ティーケーピー
基本情報
概要
ティーケーピーは2005年設立の貸会議室運営に強みを持ち、不動産賃貸および関連サービスにおいて国内最大手として成長した企業です。
現状
ティーケーピーは2020年2月期に連結売上高543億円、営業利益63億円を計上し、貸会議室事業で国内最大手の地位を築いています。 多様な不動産物件を活用し、時間単位での貸出をインターネット販売により効率化しました。事業は貸会議室の他、ホテル・リゾート事業、料飲・ケータリング、イベント空間プロデュース、コールセンター・BPOなど多角化が進んでいます。アパホテルとのフランチャイズ契約によりホテル運営も強化しています。近年は海外のレンタルオフィス事業日本法人の子会社化やスポーツクラブの運営会社への出資も実施しました。2024年にはリリカラ、ノバレーゼの子会社化で幅広い空間創造事業を展開しています。競合他社にはヒューリックやイオンモールなどが存在し、業界内での差別化に注力中です。今後は貸会議室を基軸にしながら空間サービスの集約化、BPO事業拡大、地域連携強化を推進する予定です。
豆知識
興味深い事実
- 設立初期は取り壊し間近な建物を活用して事業拡大。
- 社名「TKP」は創業者の河野貴輝のイニシャルに由来。
- 貸会議室事業を時間単位で切り売りするモデルを先駆的導入。
- レンタルオフィス日本法人の全株式を取得し一時期展開。
- アパホテルと提携しホテルフランチャイズを展開。
- 飲食仕出し弁当事業を既存の老舗から譲受・拡大。
- Jリーグの大分トリニータの筆頭株主に名前を連ねる。
- 簡易宿所(カプセルホテル)事業にファーストキャビンと提携。
- 子会社を通じて多様な空間プロデュース事業を展開。
- 東京都職員共済組合の宿泊施設運営を受託。
隠れた関連
- 創業者の伊藤忠商事時代の経験が事業戦略に大きく影響。
- 大分トリニータ出資により地域スポーツ振興と企業連携を強化。
- ケータリング事業はほっかほっか亭系出資により融合発展。
- レンタルオフィス事業の譲渡で選択と集中を実施。
- ノバレーゼ子会社化でウエディング市場参入の多角化戦略。
- リリカラ子会社化でインテリア分野とのシナジー創出。
- 貸会議室のIT予約システムは業界標準とされることもある。
- アパホテルとのフランチャイズ提携は業界内でも異例の連携。
将来展望
成長ドライバー
- 国内法人需要の回復と成長
- イベント回復による貸会議室需要増加
- 多角化事業の収益寄与拡大
- DX推進による予約管理・顧客サービス革新
- 地域密着型ホテル・宿泊事業の強化
- サステナビリティ対応への積極投資
- 新市場・新規顧客層の開拓
- 海外展開の再構築と強化
- フランチャイズモデルの拡張
- 包括的空間サービスのパッケージ化
戦略目標
- 貸会議室市場シェア50%超の維持・拡大
- 関連サービスの売上比率40%達成
- 地域連携型イベントスペース増強
- ITシステムの高度化と顧客体験向上
- サステナブル経営推進によるESG評価向上
- 新規事業の売上比率20%達成
- 多様な働き方支援で人材定着率向上
- CSR活動の充実によるブランド価値向上
- 海外事業における収益基盤確立
- グループ全体での企業社会責任強化
事業セグメント
貸会議室運営
- 概要
- 法人や団体向けに多様な会議スペースと周辺サービスを提供します。
- 競争力
- 全国展開のネットワークとIT予約システムによる利便性
- 顧客
-
- 大手企業
- 中小企業
- 官公庁
- 教育機関
- イベント企画会社
- フリーランス
- 製品
-
- 時間貸し会議室
- 長期賃貸プラン
- 会議機材レンタル
- インターネット予約システム
- ケータリングサービス
ホテル・宿泊事業
- 概要
- 多様な宿泊施設を運営し地域観光振興と連携します。
- 競争力
- 不動産ノウハウを活かした多角的宿泊サービス提供
- 顧客
-
- 観光客
- ビジネスマン
- 旅行代理店
- 地域自治体
- 製品
-
- 温泉旅館サービス
- 簡易宿所運営
- ホテルフランチャイズ運営
ケータリング・料飲サービス
- 概要
- 会議やイベントに最適な飲食サービスを総合的に展開。
- 競争力
- 老舗からの事業譲受による高品質調理体制
- 顧客
-
- イベント主催者
- 企業の会議室利用者
- パーティー運営者
- 製品
-
- 弁当仕出し
- ケータリング料理
- 飲食イベント企画
イベント空間プロデュース
- 概要
- 多様なイベントに対応する空間と運営のトータルサポート。
- 競争力
- 会議室運営知見を活かした効率的空間活用
- 顧客
-
- 企業セミナー運営
- 展示会主催者
- 各種催事企画会社
- 製品
-
- イベント会場設営
- 企画運営支援
- 映像音響レンタル
コールセンター・BPOサービス
- 概要
- 業務効率化を支援する受託業務サービスを提供しています。
- 競争力
- IT技術連携による高品質サービスと効率運用
- 顧客
-
- 通信企業
- 金融機関
- 通販事業者
- 物流企業
- 製品
-
- 顧客対応コールセンター
- 事務処理代行
- バックオフィス支援
レンタルオフィス事業
