アルテック
基本情報
概要
アルテックは1976年創業の東京都中央区拠点の産業機械専門商社で、ペットボトル原料や3Dプリンタを主力とし国内外で事業展開しています。
現状
アルテックは2024年現在、連結売上規模は約160億円で、特殊産業機械の卸売と製造を主軸としています。主に包装機械や3Dプリンタ、デジタルフォトプリンタ、帯電防止剤など多角的な製品を提供し、国内外に子会社を持ち中国・タイ・インドネシアに製造拠点を有しアジア市場の強化を進めています。近年は日本GLPとの提携で物流用自律搬送ロボットの販売とリースを展開し、トルコ電動バスの日本輸入も開始するなど新規事業領域へも進出しています。過去の業績浮き沈みから、リストラや連結子会社吸収合併による効率化を図りながら持続的な黒字転換に注力。持続可能性面では新素材事業の拡大と自動化投資により生産性向上を目指しています。2025年以降はアジア地域の製造強化と新技術採用で競争力増強を図り、持続的成長のための事業多角化戦略を推進中です。
豆知識
興味深い事実
- 設立当初は包装容器製造機器の輸入販売が主力
- 2006年に大幅赤字を計上したが迅速に黒字復帰を果たした
- 日本GLPと提携し先端物流ロボットを手掛ける数少ない商社
- 電動バスの販売はアジア系国外メーカーとのパートナーシップに依る
- 4つの子会社を2008年に吸収合併し事業再編を完了
- タイ、インドネシアに生産子会社を設立しアジア戦略を強化
- 製品ラインナップに最新のIT機器と産業機械を融合
- 創業者から複数代にわたり経営を継承
- 歴史的に複数の関連会社を分社化・統合を繰り返してきた
- 産業機械卸売業の中でも独自色の強い新素材の取り扱いが特徴
隠れた関連
- 物流業界最大手日本GLPとの密接な連携により市場独占的地位を構築
- トルコの商用電動バスメーカーと日本に先駆けた独占販売契約を締結
- アジア複数国に生産・開発子会社があり国内基盤と海外生産を融合
- カナダClearpath Roboticsの製品を日本で専売する権利を持つ日本唯一の企業
- かつて分社化されたエーアールエス等の各子会社と連携し成長戦略を推進
- 日本の大手製造業向けに特殊3Dプリンタの導入支援とメンテも担う
将来展望
成長ドライバー
- アジア製造拠点の増強と効率化
- 物流自動搬送ロボット市場の拡大
- 環境対応型製品・電動バス需要増大
- 産業用3Dプリンタの普及促進
- 国内外の包装市場成長
- AI・IoTを活用した製造支援
- BtoBでの新規取引拡大
- 持続可能な素材開発への注力
- 公共交通インフラの電動化
- 新興市場での事業開拓
戦略目標
- アジア地域売上比率50%以上達成
- 物流自動化機器で国内トップシェア獲得
- 環境対応製品売上比率40%以上
- 新規事業で全売上の20%を占める
- 社内生産性の30%向上
- 持続可能な経営体制の確立
- 経常利益率10%以上の維持
- グローバルパートナーシップ強化
- 従業員満足度90%以上の実現
- 長期的なEV・環境技術開発投資推進
事業セグメント
製造向け産業機械卸売
- 概要
- 産業機械・素材を製造業者に卸し多様な生産現場を支える。
- 競争力
- 多品種の特殊産業機械取り扱いと海外製品の国内市場対応力
- 顧客
-
- 包装機械メーカー
- 食品製造業
- 化粧品製造業
- プラスチック成形業者
- DVDメディア製造業
- 製品
-
- 包装容器製造機械
- 3Dプリンタ
- 帯電防止剤
- DVD用ケース製造機械
新素材製造・販売
- 概要
- 合成樹脂製品や中間材を自社子会社製造と卸売で提供。
- 競争力
- アジア拠点を生かした原料調達と品質管理体制
- 顧客
-
- 飲料メーカー
- 製造用中間材メーカー
- 化成品メーカー
- 製品
-
