- マスク
ペット用品製造販売
- 概要
- 犬猫用の高品質なフードと周辺ケア用品を提供。
- 競争力
- ブランド力と多様な商品ラインナップ
- 顧客
-
- ペットショップ
- 動物病院
- オンライン販売事業者
- 小売チェーン
- ペットオーナー
- 製品
-
- ペットフード
- ペット用排泄ケア用品
- 健康ケア製品
- ウェットティッシュ
業務用食品包装資材
- 概要
- 食品安全と効率化を支援する包装資材を開発・提供。
- 競争力
- 独自吸水技術と素材開発力
- 顧客
-
- 食品メーカー
- 加工業者
- 飲食店
- 外食チェーン
- 製品
-
- 吸水シート
- トレーマット
- 清掃用シート
- 包装材
OEM・ODM事業
- 概要
- 高い技術力と品質保証でOEM供給を展開。
- 競争力
- 柔軟な設計対応と大量生産能力
- 顧客
-
- 海外衛生用品メーカー
- 国内大手商社
- 専門店チェーン
- 製品
-
- 生理用品
- 紙おむつ
- ペット用品
環境・リサイクル事業
- 概要
- 環境負荷削減を目指すリサイクル技術と製品開発。
- 競争力
- 独自の衛生的リサイクル技術
- 顧客
-
- 自治体
- リサイクル業者
- 企業
- 製品
-
- 使用済み紙おむつのリサイクル技術
- 環境配慮型製品
流通・物流サービス
- 概要
- 効率的な配送網と在庫管理で製品の安定供給をサポート。
- 競争力
- シームレスなサプライチェーン運営
- 顧客
-
- 小売業者
- 製造部門
- 配送業者
- 製品
-
- 物流管理
- 在庫管理システム
技術研究開発
- 概要
- 市場ニーズに対応した次世代製品の開発を推進。
- 競争力
- 長年蓄積された技術力と共同研究体制
- 顧客
-
- 社内開発チーム
- 外部研究機関
- 製造工場
- 製品
-
- 新素材研究
- 製品性能向上技術
- 環境技術
競争優位性
強み
- アジアでの強固なマーケットシェア
- 高い技術力による先進的製品開発
- 安定した海外売上比率60%以上
- 多角化された製品ラインナップ
- 持続可能な経営と環境配慮
- 成熟したブランドイメージ
- グローバルな製造・販売ネットワーク
- 多様な販路と販売チャネル
- 強力な財務基盤と健全な利益率
- 積極的な研究開発投資
- 先進的な生産技術の導入
- 国連認証を受けた社会的評価
- 幅広い顧客層へのリーチ
- 高品質な生産管理体制
- 戦略的提携による事業拡大
競争上の優位性
- アジアの市場シェアで圧倒的リーダー
- 独自技術で開発した超薄型吸収材
- 多様な形態の製品群による市場適応性
- 国際的な販路拡大と現地生産体制
- 環境対応製品で差別化を実現
- 高機能マスク製品の確立
- ペット市場で成長が期待される事業基盤
- サステナビリティ重視の経営姿勢
- グローバルな物流網で高い供給安定性
- ブランド力を活かした多様なマーケティング
- 独自のリサイクル技術による環境優位性
- 高品質管理による顧客信頼の確保
- 積極的な海外M&Aと提携戦略
- 長期的視点での研究開発体制の整備
- 顧客ニーズに迅速対応できる柔軟性
脅威
- 国内市場の人口減少による需要減少
- 競合他社との価格競争激化
- 原材料価格の変動リスク
- 海外市場の政治・経済情勢不安定
- 環境規制強化に伴うコスト増加
- 技術革新の停滞による競争劣位
- 為替変動による収益影響
- 社会的イメージ悪化のリスク
- 感染症拡大の影響による需給変動
- 特許権侵害などの法的リスク
- サプライチェーンの途絶リスク
- 新規参入者による市場分散
イノベーション
2024: 再生可能エネルギーへの全面切り替え
- 概要
- 2023年11月にRE100に加盟し、事業活動で消費する電力を100%再生可能エネルギーに切り替えを開始。
- 影響
- 環境負荷低減と社会的評価向上を実現
2023: 中国ペットフード会社JIA PETSと資本提携
- 概要
- 現地ペットフード製造会社との資本業務提携により中国市場でのプレゼンス強化。
- 影響
- アジア最大市場でのシェア拡大と収益向上
2022: 使用済み紙おむつから再生パルプ抽出の特許取得
- 概要
- 廃棄おむつから衛生的かつ安全な高品質パルプを再生する技術を開発、特許を取得。
- 影響
- 持続可能な製品サイクルとコスト削減
2021: 顔がみえマスクの発売
- 概要
- 表情が見える新設計マスクを開発し、介護・コミュニケーション支援に貢献。
- 影響
- 社会的価値向上と新市場開拓
2020: 超快適マスクの大幅改良
- 概要
- 呼吸しやすく快適性を高めたマスク技術をアップデートし、品揃え強化。
- 影響
- マスク市場における競争力強化
サステナビリティ
- 使用済み紙おむつの再生リサイクル技術の推進
- RE100加盟に伴う再生可能エネルギー100%調達目標
- 製品パッケージの環境負荷低減へバイオ素材導入
- 女性の社会進出を促進する雇用創出活動
- 国連ビジネス行動要請(BCtA)への参加と表彰
- 製造工場における省エネルギー及び水使用削減
- 地域社会との連携による環境保全活動への参画
- 生物多様性保護のための原材料調達方針の実施
- サプライチェーンの環境・社会・ガバナンス評価
- 持続可能な成長を目指すCSRプログラムの強化
- 再利用可能、またはリサイクル可能な製品設計拡大
- 全世界における労働環境の改善と人権尊重の徹底