大豊工業

基本情報

証券コード
6470
業種
機械
業種詳細
自動車部品
都道府県
愛知県
設立年
1944年12月
上場年
1999年03月
公式サイト
http://www.taihonet.co.jp/
東証情報
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Yahoo!ファイナンス
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他の会社
ダイニック, 日鋳造, トーアミ, モリテックスチール, トリニティ工業, ニチダイ, 東海理化, フタバ, カーメイト, 野崎紙

概要

大豊工業は1944年設立のトヨタグループの主要自動車部品メーカーで、国内で高シェアのすべり軸受を中心に多彩な機械部品を製造しています。

現状

大豊工業は2023年3月期に連結売上高約1051億円、営業利益6億円を計上し、トヨタ系企業への供給が7割を占めています。主力製品のすべり軸受はトヨタ自動車のエンジンベアリングにおいて約9割のシェアを誇り、国内自動車メーカーへの安定供給体制を築いています。技術開発ではアルミダイカストや金型製造のほか、グローバル展開も進めており、アジアや欧米に子会社を展開しています。サステナビリティ面では環境負荷低減に注力し、製造工程の効率化や資源循環に取り組んでいます。今後は新素材導入と品質向上を柱に、EV関連部品開発を強化して成長を図る戦略です。人材育成と技術継承を重視し、グローバルマーケットでの競争力維持に努めています。金融面では安定した資産基盤を生かし、設備投資を適切に実施しています。

豆知識

興味深い事実

  • 設立は1944年でトヨタグループの老舗部品メーカー。
  • トヨタ自動車のエンジンベアリングで約90%の市場占有率。
  • 国内外に複数の工場と技術開発拠点を持つ多国籍企業。
  • アルミダイカスト製品と金型も手掛ける多角的事業展開。
  • 多くの国内自動車メーカーへ供給する国内有数の軸受メーカー。
  • 米国、タイ、ハンガリーなど6カ国にグループ拠点を展開。
  • 組付け製品や溶接機械部品の製造を含め事業多角化。
  • 主力株主はトヨタ自動車33.1%、豊田自動織機4.8%。
  • 三井住友アセットマネジメントのトヨタグループ株式ファンド構成銘柄。
  • 岐阜県可児郡の大豊岐阜株式会社を吸収合併して事業展開。
  • 卓越した精密加工技術で長年のパートナーシップを形成。
  • 物流効率化のための独自コンベヤシステムも手掛ける。
  • 創業当初は西尾精機株式会社として発足した歴史がある。
  • 技術開発センターを愛知県豊田市に設置している。
  • 国内従業員は約1960人、連結では約4212人を擁する

隠れた関連

  • トヨタグループ各社との密接な部品供給ネットワークが競争力の源泉。
  • 三井住友アセットマネジメントのトヨタグループ株式ファンドの構成銘柄として資金が集まっている。
  • 米国や東南アジア、欧州のグループ企業を通じて世界の自動車市場に製品を供給。
  • 主要技術はエンジンの耐久性向上に大きく寄与し、自動車産業の燃費向上策に連動。
  • 自動車産業の電動化に対応した新素材や製品設計の研究開発に注力中。
  • 岐阜県土岐市のタイホウパーツセンターは部品供給のハブ機能を担う。
  • 同業他社の日本鋳造や野崎印刷紙業などと競合しつつともにサプライチェーンを支える。
  • 豊田自動織機との株主提携により製造設備の高度化を図る施策も実施。

将来展望

成長ドライバー

  • 自動車業界の環境規制強化への対応需要
  • 電動車向け高機能軸受や部品開発の加速
  • トヨタグループとの取引深化で安定受注
  • 海外市場、とくにアジア新興国での拡大
  • 製造プロセスのデジタルトランスフォーメーション
  • 省エネ・環境対応製品の需要拡大
  • 高度な組付け技術による付加価値向上
  • 新素材・新技術の研究開発による競争力強化
  • グローバル供給網の整備と効率化
  • 人材育成による技術継承とイノベーション推進
  • 産業用機械市場向けの拡大策
  • 品質管理体制の強化による信頼獲得

戦略目標

  • グリーンモビリティ対応製品比率50%以上達成
  • 海外売上比率を40%以上に拡大
  • デジタル化を推進し生産効率を30%向上
  • 従業員の技術力を年率5%向上させる
  • CO2排出量を2010年比30%削減
  • 多様な製品ラインアップによる新市場開拓
  • 持続可能な調達体制の構築
  • 顧客満足度90%以上の維持
  • サプライチェーンのリスク分散強化
  • 高機能金型製造技術の国内トップ維持

事業セグメント

自動車エンジン部品供給

概要
主要国内自動車メーカーにエンジン関連部品を一貫供給し、高精度製造技術で安定品質を提供。
競争力
トヨタグループとの強固な取引関係と高精度加工技術
顧客
  • トヨタ自動車
  • 日産自動車
  • ホンダ
  • 三菱自動車
  • スズキ
  • マツダ
  • ダイハツ
  • いすゞ
  • スバル
  • 自動車部品サプライヤー各社
製品
  • エンジン用すべり軸受
  • エンジンベアリング
  • アルミダイカスト部品
  • エンジン補機類
  • オイルシール
  • ガスケット
  • メタルベアリング
  • 排気部品

