きもと
基本情報
概要
きもとは1961年創業の特殊フィルムメーカーで、主に液晶向け機能性フィルムを製造し、化学業界で確固たる地位を築く企業です。
現状
きもとは2024年3月期において連結売上高99億1000万円、純利益3億3500万円を計上し、安定した経営基盤を維持しています。主力事業は液晶パネルなどに使用される機能性フィルムの製造で、国内外の電子・自動車関連メーカーに供給しています。創業以来培った写真測量フィルム技術を軸に、光学用フィルムや半導体関連材料の開発にも注力し、技術革新を続けています。サステナビリティを重視し、環境負荷の低減と資源循環型の製品開発を推進。2024年に本社を三重県いなべ市に移転し、地域密着型経営を強化しています。今後はスマートフォンや自動車向けの新機能フィルムの開発、グローバル市場での拡販を重点戦略としています。安定的な業績と技術力を背景に、持続的成長を目指し務めています。
豆知識
興味深い事実
- 航空写真測量用フィルム現像から始まった企業です。
- いなべ市で従業員が育てるダリア園を一般公開しています。
- 液晶用機能性フィルムの技術は業界内でも高く評価されています。
- 半導体封止材分野にも事業展開しています。
- 社名の「きもと」は創業者の名前に由来します。
- オートモーティブワールドで車載用フィルムを発表しています。
- 60年以上の歴史を持つ特殊フィルムメーカーです。
- 三重県内に複数の工場を保有しています。
- 埼玉と茨城にも工場と技術開発センターがあります。
- FacebookやInstagramなどSNSも活用した情報発信を行っています。
- 航空写真・図面複製のサービス事業も展開しています。
- 株式は2005年に東証二部へ上場しました。
- 東京証券取引所スタンダード市場に上場しています。
- 人口の少ない地域で農園事業を営む珍しい化学企業です。
- 特殊フィルム分野に特化した中堅企業として知られています。
隠れた関連
- JX金属など大手金属メーカーと連携し特殊フィルム製品を共同開発。
- 野崎紙、京写など同業近隣企業と技術交流を継続。
- 埼玉県の技術開発センターは地元産業支援も担っています。
- 三重県いなべ市の地域活性化に農園とイベントで貢献。
- SNS活用により若年層の採用強化を図っています。
- 自動車産業向けの高機能フィルムは住友ベークライトと競合。
- 海外拠点のKIMOTO TECH, INC.がグローバル市場展開を支援。
- 写真測量技術から電子材料メーカーへと業態転換した歴史を持つ。
将来展望
成長ドライバー
- 液晶・ディスプレイ市場の安定成長
- 車載用高機能フィルム分野の拡大
- 次世代半導体向け材料需要の増加
- 環境配慮型製品への需要高まり
- グローバル市場での製品展開強化
- 技術革新による新製品投入速度向上
- 地域密着経営による持続可能な発展
- 産業界のデジタル化に伴う材料需要増加
- サステナビリティ関連法律強化の対応力向上
- 多様な顧客ニーズへのカスタマイズ対応
戦略目標
- 液晶・電子材料分野の売上高倍増
- 車載用高機能フィルムの国内外シェア拡大
- バイオベース機能性フィルムの事業拡大
- CO2排出量半減と省エネルギー製造体制構築
- デジタルトランスフォーメーションの完遂
- 海外市場売上比率20%以上達成
- 地域社会との連携強化による共創モデル確立
- 製品ポートフォリオの多角化と新素材開発
- 従業員の技術力向上と働きやすい職場づくり
- 環境認証取得製品のライン拡充と普及
事業セグメント
電子材料事業
- 概要
- 高機能材料の研究開発と製造を通じて電子機器産業を支えています。
- 競争力
- 高精度・高機能フィルムの製造技術
- 顧客
-
- 半導体メーカー
- 液晶パネルメーカー
- 自動車部品メーカー
- 電子機器メーカー
- 製品
-
- 機能性フィルム
- 封止材
