井筒屋
基本情報
- 証券コード
- 8260
- 業種
- 小売業
- 業種詳細
- 総合小売・食料品小売
- 都道府県
- 福岡県
- 設立年
- 1935年07月
- 上場年
- 1961年12月
- 公式サイト
- https://www.izutsuya.co.jp/
- 東証情報
- 東証情報
- Yahoo!ファイナンス
- Yahoo!ファイナンス
- 他の会社
- J・フロントリテイリング, 三越伊勢丹ホールディングス, 日エンター, 高島屋, 松屋, エイチ・ツー・オーリテイリング, 近鉄百貨店, 大和, 丸井グループ, さいか屋, KYCOM
概要
井筒屋は1935年創業の福岡県北九州市を地盤とする老舗百貨店で、地域密着型の小売業を展開する唯一の地元大手百貨店です。
現状
井筒屋は2021年2月期に連結売上高約505億円を計上し、地域に根ざした百貨店業を基盤としています。主に北九州市を中心に活動し、山口県にも関連店舗を有しています。近年は黒崎店やコレット井筒屋など複数の店舗閉鎖や規模縮小が相次ぎ、収益基盤の再構築に努めています。経営再建を進める中で、営業効率化や経費削減に注力し、資本金減資による財務健全化も実施しました。地域密着の継続と小型店舗展開を強化し、老舗百貨店ならではの顧客層を維持しています。競合の大型百貨店撤退により、北九州市では唯一の百貨店として安定した市場ポジションを有しています。今後は経営効率化と地域密着強化により収益改善を図りつつ、持続可能な事業運営を目指しています。
豆知識
興味深い事実
- 北九州市で唯一残る老舗百貨店である。
- 創業地の旅館『梅屋』の土地を使い開業した歴史を持つ。
- かつては西鉄グループに属していた影響で西鉄が大株主。
- 地域限定の名物『いづつや饅頭』が人気商品。
- 多くの大型店舗閉鎖を経て、小型店舗展開にシフト。
- 独自の友の会事業を通じて顧客基盤を強化。
- Jリーグクラブ『ギラヴァンツ北九州』のスポンサー経験あり。
- ドラマや映画のロケ地として小倉本店周辺が利用された。
- 資本金を大幅に減資し税制優遇措置を活用。
- 店舗のからくり時計は動いていないが観光名所の一つ。
隠れた関連
- 西日本鉄道(西鉄)との出資関係が現在も存在し、経営に一定の影響を与えている。
- 三越伊勢丹グループとの過去の提携でITシステムやMDノウハウに影響を受けている。
- 地元北九州市の文化振興や商業振興に積極的に関わる地元密着企業である。
- 過去に所有していた書店チェーンが別運営となり、独自に成長している。
- 福岡県内外の大型量販店との競争関係と連携を同時に持つ複雑な市場環境。
- 地域金融機関との密接な関係が経営破綻回避の鍵となっている。
- かつての子会社や関連企業が百貨店以外の事業に多角化している。
- 店舗閉鎖の際、関連第三セクター企業の経営破綻が発生し地域経済に影響を与えた。
将来展望
成長ドライバー
- 地域密着型小型店舗の展開拡大
- デジタル化推進による顧客接点強化
- 地元企業・自治体との連携強化
- 伝統商品および地元特産品の育成
- 持続可能な店舗運営とコスト構造改善
戦略目標
- 地域内シェア拡大による収益安定化
- デジタルマーケティング基盤の整備完了
- 環境負荷低減とサステナブル経営の実践
- 多角的事業展開による新収益源創出
- 地域社会との共生によるブランド価値向上
事業セグメント
地域商業施設運営
- 概要
- 地域の商業施設における店舗運営支援やテナント管理サービスを展開。
- 競争力
- 地域に根差した運営経験
- 顧客
-
- ショッピングモール管理者
- テナント店舗運営者
- 製品
-
- 百貨店運営ノウハウ
- 地域限定店舗企画
- 売場メンテナンスサービス
友の会事業
- 概要
- 会員制サービスにより固定顧客の育成と交流を促進し、安定したリピーターを確保。
- 競争力
- 百貨店ならではの信頼性
- 顧客
-
- 地域一般消費者
- 会員制顧客
- 製品
-
- 会員優待サービス
- ポイントプログラム
- イベント企画
卸売業
- 概要
- 地域内の小売店や飲食店向けに高品質な卸売サービスを提供。
- 競争力
- 厳選商品と丁寧な顧客対応
- 顧客
-
- 地域小売店
- 飲食店
- ギフトショップ
- 製品
-
- 高級ギフト用品
- 食品卸販売
- 季節商品
イベント・催事運営
- 概要
- 地域活性化を目的としたイベントや催事の企画・運営を担う。
- 競争力
- 地域との強い連携体制
- 顧客
-
- 地域自治体
- 商工会議所
- 地元企業
- 製品
-
- 地域特産品フェア
- 季節催事企画
- 顧客参加型イベント
競争優位性
強み
- 地域密着の強いブランド認知
- 北九州市唯一の地元百貨店
- 安定した取引銀行との関係
- 多様な商品カテゴリー展開
- 友の会による固定顧客層確保
- 地域商業施設運営の経験
- 長い歴史と信頼性
- 地域連携によるイベント実施
- 地元特産品の取り扱い
- 堅実な資金管理
競争上の優位性
- 地元消費者のロイヤルティが高い
- 北九州市内で競合企業の撤退を背景に唯一の百貨店
- 地域限定商品や進物用品に強み
- 会員制の友の会によるリピート率向上
- 地域企業や自治体との強固な連携
- 多店舗展開中の小型サテライトショップ
- しっかりした財務再建策の実施
- 地元文化に根ざした商業施設運営
- 柔軟な店舗運営による業績安定化策
- 豊富な関連企業ネットワーク
脅威
- 地方百貨店業界の市場縮小傾向
- 大型商業施設との競争激化
- 顧客のオンライン購買シフト
- 新規大型量販店の参入圧力
- 経済不況による消費減退
- 高齢化による顧客基盤の変動
- 店舗維持コストの増加
- 新型感染症など社会的影響リスク
- 賃料負担の重さと関連施設の経営不安
- 物流・サプライチェーンの不確実性
イノベーション
2023: サテライトショップ増強
- 概要
- 地域密着小型店舗の拡充および大型商業施設への併設を推進。
- 影響
- 売上多角化と顧客層拡大に寄与
2022: ITインフラ見直しと顧客管理強化
- 概要
- 情報システムの統合と顧客データ活用による販売促進強化を実施。
- 影響
- 顧客満足度と再来店率の向上
2021: 資本金減資による財務再編
- 概要
- 資本金の大幅減額と累積損失の一掃を実施し財務体質を強化。
- 影響
- 財務健全性維持と税負担軽減
サステナビリティ
- 地域社会との連携による環境保全活動
- エコ包装材の採用推進
- 省エネルギー型施設の整備
- 従業員のワークライフバランス支援
- 地域文化保存・支援活動