オカムラ
基本情報
概要
オカムラは1945年創業のオフィス家具・産業用機器の大手メーカーで、国内オフィス家具市場でトップシェアを持ち、海外にも拠点を展開しています。
現状
オカムラは2023年3月期に連結売上高2,770億円、純利益159億円を達成し、堅調な業績を維持しています。主力のオフィス家具事業では国内シェアトップであり、商環境事業や物流システム事業も展開しています。製品はデスクチェアやオフィスデスク、鉄道車両用座席など幅広く評価されており、デザイン性と機能性に優れています。社名変更や海外企業買収、AIによるオフィス改装提案など先進的な取り組みも推進。サステナビリティでは日本製鉄とのカーボンニュートラル協業があり、社会・環境に配慮した製品開発を行っています。今後は新技術導入や海外市場開拓を加速し、2030年に向けてさらなる成長戦略を推進中です。
豆知識
興味深い事実
- オカムラは日本のオフィス家具市場でシェアトップを維持している
- 創業は1945年で、戦後まもなく米軍向けスチール家具で成長した
- デザイナーのジョルジェット・ジウジアーロと連携し高機能チェアを開発
- オフィス家具売上高で世界4位の規模を持つ
- 鉄道車両用座席も手掛け、小田急ロマンスカーの座席を供給
- AIを活用したオフィスレイアウト提案技術を導入
- 商環境事業で店舗用什器の国内唯一のフルラインメーカー
- 創業地の岡村町に社名の由来がある
- かつてミカサという日本初の自動変速搭載小型車を製造
- 国内多くの有名ホールに劇場用椅子を納入している
- 従業員持株会が一定の株式を保有し、経営に協力
- 社名を岡村製作所からオカムラに変更しブランド強化中
- 三菱グループと密接な取引関係を維持している
- 本社は横浜天理ビルの19階に所在
- オカムラいすの博物館を東京・永田町に開設
隠れた関連
- 日本製鉄と連携し、鋼材調達とカーボンニュートラル化を協働推進
- 三菱UFJ銀行がメインバンクで三菱商事との取引も活発
- ジョルジェット・ジウジアーロがデザイン監修した有名チェアが複数ある
- 小田急ロマンスカーの座席設計に建築家岡部憲明が深く関与している
- AI技術を活用したオフィス改革サービスで新たな市場を開拓中
- 店舗什器分野で唯一のフルラインメーカーとして競合に優位性
- 国内有名ホールで採用されている劇場用椅子はオカムラ製が多い
- 1970年代に日本大学と共同で軽飛行機「N-52」を開発した歴史を持つ
将来展望
成長ドライバー
- AI・デジタル技術のオフィス環境への活用拡大
- 海外市場でのブランド認知と販売拡大
- 環境配慮製品への需要増加と規制対応
- 多様化する働き方に対応した製品開発
- 商環境・物流システム事業の成長促進
- デザイン性と機能性の高度化による差別化
- サステナビリティ対応による企業価値向上
- スマートファニチャー開発による新市場開拓
- 製造工程のスマート化による生産性向上
- 企業間連携を強化した技術革新促進
- ユーザー体験を重視したサービス展開
- 経済環境変動に強い多角化戦略
戦略目標
- オフィス家具国内シェア55%以上維持
- 海外売上比率を30%以上に拡大
- 全製品のカーボンニュートラル化実現
- AIやIoT活用製品ラインナップの拡充
- 商環境事業の国内市場シェア拡大
- 物流システムの省エネ・効率化推進
- 働き方変革支援サービスの構築と普及
- オンライン販売チャネルの強化
- デザイン賞受賞製品数を増加
- 従業員の多様性推進と働きやすい職場環境整備
事業セグメント
オフィス環境事業
- 概要
- フルラインのオフィス家具を提供し、幅広い顧客ニーズに対応する国内トップクラスの事業。
- 競争力
- 豊富な品ぞろえと国内市場トップシェア
- 顧客
-
- 国内大手企業
- 中小企業
- 教育機関
- 文化施設
- 医療福祉施設
- 研究機関
- 自治体
- 製品
-
- 事務用椅子
- オフィスデスク
- 会議用テーブル
- 収納家具
- ホームファニチャー
商環境事業
- 概要
- 店舗用什器や陳列棚の国内唯一のフルラインメーカーとして高いシェアを持つ。
- 競争力
- 多様な店舗ニーズに対応可能な製品群
- 顧客
-
- 大型スーパー
- ドラッグストア
- 小売店舗
- 物流業者
- 製品
