日本ヒューム

基本情報

証券コード
5262
業種
ガラス・土石製品
業種詳細
建設資材・設備
都道府県
東京都
設立年
1925年10月
上場年
1949年05月
公式サイト
https://www.nipponhume.co.jp/
東証情報
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他の会社
NJS, 日水コン, ノザワ, 旭コンクリート工業, 日本コンクリート工業, トーヨーアサノ, 三谷セキサン, 日本興業, ヤマウホールディングス, ヤマックス, アジアパイルホールディングス, ベルテクスコーポレーション, ブルーイノベ

概要

日本ヒュームは1925年創業の国内最大手のコンクリート製品メーカーで、ヒューム管分野のシェア20%を持ち、PC基礎杭の製造・施工も展開する建設資材業界のリーディングカンパニーです。

現状

日本ヒュームは2025年3月期に連結売上高約371億円、営業利益20億円、純利益30億円を達成しています。主力製品のヒューム管は下水道向けで業界首位のシェア20%を保持しているものの、下水道普及の成熟により市場は縮小傾向にあります。売上の主力はPC基礎杭の製造・施工事業に移行しており、技術力と製造ノウハウを活かし競争優位を維持しています。管路診断や管渠更生事業、不動産賃貸業も手掛け多角化を図っています。近年は耐震化工法や高耐圧コンクリート推進管の開発など技術革新を積極的に推進し、土木学会賞なども受賞しています。環境配慮型製品開発や持続可能なリソース活用に注力し、地域社会への貢献活動も実施しています。将来的にはPC基礎杭事業拡大と管路診断技術の深化が成長の鍵となり、海外拠点の活用も視野に入れています。全社的な組織体制の強化による効率向上と新工法・新製品開発を通じて、2025年以降も競争力強化を目指しています。

豆知識

興味深い事実

  • 日本初の遠心成型によるヒューム管製造を特許取得
  • ヒューム管市場で国内シェア約20%のリーダー企業
  • 土木学会賞など多数の技術賞を受賞している
  • 工場跡地を活用したスノーヴァというスポーツ施設を運営
  • 太平洋セメントグループの一員として資材供給に強み
  • 創業からほぼ100年の歴史を持つ老舗企業
  • 独自の管路更生工法を複数保有し業界に貢献
  • 国内に複数の工場と海外拠点を展開
  • 社内で環境配慮型製品の開発に20年以上取り組む
  • 公共事業のインフラ資材として欠かせない存在
  • 製品は東京オリンピック関連の下水インフラにも採用
  • 環境改善計画など関連会社を通じ環境事業に参画
  • 製造過程で防腐・耐久性に優れた技術を活用
  • 管路診断事業は2000年代初頭から手掛けている
  • 埼玉・三重・九州など全国に主要工場を持つ

隠れた関連

  • 太平洋セメントとの資本関係を活かし原材料調達コストを抑制
  • 不動産事業にて工場跡地を活用し地域経済に貢献
  • 複数の技術開発により土木学会など公共機関と強い連携関係
  • 国内下水道市場の動向が売上に大きな影響を与えている
  • スポーツ施設運営を通じ地域住民との接点形成に成功
  • 関連会社を通じ管路更生や環境技術の幅広い展開を行う
  • 海外展開で東南アジアのコンクリート製品市場に浸透
  • 土木建築市場のインフラ再整備需要を長期的に捉えている

将来展望

成長ドライバー

  • PC基礎杭事業の拡大による収益増加
  • 老朽化インフラの管路更生需要増加
  • 環境配慮型製品への市場シフト
  • 公共インフラ投資の継続的な復活
  • 技術革新による耐震・耐久製品の差別化強化
  • 海外市場展開と東南アジア需要の拡大
  • 不動産・スポーツ事業による多角化効果
  • デジタル技術を活用した施工効率向上
  • 高齢化社会に対応したインフラ更新ニーズ拡大
  • 厳格な環境規制による高性能製品需要増

戦略目標

  • PC基礎杭分野で国内シェアトップ維持
  • 管路診断・更生事業の売上倍増
  • 環境負荷低減製品の売上比率70%達成
  • 海外市場売上比率20%以上確保
  • 工場の省エネ・環境負荷削減目標達成
  • 技術開発に年間売上の5%以上投資
  • 地域社会との連携強化によるCSR推進
  • DX活用による生産と施工の高効率化
  • 新規事業・製品開発の売上比率15%超
  • 社員育成プログラム充実で高技能人材確保

事業セグメント

コンクリート製管材事業

概要
下水道等インフラ向けに耐久性の高いコンクリート管製品と施工技術を提供。
競争力
独自の遠心成型技術と多様な更生工法の開発力
顧客
  • 地方自治体上下水道部
  • 土木工事業者
  • 建設コンサルタント
  • 工事施工業者
製品
  • ヒューム管各種
  • 高耐圧推進管
  • 耐震管路製品
  • 管路更生工法

プレストレストコンクリート杭事業

概要
建築基礎用PC杭の一貫製造・施工サービスを展開し高品質を実現。
競争力
長年の実績に基づく高強度杭の供給と施工力
顧客
  • 建設会社
  • デベロッパー
  • 民間建築事業者
  • インフラ整備企業
製品
  • PC基礎杭製造
  • PC杭施工工事
  • 杭打ち機械
  • 特殊施工技術