- 感光材料
- 光学フィルム
工業用保護材料
- 概要
- 多様な工業分野に向けた製品で表面保護を実現。
- 競争力
- 長年の現場ニーズ把握と製品最適化
- 顧客
-
- 建設資材メーカー
- 金属加工業者
- 光学機器メーカー
- 製造業全般
- 製品
-
- 保護フィルム
- 特殊フィルム
- 産業用材料
撮影・複製サービス
- 概要
- 航空写真や各種図面の撮影・複製サービスを提供。
- 競争力
- 航空測量技術に基づく高精度サービス
- 顧客
-
- 測量事務所
- 建設会社
- 行政機関
- 研究機関
- 製品
-
- 航空写真撮影
- 図面複製
- 関連映像制作
競争優位性
強み
- 高度な機能性フィルム製造技術
- 長年の写真測量技術に基づく独自ノウハウ
- 多様な工業分野への製品展開
- 国内外の堅固な顧客基盤
- 安定した財務基盤と利益率
- 地域密着型の経営体制
- 持続可能性を考慮した製品開発
- 製品開発と技術革新への積極的投資
- 多拠点工場による生産体制の強化
- 充実した研究開発センターを保有
- 長期的な顧客関係構築
- 多角化した事業ポートフォリオ
- 機能性フィルム分野の専門性
- グループ企業との連携強化
- 高い品質管理体制
競争上の優位性
- 特殊フィルム分野での国内トップクラスの技術力
- 液晶・半導体分野への深い製品知識と対応力
- 固有の光学特性制御技術での差別化
- 長年の顧客との信頼関係を活かした受注確保
- 研究開発センターによる新製品創出力
- 品質・環境面での高い認証取得と維持
- ニーズに応じたカスタマイズ製品の提供能力
- 内製化を推進しコスト競争力を維持
- 早期市場投入を可能にする開発体制
- 地域密着の柔軟な顧客サポート
- 多品種少量生産への対応力
- 海外市場への展開強化策
- 環境規制対応製品の拡充
- 積極的なIT活用による業務効率化
- 社員教育と技術継承の充実
脅威
- 海外メーカーの低価格製品との競争激化
- 原材料価格の変動リスク
- 技術革新のスピードに遅れるリスク
- 環境規制強化によるコスト増加
- 世界的な半導体市場の景気変動影響
- 主要顧客の購買戦略変化
- 新規参入者による市場分散化
- 自然災害による生産拠点の被害リスク
- 人材確保・育成の難しさ
- 為替変動による収益影響
- 情報セキュリティリスク
- 地政学的リスクによるサプライチェーン混乱
イノベーション
2025: 車載用高耐熱機能性フィルム開発
- 概要
- 自動車向けに高耐熱性を持つ新機能性フィルムを開発し、市場投入を予定。
- 影響
- 車載ディスプレイ分野への新規需要創出
2024: 環境配慮型バイオベースフィルム製品化
- 概要
- 再生可能資源を用いた環境負荷低減フィルムを開発、商用化に成功。
- 影響
- 製品ラインナップの環境対応強化
2023: 次世代液晶用偏光フィルムの性能向上
- 概要
- 光学特性を大幅改善し、省エネ性能を高める偏光フィルム技術を開発。
- 影響
- 顧客満足度向上と競争力強化
2022: AI活用による製造プロセス最適化
- 概要
- 工場にAIを導入し、歩留まり向上と品質安定化に成功。
- 影響
- 生産効率10%向上とコスト削減
2021: 新規感光材料の事業化
- 概要
- 半導体向け高感度感光材料を開発し、製品化。
- 影響
- 新市場開拓と売上増加へ貢献
サステナビリティ
- バイオベース素材の開発と導入促進
- 工場排水リサイクル率向上措置
- 省エネルギー型生産設備への更新
- 廃棄物削減およびリサイクル推進
- 地域環境保全活動への積極的参加
- 環境マネジメントシステムの強化
- サプライチェーンにおける環境基準遵守
- 従業員環境教育の定期的実施
- 製品の環境負荷評価と情報公開
- 持続可能な事業運営の指標設定
- グリーン購入の推進
- CO2排出量の削減目標設定