- ペットボトル用プリフォーム
- 合成樹脂製品
- 帯電防止剤
物流・自動化機器販売
- 概要
- 最先端の自動搬送ロボットを物流現場に特別価格で提供。
- 競争力
- 海外先端技術の国内独占販売権
- 顧客
-
- 物流会社
- 倉庫業者
- 製造工場
- 製品
-
- 自律走行搬送ロボット
- 省人化物流設備
商用車販売・メンテナンス
- 概要
- トルコ製電動バスの輸入販売と点検整備サービス提供。
- 競争力
- 日系大手企業との戦略的提携による市場調査とサポート
- 顧客
-
- 公共交通事業者
- 企業の社用車部門
- 製品
-
- 小型電動バス
- 車両メンテナンスサービス
研究開発支援サービス
- 概要
- 3Dプリンタなど先端技術の活用支援サービスを提供。
- 競争力
- 専門商社ならではの導入ノウハウと技術サポート
- 顧客
-
- 製造業R&D部門
- 教育機関
- 試作モデル製作所
- 製品
-
- 3Dプリンタ導入支援
- 試作加工・設計サポート
海外市場開拓サポート
- 概要
- 中国、タイ、インドネシアの製造ネットワークを活かし海外展開を支援。
- 競争力
- アジア市場に精通したネットワークの活用
- 顧客
-
- 中小製造業者
- 輸出事業者
- 製品
-
- アジア製造子会社の活用
- 貿易関連サービス
競争優位性
強み
- 多様な産業機械製品ラインナップ
- 国内外の製造拠点を保有
- 特殊機械分野の専門性
- 強固な海外パートナー連携
- 新規事業領域の積極展開
- 物流業界大手との連携
- 長年の業界実績と信頼
- 自社製造子会社による品質管理
- 多国籍顧客層の確保
- 最新技術の導入推進
競争上の優位性
- 3Dプリンタなど最新技術の早期採用
- 中国・東南アジアに製造子会社を展開
- 物流自動化機器の日本独占代理販売権
- 多様な産業分野に対応できる製品群
- 公共交通向け電動バスの国内展開開始
- 競合にない包括的な技術サポート体制
- 長期黒字確保に向けた抜本的な経営改善
- 専門商社としての顧客密着サービス提供
- 地場企業との連携による市場開拓力
- 環境配慮製品やサービスの拡充
脅威
- 新興国との価格競争激化
- 原材料価格の高騰リスク
- 環境規制の強化による製品対応コスト増加
- グローバル経済の不透明感による需要減少
- 新技術開発の競合進展
- 国際貿易摩擦の影響
- 自然災害による生産拠点被害
- 為替変動による収益変動リスク
- 物流の遅延・人手不足問題
- 新規参入企業の台頭
イノベーション
2023: トルコ製電動バスe-JESTの日本販売開始
- 概要
- 欧州仕様の小型ノンステップ電動バスを日本で販売開始し業界革新を図る。
- 影響
- 新規市場開拓と環境対応商品の提供
2022: 自律搬送型ロボットOTTOの販売・リースサービス開始
- 概要
- 物流大手との提携により自律走行型搬送ロボットを日本市場で展開開始。
- 影響
- 物流自動化推進と省人化に貢献
2021: 中国製造子会社の生産能力強化
- 概要
- 蘇州・広州など製造拠点の設備更新で製造効率の大幅向上に成功。
- 影響
- 製造コスト削減と納期短縮を実現
2020: 3Dプリンタ販売代理店の拡充
- 概要
- ストラタシス社製3Dプリンタの国内販売体制を強化し試作需要に対応。
- 影響
- 市場シェア拡大と技術接点強化
サステナビリティ
- アジアにおける製造子会社の環境負荷低減
- 省エネルギー型産業機械の推進
- 物流ロボットによるCO2排出削減支援
- 環境対応電動バスの市場導入
- リサイクル資材の積極活用
- ISO14001認証取得の推進
- 社会貢献活動として環境教育支援
- 環境配慮型製品のラインナップ拡大
- 取引先との環境負荷共同削減
- 持続可能な事業運営体制の構築