- 概要
- 多様なニーズに対応するオフィススペースの提供事業。(2023年に譲渡)
- 競争力
- 短期間利用可能な柔軟な契約体系
- 顧客
-
- スタートアップ
- 個人事業主
- 外資系企業
- 製品
-
- 個室オフィス
- コワーキングスペース
- バーチャルオフィス
ウェディング事業
- 概要
- 結婚式場を中心にした高品質なウエディングサービス。
- 競争力
- ノバレーゼ子会社化によるブランド力強化
- 顧客
-
- カップル
- 結婚式プランナー
- ブライダル事業者
- 製品
-
- 結婚式場運営
- 婚礼コーディネート
- 式典企画支援
不動産管理・運用サービス
- 概要
- 保有不動産の運用最適化と資産価値維持を支援。
- 競争力
- 長年の不動産運用ノウハウ
- 顧客
-
- 不動産オーナー
- 法人投資家
- マンション管理組合
- 製品
-
- 不動産賃貸管理
- 建物メンテナンス
- 資産運用コンサルティング
ITシステム開発・運用
- 概要
- 社内外向けのITソリューション開発と運用。
- 競争力
- 事業ニーズに即したIT設計とカスタマイズ
- 顧客
-
- 自社事業部門
- 外部法人
- 販売パートナー
- 製品
-
- 予約管理システム
- 販売データ分析
- ネット広告運用
物流サービス
- 概要
- 自社及び外部事業の物流拠点ネットワークを運用。
- 競争力
- 効率的な物品管理と輸配送体制
- 顧客
-
- ケータリング事業
- イベント資材提供
- 企業納品
- 製品
-
- 食材配送
- 機材輸送
- 資材管理
マーケティング・広告宣伝
- 概要
- 総合的なマーケティング支援を実施しています。
- 競争力
- 多様なチャネル活用による広範囲露出
- 顧客
-
- 自社サービス
- 提携企業
- イベント主催者
- 製品
-
- イベントプロモーション
- ブランド企画
- デジタル広告展開
教育・研修施設運営
- 概要
- 法人向け教育および研修施設の運営とサポート。
- 競争力
- 法人ニーズに特化した専用設備とサービス
- 顧客
-
- 法人研修機関
- 教育機関
- 企業内研修担当
- 製品
-
- 研修用スペース貸出
- 教材提供
- 運営サポート
競争優位性
強み
- 貸会議室で全国最大手のネットワーク
- 多角的な空間サービス展開
- 充実したIT予約・管理システム
- 長年の不動産賃貸管理ノウハウ
- 多彩な事業による収益源の分散
- 強力な法人営業基盤
- 柔軟な時間貸しマーケティング
- 地域密着のホテル事業展開
- ケータリング事業のブランド信頼
- 資本・業務提携による事業拡大
- イベント運営ノウハウ
- 高品質なBPOサービス提供
- グループ子会社化による事業強化
- 顧客ニーズに即したサービス改善
- 多職種への人材育成体制
競争上の優位性
- 貸会議室を全国展開し市場シェアトップ
- 顧客ニーズに合わせた多様なサービス提供
- ITを活用したスムーズな予約管理
- ホテルや料飲事業とのシナジー効果
- 大手法人顧客との安定的取引関係
- 音響・映像設備やケータリング等一括提供
- 柔軟な時間貸しで単価最大化を実現
- 積極的な事業多角化でリスク分散
- 子会社戦略により専門性強化を推進
- フランチャイズ展開によるブランド拡大
- イベント空間プロデュースで差別化
- 地域の需要に応じたサービスカスタマイズ
- 多様な販売チャネルを活用し顧客獲得
- 高い顧客満足度と信頼性を維持
- 人材育成によりサービス品質を向上
脅威
- 新規競合の参入による価格競争激化
- コロナ禍等による会議需要の減少リスク
- オフィス賃料や不動産価格の変動影響
- IT技術革新による顧客ニーズの変化
- ホテル・宿泊事業における競争激化
- 法規制の強化による運営コスト増加可能性
- テレワーク普及による貸会議室需要減少
- 経済状況悪化による法人予算削減リスク
- 為替変動による海外事業の収益圧迫
- 大規模自然災害による施設損害リスク
- サプライチェーン障害による供給影響
- データ漏洩やセキュリティ問題の懸念
イノベーション
2024: リリカラ株式会社子会社化
- 概要
- 空間コーディネート強化のためインテリア資材企業を傘下に。
- 影響
- 空間づくりのワンストップサービス提供が可能に
2024: 株式会社ノバレーゼ子会社化
- 概要
- 高級ウエディング事業を展開する企業を子会社化し多角化推進。
- 影響
- ブライダル市場への本格参入とブランド拡充
2023: 日本リージャスホールディングス株式譲渡
- 概要
- レンタルオフィス事業を譲渡、事業効率化とコア事業集中。
- 影響
- 経営資源の集中により貸会議室事業の強化を推進
2020: コールセンター・BPO事業開始
- 概要
- 法人向け業務アウトソーシングサービスを新規事業として開始。
- 影響
- 収益多角化と顧客基盤拡大に貢献
サステナビリティ
- 省エネ設備導入による環境負荷低減
- 地域社会との連携による街づくり支援
- 建物リニューアルでの資源リサイクル促進
- 多様な働き方を支援する社内制度
- 災害時緊急対応体制の強化