セントラル警備保障
基本情報
概要
セントラル警備保障は1966年創業の日本を代表する警備・セキュリティサービス企業で、業界三大手の一角を担い東日本を地盤に多様な警備サービスを展開しています。
現状
2023年度において、セントラル警備保障は約623億円の連結売上高を達成し、営業利益は約34億円にのぼっています。主力事業は機械警備と施設警備で、JR東日本をはじめ大手企業と強力に提携し安定した収益基盤を築いています。技術面ではAI搭載の自律走行型警備ロボットの開発にも着手し、新たな安全保障サービスを展開中です。制服のリニューアルやウェアラブルカメラの装備など先進的な取り組みも進行中で、業界内での競争力維持に寄与しています。持続可能な社会に向けた環境配慮や地域社会への貢献活動も積極的で、2024年には他警備会社の常駐警備事業を取得し事業拡大を図っています。今後は地域密着型のセキュリティサービスとIoTを活用した新技術導入を強化し、2030年に向けた成長戦略に注力しています。
豆知識
興味深い事実
- 1966年ビートルズ来日公演の警備を担当した初仕事
- 警備業界で制服の色を緑に変えた草分け的存在
- JR東日本が主要株主で歴代社長の多くがJR東日本出向者
- 日本コカ・コーラ本社で自律走行型警備ロボットを初運用
- 全国47都道府県に提携会社を擁するセントラルセキュリティリーグを形成
- 長野オリンピックや東京オリンピックなど大規模イベントの警備を担当
- 制服には防刃ベストや特殊警棒、ウェアラブルカメラを装着
- 鉄道警備に特化した持分法関連会社を複数運営
隠れた関連
- 三井物産や住友商事など三井グループとの深い取引関係がある
- JR東日本グループと強い結びつきがあり、多くの役職者が出向
- 警備ロボットの技術がIT企業やロボットベンチャーと連携している
- 日本コカ・コーラの本社警備で新技術導入の実証実験を行っている
- 警備業界特有の天下り人事が多い企業としても知られている
- 全国の提携警備会社で地域の警備サービスをカバーするネットワークを持つ
- 放送局の警備も多数担当し、番組スポンサーとしても活動中
- ウェアラブルカメラ映像はJR東日本の旅客司令部に遠隔配信される
将来展望
成長ドライバー
- AI・ロボット技術の活用による警備効率向上
- 公共施設や大型商業施設のセキュリティ強化需要
- 鉄道インフラ警備の需要拡大
- ホームセキュリティ機器の普及拡大
- 地域ネットワークを活用した地方展開強化
戦略目標
- 自律走行型警備ロボットの国内シェア30%獲得
- 機械警備と人材サービスの収益を倍増
- 環境に配慮したサステナブル経営の定着
- 地域密着型サービスの全国展開加速
- デジタルセキュリティサービスの新規事業確立
事業セグメント
施設警備サービス
- 概要
- 多様な施設での安全確保と監視サービスを提供。
- 競争力
- 大手企業と提携した実績と幅広いネットワーク
- 顧客
-
- オフィスビル管理会社
- 商業施設運営者
- 放送局
- 公共施設運営者
- 鉄道事業者
- 製品
-
- 常駐警備
- 巡回警備
- 監視システム運用
- イベント警備
鉄道警備サービス
- 概要
- 鉄道利用者の安全維持と快適な利用環境を支援。
- 競争力
- JR東日本との提携と持分法関連会社の強み
- 顧客
-
- JR東日本
- 東京メトロ
- 都営地下鉄
- 鉄道関連施設
- 製品
-
- 駅構内警備
- 車内警乗
- 車椅子介助
- 忘れ物窓口業務
機械警備システム
- 概要
- 機械式警備設備と遠隔監視によりリスク軽減を実現。
- 競争力
- ファミリーガードアイを中心としたホームセキュリティ
- 顧客
-
- 個人宅
- 中小企業
- 自治体
- 商業店舗
- 製品
-
- 機械警備システム構築
- 遠隔監視サービス
- アラーム連動システム
警備ロボット開発
- 概要
- 先進技術を活用し効率的な警備業務を支援。
- 競争力
- AIによる自律走行とリアルタイム通知機能
- 顧客
-
- 大型施設
- ショッピングモール
- 都市開発事業者
- 製品
-
- 自律走行型警備ロボット
- 異常検知通知サービス
- スマート端末連携システム
教育・研修サービス
- 概要
- 高度な警備スキルと法令知識の普及。
- 競争力
- 長年の業界経験を活かした体系的研修プログラム
- 顧客
-
- グループ警備会社
- 新人警備員
- 既存スタッフ
- 製品
-
- 警備業務研修
- 法令遵守講習
- 安全管理教育
競争優位性
強み
- 業界三大手のブランド力
- JR東日本との強力な提携関係
- 広範なネットワークによる全国展開
- 先端技術の導入とロボット開発力
- 多様な警備サービスの提供
競争上の優位性
- 持分法適用関連会社を通じた鉄道警備事業の独占的地位
- AI搭載ロボットによる効率的な警備体制
- ウェアラブルカメラ等先進装備の導入
- 三井グループをはじめ大手企業との親密な関係
- 広範なCSLネットワークによる地方対応力
脅威
- 警備員の不祥事によるブランドイメージ低下リスク
- 労働力不足による人材確保の困難
- 警備業界の法規制強化とコンプライアンス負担
- AI・自動化技術の他社導入による競争激化
- 社会情勢変化による警備需要の変動
イノベーション
2021: 制服デザインの全面リニューアル
- 概要
- グループ統一の環境配慮型スマートデザイン制服を導入。
- 影響
- 安全性とブランドイメージの向上
2021: 自律走行型警備ロボットの運用開始
- 概要
- 日本コカ・コーラ本社でAI搭載警備ロボットを運用開始。
- 影響
- 警備効率の向上と新規事業の開拓
2022: ウェアラブルカメラの全面装備
- 概要
- 全警備員にウェアラブルカメラを配備しリアルタイム監視強化。
- 影響
- 証拠収集と警備品質の向上
2023: 常駐警備事業の取得
- 概要
- 阪急阪神ハイセキュリティサービスから常駐警備事業を取得。
- 影響
- 事業基盤の拡大とシェア増加
サステナビリティ
- 制服素材に再生可能素材を採用
- 環境負荷低減のための業務効率化推進
- 地域防災訓練や教育活動への積極参画
- 安全・安心社会実現に向けたCSR活動強化
- グリーンエネルギー利用促進の検討