コジマ
基本情報
概要
コジマは1963年設立の日本の大手家電量販店で、ビックカメラの子会社として関東を中心に多店舗展開し、多角的な家電販売と顧客サービスを強みとする企業です。
現状
コジマは2021年8月期に売上高約2980億円、営業利益約89億円を計上し、ビックカメラグループの一員として経営再建を進めています。主力の家電販売を中心に、白物家電の強化とポイントサービスの拡充で顧客基盤を堅持。全国22県から撤退し事業を効率化するとともに、共同出店や業態転換により収益性向上に努めています。長期保険や独自のポイントカード制度を導入し顧客満足度の向上を図っており、持続可能な経営と地域密着型店舗展開を目指しています。2025年には創業70周年のプロジェクトを開始しブランド力の強化を図るほか、ビックカメラとの連携体制を深化させ新規出店や店舗改装を推進。財務面では主要銀行との関係を維持しつつ、安定的な資金調達を実現しており、新ブランドやキャンペーンを通じて市場での競争力拡大を見込んでいます。
豆知識
興味深い事実
- 創業は1955年の個人商店「小島電気商会」から始まる
- かつて家電量販店売上日本一を1997年に達成
- ビックカメラの子会社化で経営再建を実現
- 「安値世界一への挑戦」を掲げた歴史がある
- 「コジ坊」と呼ばれる太陽のキャラクターが象徴
- ポイントカードは3種類のブランドで相互利用可能
- 長期保険を利用した家電の保証サービスを独自展開
- かつてインターネットプロバイダ事業も運営していた
- 神戸ハーバーランドにソフマップと共同出店を展開
- 店舗や看板のブランド転換により大型店舗へ集約
- ビックカメラグループ入り後、CMを共同制作
- かつては全国に全都道府県に出店していたが事業縮小
- 創業70周年に俳優奈緒をアンバサダーに起用し新展開
- 複数銀行からの借入による財務基盤を保持
- 東日本大震災以降の地域密着型店舗強化に注力
隠れた関連
- コジマ相談役の小島章利はとりせん会長の娘婿で店舗共有も実施
- ビックカメラの50%超株式保有によりグループ経営を推進
- 複数ポイントカード体系を持ちPontaとも提携する独特の運用
- かつて旧・日興證券出身者を社外取締役に登用し経営強化
- 長期保険サービスの不適切表示で北海道から指導を受けた経緯
- 廃家電不正処理問題による環境省からの勧告歴あり
- 大阪労働局による職業安定法違反の是正指導を受けている
- 旧来からのネオン管の太陽マーク看板は2022年に完全消滅
将来展望
成長ドライバー
- 家電量販店業態のビックカメラグループ内でのシナジー拡大
- デジタル家電・スマート家電需要の増加
- ポイントサービスによる顧客囲い込みの強化
- 地域密着型店舗づくりによる安定した顧客基盤
- 環境配慮型製品の販売拡大とESG対応
- EC・通販チャネルの強化による売上増加
- IoTやAI導入による業務効率化と顧客体験向上
- 中長期的な新ブランド戦略による認知度上昇
- 住宅関連サービスとの連携による付加価値創出
- サステナビリティ経営による社会的信頼獲得
- 複数チャネルでの顧客データ活用とマーケティング強化
戦略目標
- ビックカメラグループ内での店舗ネットワーク最適化
- 新ブランドメッセージ『Big Sunny Smile』浸透
- サステナブル製品販売比率50%以上の達成
- 顧客ロイヤルティ向上によるリピーター率向上
- デジタル技術による業務効率・顧客体験革新
- 地域社会と連携したCSR活動の継続拡充
- 企業の持続的成長を支える強固な財務基盤の構築
事業セグメント
法人向け電気製品販売
- 概要
- 法人顧客向けに業務効率化を支援する電気製品を提案・提供。
- 競争力
- 地域密着と大手ビックカメラとの連携による迅速対応
- 顧客
-
- オフィス
- 公共機関
- 学校
- 病院
- ホテル
- 商業施設
- 製品
-
- 業務用パソコン
- 業務用プリンター
- 大型ディスプレイ
- 通信機器
店舗運営支援サービス
- 概要
- 小売店舗の効率的な運営をサポートするシステム提供。
- 競争力
- 自社運営店舗で培ったノウハウ
- 顧客
-
- 家電小売業者
- 飲食店
- サービス業
- 製品
-
- POSシステム
- ポイント管理システム
- 店舗内ITサポート
リフォーム・住宅設備
- 概要
- 住宅関連サービスと電化製品設置を一体提供。
- 競争力
- 家電販売と連携したトータルサービス
- 顧客
-
- 住宅メーカー
- 個人顧客
- 不動産会社
- 製品
-
- 家電設置サービス
- 住宅リフォーム設備
- スマートホーム機器
競争優位性
強み
- ビックカメラグループの資本力と連携体制
- 関東を中心とした店舗網の強さ
- 白物家電の強化と顧客サービスの充実
- ポイントカード制度による顧客リテンション
- 直営主義による店舗運営の一貫性
- 長期保証サービスの充実
- 地域密着の店舗展開
- 多ブランド商品の豊富なラインアップ
- 通販とECを併用した多チャネル戦略
- 堅実な財務基盤と主要銀行との良好な関係
競争上の優位性
- ビックカメラとの業態連携により相互送客が可能
- 家電量販店としての長年の地域ブランド
- 幅広い商品群に対する競争力ある価格設定
- 独自ポイントカードとPontaポイント併用可
- 全国規模での店舗集約と大型店展開による効率化
- BtoB分野における専門的な提案力
- 独自の長期保険サービス提供で顧客満足向上
- 新ブランドメッセージでのブランディング強化
- ITシステムのPOS一元化で業務効率化
- 創業70年の信用と顧客基盤
脅威
- ヤマダ電機など競合他社の積極的な出店攻勢
- 消費者の家電購入需要の季節変動と景気影響
- オンライン通販市場の競争激化
- 店舗閉鎖に伴う地域でのブランド価値低下
- 家電製品の技術革新による在庫リスク
- サステナビリティ対応への社会的要求増加
- ポイントシステムの複雑化による顧客混乱
- 新型コロナウイルスの影響による顧客行動変化
イノベーション
2023: コジマ×ビックカメラ業態拡充
- 概要
- 従来のコジマ店舗をビックカメラブランドと統合し認知度と集客力を向上。
- 影響
- 売上増加と顧客基盤拡大に貢献
2024: 新ブランドメッセージ『Big Sunny Smile』導入
- 概要
- 70周年を機に企業イメージを刷新し、地域密着型のブランド強化を推進。
- 影響
- 顧客認知度向上と従業員のモチベーションアップ
2020: POSシステムビックカメラとの統合
- 概要
- 業務効率化と顧客データ活用のため店舗POSシステムを統合。
- 影響
- 販売分析精度向上と在庫管理の効率化
2022: ポイントサービス連携強化
- 概要
- コジマポイントカードとPontaポイントの相互利用を開始し利便性向上。
- 影響
- 顧客満足度が向上しリピーター増加
サステナビリティ
- 省エネ家電の販売促進
- 店舗の省エネルギー化推進
- 廃家電リサイクル適正化の徹底
- 地域社会との連携による環境保全活動
- 環境対応型店舗づくりの推進