大和
基本情報
- 証券コード
- 8247
- 業種
- 小売業
- 業種詳細
- 総合小売・食料品小売
- 都道府県
- 石川県
- 設立年
- 1943年12月
- 上場年
- 2000年03月
- 公式サイト
- https://www.daiwa-dp.co.jp/
- 東証情報
- 東証情報
- Yahoo!ファイナンス
- Yahoo!ファイナンス
- 他の会社
- J・フロントリテイリング, 三越伊勢丹ホールディングス, 日カン, 高島屋, 松屋, エイチ・ツー・オーリテイリング, 近鉄百貨店, 丸井グループ, さいか屋, 井筒屋, 日建工学, ジェネックス
概要
大和は1943年に設立された北陸地方を拠点とする百貨店チェーンで、石川県を中心に香林坊店および富山店を運営し、地域に根差した小売業を展開しています。
現状
大和は石川県金沢市に本社を置き、2021年2月期には連結売上高約339億円を記録しました。主に香林坊店、富山店、高岡店(2019年閉店)の3店舗に経営資源を集中しており、厳しい地域経済環境の中で特色ある商品構成と店舗改革を進めています。長年の創業家経営による地域密着を軸に、百貨店の多角化も図り、出版や印刷、ホテル事業なども展開しています。しかし近年は新潟県内の店舗を2010年に全て閉鎖し、経営スリム化を推進。香林坊店は大規模改装によりブランド導入と若年層の集客を目指し、富山店は総曲輪フェリオの核店舗として安定営業を続けています。業績面ではリーマンショック以降赤字に陥ったものの、営業黒字化を目指した構造改革を実施し、現在は地域密着と選択と集中による安定経営を進めています。今後はサテライトショップの強化やオンライン通販拠点の拡充を図るほか、J.フロントリテイリングや大丸との提携関係を活用し、更なる収益改善を模索しています。
豆知識
興味深い事実
- 株式会社大和の社紋は梅の形を取り入れた独自のデザイン。
- 約100年続く老舗百貨店の歴史が地域住民に浸透。
- 豊富な有力顧客との長年の信頼関係を有する。
- 高岡店跡地には屋上庭園『セリオスカイガーデン』が設置されていた。
- 金沢香林坊に元本店の片町きらら再開発ビルが立地。
- 大和はJ.フロントリテイリング傘下の大丸と提携関係が強い。
- 1943年の合併で形成された歴史的百貨店チェーン。
- かつて多県展開したが現在は北陸三県の地域密着型に転換。
- 積極的に地方テレビ局へ出資し地域メディアにも関与。
- 歴代社長は井村徳三郎一族が継承するオーナー企業。
隠れた関連
- 大和は大丸松坂屋百貨店を傘下とするJ.フロントリテイリングの株を保有し提携関係強化。
- 昔の宮市洋品店時代から老舗陶器会社ニッコーの製品を取扱い地域と密接。
- 戦前戦後の業績維持に日本陸軍第9師団への御用商社としての販売拠点を活用した。
- 北陸地方の元有力百貨店丸越と合併した歴史が現在にも影響している。
- 関連企業として刊行している勁草書房は文学・文化の地域発信に重要な役割を果たしている。
- 営業再編前は新潟、長岡、上越などの店舗も展開し地域経済と密接に関わりを持っていた。
- 伝統的に北陸三県の社会経済界や政治家と歴史的な繋がりが強い。
- 特色ある地元ブランド商品の企画開発で地域経済活性化に寄与している。
将来展望
成長ドライバー
- 地域密着戦略による顧客基盤の強化と拡大
- 香林坊店・富山店の改装とブランド導入効果
- オムニチャネル戦略による通販販売の拡大
- J.フロントリテイリングとの提携強化による商品力向上
- 地方顧客ニーズに特化した商品・サービス開発
- 地域文化や観光との連携による新規顧客獲得
- 効率的店舗運営とコスト管理による利益改善
- サテライトショップネットワークの拡充
- 環境・社会対応を強化したCSR活動の深化
- 顧客向けデジタルマーケティング強化による関係深化
- 新業態・サービスの積極的導入による収益多様化
- 地域行政との連携による共同活性化プロジェクト推進
戦略目標
- 地元北陸地域の第一選択百貨店としての地位確立
- 営業拠点3店舗の高収益化と顧客満足度向上
- デジタルチャネルの強化による売上拡大
- サステナビリティ経営の実践と環境負荷削減
- 地域文化・産業支援活動の継続的拡大
