横浜冷凍
基本情報
概要
横浜冷凍は1948年創業の国内有数の冷蔵倉庫事業者であり、水産品中心の食品卸売業を主力とする業界有力企業です。
現状
横浜冷凍は2023年9月期に連結売上高約1338億円、営業利益約38億円を達成し、安定した財務基盤を維持しています。主力事業である食品卸売部門は売上の8割超を占め、特に水産品の取り扱いが約7割にのぼります。冷蔵倉庫事業は業界内で2位の収容能力を誇り、国内50ヶ所以上の物流拠点を展開しています。海外展開ではタイに現地法人を設け、冷蔵倉庫・卸売事業を展開中です。十勝農事組合との契約栽培システムなど地域密着型の取り組みも特徴です。2022年の東証プライム市場への移行や最新施設の開設による物流強化により、中長期的な成長基盤を固めています。サステナビリティの面では環境負荷低減を意識した管理体制を整備し、通関業務の効率化も推進しています。これらを背景に、今後も食品卸売と冷蔵倉庫の融合によるシナジーを追求し、事業拡大を図る方針です。
豆知識
興味深い事実
- 北海道十勝産地と共同契約栽培システムを展開
- 冷蔵倉庫収容能力は国内2位、100万トン超
- 株主優待は水産品の詰め合わせが人気
- みなとみらいの横浜コネクトスクエアに本社を構える
- 1948年設立の老舗冷蔵物流企業
- 東証プライム上場企業として信頼性が高い
- 全国主要港湾で通関業務も手がける
- 冷蔵・冷凍倉庫を50ヶ所以上所有
- 物流効率化に向けたスマートセンター開設
- 地域産品の販路拡大に注力
隠れた関連
- 北海道芽室町との契約栽培による産地連携が強固
- タイに現地法人を設置しアジア展開を推進
- 横浜FCのユニフォームスポンサーを務め地元経済に貢献
- 大黒埠頭など主要港湾で通関業務を担い輸出入物流に強い
- 十勝グリーン・オーナーズ・クラブ制度で農家と持続的関係を構築
- 株主優待が地域水産物の販促にも寄与
- 食品卸売と倉庫事業の融合戦略で業界内に独自の地位を築く
- 冷凍・冷蔵物流分野での最新テクノロジー導入に積極的
将来展望
成長ドライバー
- 食品の安全性に対する消費者意識の高まり
- 地域産品のブランド価値向上による需要増
- Eコマース市場拡大に伴う低温物流需要の増大
- 国際物流ネットワークの強化とアジア市場拡大
- 環境規制強化に対応した省エネ物流技術の推進
- デジタル化による物流効率の継続的向上
戦略目標
- 倉庫収容能力を国内トップに引き上げる
- 環境負荷削減のためのカーボンニュートラル達成
- 地域連携型の契約栽培制度を全国展開
- 高度デジタル管理体制の導入完了
- 海外拠点のさらなる拡大と売上比率向上
- 安全・安心な食品流通の持続的確立
事業セグメント
冷蔵倉庫事業
- 概要
- 全国50ヵ所超の冷蔵・冷凍倉庫を活用し、食品の安全な保管・物流サービスを提供。
- 競争力
- 豊富な倉庫ネットワークと温度管理技術により高品質な保管を実現
- 顧客
-
- 食品メーカー
- 物流会社
- 卸売業者
- 商社
- 小売業者
- 飲食業者
- 製品
-
- 冷凍食品保管サービス
- 鮮魚・水産品保管
- 農畜産物保管
- 物流センター運営
食品卸売業務
- 概要
- 主に水産品や農畜産物を取り扱い、全国の小売店や業務用顧客へ安定供給しています。
- 競争力
- 産地直結の契約栽培システムと通関業務の一貫体制を構築
- 顧客
-
- 食品小売店
- 飲食チェーン
- 加工食品メーカー
- 輸入業者
- 地方卸売市場
- 製品
-
- 冷凍魚介類卸売
- 冷凍畜産品卸売
- 加工作物卸売
- 産地直送食品
通関・物流支援サービス
- 概要
- 港湾地区や拠点での通関業務、物流全般の効率化を支援しています。
- 競争力
- 港湾周辺に強い拠点展開で迅速な通関処理が可能
- 顧客
-
- 輸入業者
- 輸出業者
- 物流企業
- 食品メーカー
- 製品
-
- 通関代行
- 物流センター管理
- 貨物輸送調整
競争優位性
強み
- 国内最大級の冷蔵倉庫収容能力
- 全国に分散する物流拠点ネットワーク
- 水産品卸売分野での高い市場シェア
- 産地との長期契約栽培システム
- 通関業務の専門性と港湾連携
- 安定的な財務基盤
- 東証プライム市場上場による信用力
- 食の安全管理に優れた体制
競争上の優位性
- 50ヶ所超の冷蔵拠点による圧倒的保管力
- 水産品卸売中心の専門性で顧客ニーズに対応
- 産地直結の農畜産物調達ネットワーク
- 全国主要港湾での通関サービスでトータル支援
- 統合物流システムによる効率的な食品流通
- 株主優待品による顧客および株主の強い支持
- 長年の市場展開に基づく信頼性とブランド力
- 最新設備導入による品質・安全管理強化
脅威
- 食品冷蔵物流におけるコスト増加圧力
- 自然災害による倉庫・流通網の影響リスク
- 食の安全規制強化による対応負担増大
- 国内市場の人口減少に伴う需要落ち込み
- 競合の物流効率化および価格競争激化
- 国際情勢変化による輸出入通関リスク
- 気候変動が水産・農畜産物供給に与える影響
イノベーション
2023: 恵庭スマート物流センター竣工
- 概要
- 最新冷蔵・冷凍設備を導入した物流拠点を北海道恵庭市に開設。
- 影響
- 物流効率向上と食品鮮度保持能力を大幅に強化
2022: 東証プライム市場へ市場移行
- 概要
- 東京証券取引所の市場制度改革に伴いプライム市場に指定替え。
- 影響
- 企業信用力向上と投資家層拡大に寄与
2020: つくば物流センター完成
- 概要
- 収容能力100万トンを突破した大規模物流センターを開設。
- 影響
- 物流拠点の強化により全国輸送の効率化を実現
2021: タイ現地法人の設備増強
- 概要
- タイの冷蔵倉庫事業に最新設備を導入しサービス品質向上。
- 影響
- 東南アジア市場での競争力向上と事業拡大
2023: デジタル温度管理システム導入
- 概要
- 倉庫内温度をIoTセンサーでリアルタイム監視する仕組みを導入。
- 影響
- 食品の品質保持と管理コスト削減に寄与
サステナビリティ
- 省エネ設備導入によるCO2排出削減
- 食品ロス削減プログラムの推進
- 地域社会との連携による環境保全活動
- 環境配慮型物流の促進
- 安全衛生管理強化による労働環境改善