大森屋
基本情報
概要
大森屋は1955年設立の海苔・ふりかけ製造を主力とする国内シェア上位の食品メーカーです。
現状
大森屋は2018年9月期に連結売上高約178億円、営業利益約4億円、純利益約6億円を計上しています。主力の海苔製品で市場シェア3位を確保し、特に味付け海苔とふりかけで高い認知度を誇ります。積極的なマス広告展開によりブランド価値を向上させ、製品ラインナップも多様化を進めています。福岡や大阪に複数の工場や事業所を構え、安定した製造供給体制を整備しています。近年は「バリバリ職人」など新商品開発に注力し、消費者ニーズの変化に対応。原材料価格の高騰や市場の価格競争が課題ですが、品質向上と販路拡大を推進しています。持続可能な資源利用や地域貢献活動にも取り組み、2030年に向けた成長戦略を策定しています。
豆知識
興味深い事実
- 1927年創業、海苔加工に特化した老舗企業です。
- 海苔加工国内シェアで常に上位に位置しています。
- CMソングはポーランド民謡の替え歌として有名です。
- 「バリバリ職人」シリーズは若年層にも人気。
- 大阪市此花区に本社を置き地域経済に貢献。
- 歴代社長は楠瀬・稲野両家が務める家族経営。
- 業界内でも高い品質管理基準を維持しています。
- 多くのテレビ番組のスポンサーとしても活躍。
- ギフト市場での海苔詰合せは定番商品です。
- 江戸時代風情ある海苔の味づくりにこだわり。
隠れた関連
- 地元大阪の地域特産品と連携した商品展開を強化。
- 製品の多くが全国のコンビニ商品の主要原料として使用。
- 食品加工技術を他業種のOEM提供に活かしています。
- 長年取引のある漁業組合と安定的な原料調達契約を締結。
- テレビCMへ著名人を起用しブランドイメージを構築。
- 地域向けに食育事業や海苔の啓蒙活動を実施中。
- 業務用市場と家庭用市場双方に深い信用を築いています。
- 関連企業との技術共有と共同開発を継続。
将来展望
成長ドライバー
- 健康志向食品と機能性海苔製品の需要拡大
- 国内外ECチャネルの拡大と強化
- 海苔原料の安定調達と品質向上策
- ギフトマーケットの多様化対応
- 働きながら食べる層の簡便食需要増加
- 持続可能な環境配慮型製品への注力
- 地域密着型マーケティングの深化
- 海外アジア市場への段階的進出
- 原材料価格高騰対応のコスト管理強化
- デジタル化・自動化による生産効率改善
- OEM事業のさらなる拡大と多角化
- 新規顧客層開拓のためのブランド戦略
戦略目標
- 海苔加工品で国内シェアトップ2の獲得
- 売上高300億円以上の達成
- 環境負荷低減に向け包装プラスチック半減
- 健康志向製品の売上構成比を40%以上に
- DX推進による生産・販売効率の大幅改善
- 地域社会貢献活動の継続拡充
- 海外市場での売上比率を10%以上に拡大
- 従業員の働きやすさ向上と定着率改善
- 新素材開発による差別化製品の市場投入
- 既存商品のブランド価値向上と再構築
事業セグメント
業務用海苔製品供給
- 概要
- 業務用需要に応じた多様な海苔関連製品を安定供給しています。
- 競争力
- 高品質で多彩な製品ラインナップと安定供給能力
- 顧客
-
- 飲食店
- 仕出し弁当業者
- 食品加工業者
- スーパーマーケット
- 食堂・給食事業者
- ホテル・旅館
- 製品
-
- 業務用味付け海苔
- 焼き海苔
- ふりかけ原料
- お茶漬けセット
- ギフト用製品
製造委託・OEM
- 概要
- OEM事業で多様な製品の受託製造を手掛けています。
- 競争力
- 高い技術力と柔軟な生産体制
- 顧客
-
- 他食品メーカー
- 小売業者
- 通信販売会社
- 健康食品メーカー
- 外食チェーン
- 製品
-
- 味付け海苔製造委託
- ふりかけOEM
- スープ・お茶漬けOEM
- レトルト加工食品
原料販売
- 概要
- 加工海苔の原料を安定供給し、品質管理に注力しています。
- 競争力
- 業界内での信頼ある原料調達ルート
- 顧客
-
- 海苔養殖業者
- 調味料メーカー
- 食品原料商社
- 他製造業者
- 製品
-
- 乾燥海苔原料
- 調味液
- 加工海苔材料
販促支援サービス
- 概要
- 販売チャネル向けに販促支援サービスを展開しています。
- 競争力
- 海苔市場に特化した豊富な経験とノウハウ
- 顧客
-
- 小売業者
- 通信販売企業
- 地域特産品卸
- ギフトショップ
- 製品
-
- 売場提案
- 販促イベント企画
- 商品包装デザイン
- マーケティング支援
競争優位性
強み
- 国内加工海苔市場で3位のシェア
- 多様で認知度の高い製品ラインナップ
- 確立されたマス広告とブランド力
- 全国に広がる販売チャネル
- 複数の専用工場と安定生産体制
- 長年の業界経験と経営陣の安定性
- 多様なOEM・委託生産能力
競争上の優位性
- 味付け海苔での高い技術と品質管理力
- 消費ニーズに応じた新規商品の迅速投入
- 地域密着の強い営業体制と販路網
- 幅広い世代に受け入れられるブランド認知
- ギフト需要や業務用ニーズへの対応力
- 継続的な広告投資による認知度維持
- 安定的な原料調達ルートの確保
脅威
- 原材料高騰によるコスト増加圧力
- 競合他社との差別化困難な市場環境
- 消費者嗜好の多様化による需要変動
- 国内人口減少に伴う市場縮小リスク
- 海外原料依存による為替リスク
- 食品安全規制の強化と対応コスト
- 新規代替食品の台頭
イノベーション
2021: 新工場設備への刷新と自動化導入
- 概要
- 福岡工場・広川工場で最新の製造ラインを導入し自動化を推進。
- 影響
- 生産効率20%向上、品質安定性強化
2020: 「バリバリ職人」シリーズの市場投入
- 概要
- 若者向けに食感と味の改良を重ねた新味付海苔製品を発売。
- 影響
- 売上拡大と新規顧客獲得に成功
2023: 環境配慮型包装素材の導入
- 概要
- 製品包装に生分解性フィルムを採用し環境負荷軽減に貢献。
- 影響
- プラスチック使用量15%削減
2022: オンライン販促プラットフォーム構築
- 概要
- EC・通販チャネル向けにデジタルマーケティング強化のため新システム導入。
- 影響
- EC売上10%増を実現
2024: 新規健康志向製品の開発推進
- 概要
- 減塩・機能性成分配合商品など健康志向製品を積極展開へ。
- 影響
- 市場拡大と顧客満足度向上目指す
サステナビリティ
- 生産過程での廃棄物削減とリサイクル推進
- 環境配慮型包装資材の積極導入
- 地域漁業との連携による持続可能な原料調達
- 従業員の環境意識向上施策の実施
- 社会貢献活動と連動したサステナビリティ啓発