- 多様な顧客層に対応した商品企画力の強化
- オムニチャネル体制の確立と新販路開拓
- 収益構造の改善による中長期的な安定成長
- 情報システム統合と顧客データ活用の高度化
- 地域社会貢献を企業価値向上の柱と位置付け
事業セグメント
飲食店・レストランへの卸売
- 概要
- 地域の飲食業者に対して食材・ギフト商品を卸売提供し良好な取引関係を保持。
- 競争力
- 地域密着の食材調達と信頼ネットワーク
- 顧客
-
- 地元レストラン
- ホテル
- 料理教室
- ケータリング業者
- 製品
-
- 食品ギフトセット
- 地元食材調達
- 高級食材
小売業向け商品供給
- 概要
- 関係先百貨店・店舗に商品を安定供給し地域市場の活性化に貢献。
- 競争力
- 地域の商圏に即した商品開発
- 顧客
-
- ギフトショップ
- 地元百貨店
- 専門店
- 製品
-
- 贈答用品
- 地域特産品
- 季節商品
イベント・プロモーション事業
- 概要
- 地元の商業イベントや文化催事の企画運営で地域活性化を支援。
- 競争力
- 地元含めた広範なネットワーク
- 顧客
-
- 地域商工会議所
- 自治体
- 文化団体
- 製品
-
- イベント運営
- 広告制作
- 地域連携企画
子会社管理・運営支援
- 概要
- グループ全体の経営効率向上を実施する管理支援サービスを提供。
- 競争力
- 創業家による強力なグループ統括
- 顧客
-
- 関連企業
- グループ子会社
- 製品
-
- 経営管理
- 経理サービス
- 人事支援
競争優位性
強み
- 地域密着経営による強い顧客基盤
- 香林坊・富山店の物理的立地の良さ
- 長年の創業家経営による意思統一
- 多角化による収益の安定化
- 強力なブランドと提携関係
- きめ細かい顧客サービス
- 地方百貨店としての歴史と信頼
- 営業拠点の再編による効率化
- 地域文化への深い貢献
- 幅広い商品カテゴリーの取り扱い
- 長期間の顧客ロイヤルティ
- オンライン通販の展開
- サテライトショップの展開強化
- 有力な主要株主の支援
- 豊富なイベント実施実績
競争上の優位性
- 北陸地方に特化した地域密着型百貨店で競合との差別化を実現
- 香林坊店の再開発による商業面積の拡大とブランド導入で強い売上基盤
- J.フロントリテイリング・大丸との提携を活かした商品力と情報システムの共有
- 地元からの高い信頼と創業家経営による安定した経営体制
- 富山店における総曲輪フェリオ核店舗としての集客力と地域連携
- 多角化した子会社群を通じた新規事業の収益源確保
- 県内に限定した専門性の高い販売チャネル構築
- 積極的な店舗改装による若年層への訴求力向上
- 多様な地域資産や文化を活かした差別化商品群
- 各店の特色を活かしたサービス展開で差別化を図る
脅威
- 都市部百貨店との厳しい競合環境
- オンラインショッピングの急速な普及による集客減少
- 地方経済の縮小と人口減少に伴う市場規模の縮小
- 近隣大型商業施設の台頭による顧客流出リスク
- 新型感染症など外部ショックによる店舗営業影響
- 高い固定費負担と老朽化施設によるコスト圧迫
- 消費者の購買行動変化による商品構成の見直し要求
- 競合百貨店の再編・統合による競争激化
- 物流・サプライチェーンの変動リスク
- 社会的な環境規制強化による運営負担増加
イノベーション
2021: オンライン通販サイト『北陸逸品.com』開設
- 概要
- 地域特産品などのオンライン販売を開始し新たな販路を確立。
- 影響
- 通販売上増加で新規顧客獲得
2020: 香林坊店大規模改装プロジェクト
- 概要
- 婦人ファッションなど27ブランドの導入を含む店舗全面改装を実施。
- 影響
- 若年層の来店増加と売上向上
2024: サテライトショップ品揃え強化
- 概要
- 富山・野々市・七尾のサテライト店舗で食料品や衣類を拡充し集客力改善。
- 影響
- 地方支店収益源の多様化を図る
サステナビリティ
- 店舗エネルギー効率化の推進
- リサイクル促進と廃棄物削減の取り組み強化
- 地域産品を活用した地産地消の推進
- 地域社会との連携による環境教育支援
- 顧客とのエコ意識共有キャンペーン実施