産業機械向け軸受・金型製造

概要
産業機械分野向けに軸受や金型を供給し、多様な用途に適応した高耐久製品を提供。
競争力
幅広い製品ラインナップとカスタム対応力
顧客
  • 工場設備メーカー
  • 建設機械メーカー
  • 農機メーカー
  • 重電メーカー
  • 工作機械メーカー
  • 産業機械部品商社
製品
  • 含油軸受
  • 産業用ベアリング
  • プレス金型
  • 溶接機械部品
  • 物流搬送機械部品

海外市場拡大事業

概要
グローバル展開の子会社を通じて海外市場に製品供給を拡大中。
競争力
現地生産・販売網の整備と品質管理力
顧客
  • 欧米自動車メーカー
  • アジア現地自動車メーカー
  • 現地部品販売会社
  • 海外工業機械企業
製品
  • 輸出向けすべり軸受
  • 海外生産用金型
  • 産業機械部品

組付け製品受託サービス

概要
複雑部品の組付け受託により、顧客の生産効率向上に寄与。
競争力
高度な組付け技術と品質保証体制
顧客
  • 自動車メーカー
  • 二次部品メーカー
  • 物流会社
製品
  • エンジン補機組付け
  • 駆動系組立ユニット
  • 物流用搬送ユニット

研究開発用特注部品

概要
研究開発用途向けの高精度・短納期部品を提供。
競争力
柔軟な設計対応と迅速なプロトタイピング
顧客
  • 自動車開発部門
  • 大学研究機関
  • 産業技術研究所
製品
  • 試作軸受部品
  • 実験用金型
  • カスタムシール材

競争優位性

強み

  • トヨタ自動車との強固な取引関係
  • 高精度の軸受製造技術
  • 広範な国内外生産拠点
  • 多様な製品ラインナップ
  • 強力な技術開発体制
  • 安定した財務基盤
  • 効率的な組付けサービス能力
  • グローバルな販売ネットワーク
  • 金型製造の専門技術
  • 長年の業界経験
  • 環境配慮型製造プロセス
  • 充実した顧客サポート体制
  • 産業機械分野への展開
  • 多角的な製品用途
  • 持続可能性への取り組み

競争上の優位性

  • エンジンベアリング国内トップシェア約90%
  • トヨタグループとの持分法関連会社関係
  • 高品質かつ多機能な製品提供力
  • 海外にも子会社を展開しグローバル対応
  • 多様な顧客ニーズを満たす製品群
  • 高度な加工技術によるコスト競争力
  • 独自のアルミダイカスト技術保有
  • 効率的な物流と販売チャネル網
  • 複雑部品の組付け技術に強み
  • 持続的な品質改善と技術革新への投資
  • 環境対応製品開発の先駆者
  • 生産設備の自動化推進
  • 永続的な人材育成プログラム
  • 迅速な顧客対応とサポート体制
  • モジュール化による製品開発速度向上

脅威

  • 国内自動車産業の生産・販売減速
  • 海外自動車メーカーとの競争激化
  • 原材料価格の変動リスク
  • 環境規制の強化によるコスト増
  • 新技術・新素材の市場導入遅れ
  • 為替変動による収益影響
  • 国際貿易摩擦・関税リスク
  • 代替技術(EV・電動化分野)の急速な進展
  • 人手不足による生産性低下リスク
  • グローバルサプライチェーンの不安定化
  • 品質問題発生時の信用低下リスク
  • サイバーセキュリティ脅威の高まり

イノベーション

2024: 高耐熱すべり軸受の開発成功

概要
従来製品より耐熱性能を30%向上させた新型軸受を開発。
影響
エンジン長寿命化と環境性能向上に貢献。

2023: アルミダイカスト製品の軽量化技術導入

概要
新素材活用による自動車部品の軽量化技術を実用化。
影響
車両の燃費改善とCO2削減効果。

2022: IoTによる製造ラインのスマート化推進

概要
工場内のIoTデバイス導入で生産効率を最適化。
影響
生産性15%向上と不良品減少を実現。

2021: 環境配慮型金型製造プロセスの導入

概要
省エネルギー型の金型製造工程を開発し工場に導入。
影響
年間エネルギー使用量20%削減。

2020: 高精度組付けロボットシステムの導入

概要
組付け工程に先進ロボットを投入し自動化を推進。
影響
作業効率30%改善と品質安定化。

サステナビリティ

  • 生産工程での廃棄物削減とリサイクル強化
  • CO2排出量2030年までに30%削減目標設定
  • 環境負荷低減のための材料選択最適化
  • 再生可能エネルギー導入の推進
  • 従業員環境教育プログラムの拡充
  • 地域社会との環境保全協働活動
  • 製品の長寿命化とメンテナンス性向上
  • 環境マネジメントシステムISO14001の維持
  • サプライチェーンの環境責任強化
  • 省エネ設備への積極的投資