管路診断・管渠更生事業

概要
老朽化管路の調査診断および長寿命化を図る更生技術を提供。
競争力
管路の総合診断技術と多様な再生工法保有
顧客
  • 上下水道管理者
  • 地方公共団体
  • 建設コンサルティング企業
  • 環境保全事業者
製品
  • 管路腐食診断
  • 耐震化工法
  • ハイビーエム工法
  • 3Sセグメント工法

不動産環境事業

概要
遊休地を活用したオフィス賃貸やスポーツ施設の運営事業を展開。
競争力
自社工場跡地の有効活用と地域密着型運営
顧客
  • 企業テナント
  • スポーツ愛好者
  • 地域コミュニティ
  • イベント主催者
製品
  • 賃貸オフィススペース
  • スポーツ施設運営
  • 駐車場管理
  • 施設メンテナンス

海外事業

概要
インドネシア、香港等で現地施設向けにコンクリート製品の供給と施工を行う。
競争力
現地法人による迅速な対応力と日本品質の提供
顧客
  • 東南アジア建設会社
  • 海外プラント事業者
  • 現地自治体
  • 国際インフラ投資家
製品
  • 現地向けヒューム管製造
  • コンクリート製品供給
  • 工事請負サービス

競争優位性

強み

  • 国内ヒューム管分野で高い市場シェア
  • 独自の遠心成型製造技術
  • 多様な耐震・更生工法を保有
  • 長い歴史と信頼性のあるブランド
  • 多工場体制による安定供給力
  • 幅広い製品ラインナップ
  • 強固な顧客基盤(公共・民間双方)
  • 海外進出による成長余地
  • 技術開発に対する積極的な投資
  • 多角化による収益安定化
  • 環境配慮型製品・サービスの提供
  • 筒状建材分野での専門性
  • 高品質施工ノウハウ保有
  • 堅実な財務基盤
  • 地域社会との良好な関係

競争上の優位性

  • ヒューム管国内トップシェアで安定的な市場基盤を確保
  • 独自特許技術による高品質製品製造力に優位性
  • 耐震化・管渠更生工法で差別化した技術サービス提供
  • PC基礎杭分野でもトップクラスの製造・施工技術を保有
  • 多拠点の工場展開で需給調整と迅速納品が可能
  • 管路診断・更生技術で社会インフラの長寿命化に貢献
  • 多角的事業展開により景況変動リスクを分散
  • 地域インフラ及び建設市場に密着した顧客接点を保持
  • 公的プロジェクトへの豊富な納入実績が信頼基盤
  • 環境に配慮した製品開発を続け独自のポジション形成
  • 海外拠点での現地向け事業展開に柔軟対応可能
  • 歴史的背景と顧客ネットワークによる安定的な受注
  • 社内の技術開発力による新技術導入が迅速
  • スポーツ事業など非建設関連の多角化で収益基盤拡大
  • 労働安全と品質管理に注力し顧客満足度を高めている

脅威

  • 下水道向け管市場の縮小傾向による需要減退
  • 建設業界の景気変動による受注不安定化
  • 原材料コンクリート資材費の高騰リスク
  • 新規代替材料・技術の普及による競争激化
  • 労働人口減少による人材確保難
  • 自然災害による生産設備の被害リスク
  • 環境規制の強化による生産コスト増加
  • 競合他社の新技術開発によるシェア侵食
  • 海外事業の政治・経済リスク
  • 公共事業予算の削減による影響
  • 技術者不足による技術継承の困難
  • 社会的要請の変化による製品・サービス需要変動

イノベーション

2023: FN継手の開発

概要
セグメント継手の新設計FN継手を開発し、接合性能を向上。
影響
継手部の耐久性と施工性を大幅に改善

2021: 大口径既設管耐震化工法開発

概要
既設大口径管の耐震補強工法を新たに開発し安全性を強化。
影響
管路の地震リスク低減と長寿命化を実現

2020: JIP-PIPE 高耐圧対応推進管製造開始

概要
高耐圧対応コンクリート推進管の製造技術を獲得し製品化。
影響
耐圧性能向上で多様なインフラ構築に対応

2022: フロートレス工法の実用化

概要
新しい管路更生技術フロートレス工法を導入、施工効率を向上。
影響
工期短縮と費用削減に貢献

2024: 環境対応パイル開発

概要
環境負荷低減型PC基礎杭の新製品を開発、環境配慮を強化。
影響
省エネ・環境負荷低減を実現

サステナビリティ

  • 省エネルギー型製造プロセス導入
  • 環境負荷低減コンクリート材料開発
  • 工場跡地の緑地化及び地域活動協力
  • 廃棄物リサイクル率90%以上達成
  • 省資源型パッケージングの採用
  • 建設業界の環境規制基準適合推進
  • 労働安全衛生管理の強化
  • サプライチェーン環境配慮の推進
  • 地域コミュニティーとの連携による環境保全
  • 社内環境教育プログラムの実施
  • 持続可能な材料調達の推進
  • CO2排出削減目標の設定と公開