-
- 陳列棚
- ショーケース
- 店舗什器
物流システム事業
- 概要
- 高度な物流システムと機器を提供し、省力化や効率化を支援。
- 競争力
- 金属加工技術を生かした精密製品製造
- 顧客
-
- 倉庫業者
- 物流業社
- 製造業
- 製品
-
- 物流ラックシステム
- 搬送機器
- 貨物移動機
鉄道車両向け設備事業
- 概要
- 鉄道車両向けに高品質な座席や装備品を提供。
- 競争力
- デザイナー監修の快適設計
- 顧客
-
- 鉄道会社
- 交通インフラ事業者
- 製品
-
- 車両用座席
- 内部装備品
パワートレーン事業
- 概要
- 自動車や産業機器向けに高精度な動力伝達部品を製造。
- 競争力
- 早期開発と製造技術に強み
- 顧客
-
- 自動車メーカー
- 産業機械メーカー
- 製品
-
- トルクコンバーター
- トランスミッション部品
競争優位性
強み
- 国内オフィス家具市場トップシェア
- 豊富な製品ラインナップと技術力
- 優れたデザイン性と機能性
- 金属加工技術を活かした製造力
- 強力な国内外販売ネットワーク
- 歴史あるブランドと信頼性
- カーボンニュートラル協業推進
- 多様な顧客ニーズへの対応力
- AI技術を活用したサービス展開
- 海外拠点によるグローバル展開
- 従業員の専門技術力と研修体制
- 高品質な業務用機器製造
- 安定した財務基盤と資本金規模
- 幅広い顧客層と堅固な取引関係
- 積極的な企業ブランド戦略
競争上の優位性
- 国内唯一の店舗用什器フルラインメーカー
- オフィス家具国内シェアトップの実績
- 世界4位のオフィス家具売上高
- デザイン業界著名人ジョルジェット・ジウジアーロ監修の製品
- AIを活用したオフィスレイアウト生成技術
- 日本製鉄と協業するカーボンニュートラル技術
- 多業種への展開によるリスク分散
- 長年の金属加工技術による高精度製品提供
- 安定収益を支える幅広い製品ポートフォリオ
- 国内外の大手企業からの強固な取引関係
- 製品の高い品質管理と耐久性
- 独自設計による快適性と安全性の両立
- 革新的な商品開発およびカスタマイズ能力
- 多様な販売チャネルとサービス体制
- グローバルな生産・販売ネットワーク
脅威
- 海外企業との激しい国際競争
- 原材料価格の変動による利益圧迫
- 経済情勢の変動による需要不確実性
- 急速なDX(デジタル化)への対応遅れ
- 環境規制強化によるコスト増加リスク
- 人材確保と技術継承の課題
- 新規参入企業の市場侵食
- 製品ライフサイクルの短縮化
- 為替変動による収益影響
- 顧客ニーズの多様化と高度化への対応負荷
- サプライチェーンの脆弱性リスク
- 技術革新の遅れによる競争力低下
イノベーション
2024: AI活用のオフィスレイアウト生成サービス
- 概要
- 人工知能を用いて改装後の最適なオフィスレイアウトを自動生成する技術を導入。
- 影響
- 顧客の業務効率化と快適性向上に寄与
2023: 英国オフィス家具メーカー買収
- 概要
- 欧州市場強化のため英家具メーカーを買収し、グローバル展開を加速。
- 影響
- 海外市場への販売拡大とブランド強化
2022: カーボンニュートラル協業開始
- 概要
- 日本製鉄と連携し、オフィス家具のカーボンニュートラル化推進。
- 影響
- 環境負荷低減とCSR評価向上
2021: 冷凍ショーケース工場竣工
- 概要
- 省エネ性能に特化した冷凍ショーケースの新工場を完成。
- 影響
- 店舗用什器市場での競争力向上
2020: 新型多機能オフィスチェア発売
- 概要
- コンテッサセコンダを新機能で刷新し、多様なニーズに対応。
- 影響
- 国内外での販売増加に貢献
サステナビリティ
- 日本製鉄とのカーボンニュートラル推進協業
- 省エネ設計ショーケースの製造・販売
- AI活用による無駄削減のオフィス環境提案
- 地域環境保全活動への積極参加
- 製品のリサイクルおよび廃棄削減施策
- エネルギー効率の高い製造プロセス導入
- 従業員の環境意識向上プログラム
- サプライヤーとの環境基準連携強化
- 長寿命製品設計による廃棄物削減
- 持続可能な資材調達方針の確立
- 業界団体を通じた環境改善活動参加
- 社会貢献としての環境教育支援