ダイトウボウ
基本情報
- 証券コード
- 3202
- 業種
- 繊維製品
- 業種詳細
- 衣料品・服飾品
- 都道府県
- 東京都
- 設立年
- 1896年02月
- 上場年
- 1949年05月
- 公式サイト
- http://www.daitobo.co.jp/
- 東証情報
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- Yahoo!ファイナンス
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- 他の会社
- パルグループホールディングス, バナーズ, ダイドーリミテッド, TSIホールディングス, ワールド, ワイズHD, セブン工業, 三陽商会, オンワードホールディングス, 三共生興, ルックホールディングス, キング, タキヒヨー
概要
ダイトウボウは1896年創業の繊維製品メーカーで、羊毛紡績・ニット企画・ユニフォーム及びショッピングセンター運営に強みを持つ老舗企業です。
現状
ダイトウボウは1896年設立の歴史ある繊維企業で、2021年3月期に連結売上高約46億円、純利益約1億円を計上しています。主力事業は羊毛紡績を基盤にニット企画やアパレルOEM、ユニフォーム生産で安定した収益を確保しています。また、静岡県駿東郡で商業施設の運営も手掛ける複合型企業です。形状記憶繊維や新素材「E WOOL」など独自の素材開発に注力し、差別化を図っています。サステナビリティ面では健康素材寝具の提供も進め環境配慮型製品開発を推進しています。今後はユニフォーム分野やヘルスケア素材の展開拡大、既存施設の効率的運営で収益安定化を目指します。主要株主のファーストブラザーズと連携し経営基盤強化に取り組んでいます。競合他社との差別化には素材開発と多角経営が鍵です。徐々に新規顧客獲得とブランド認知向上を図り、中長期的な成長を志向しています。
豆知識
興味深い事実
- 1896年に三井財閥系毛織会社として設立された。
- 「ロッキンガム」紳士服はかつてジェームズ・コバーンを広告に起用。
- 形状記憶繊維「バイオテックファイバー」を1986年に開発。
- 静岡県の商業施設『サントムーン柿田川』を運営している繊維メーカーは珍しい。
- 「てまり毛糸」等のブランドは往年の人気商品だった。
- ウールマークのライセンシーでもある。
- 東京証券取引所と名古屋証券取引所の二市場に上場している。
- 創業120周年を機に社名を「ダイトウボウ株式会社」に変更。
- 元祖モスリン(本ウールモスリン)生産会社の一つ。
- 長年の三井グループとの関係が信用基盤となっている。
隠れた関連
- 創業時の株主に渋沢栄一や団琢磨ら日本の経済界の重鎮が名を連ねる。
- 日本の繊維産業と三井財閥の結び付きの象徴的存在である。
- 商業施設運営がテキスタイルメーカーとしては異例の多角経営の証。
- かつて著名な俳優や女優を広告に起用しブランド認知度を高めた。
将来展望
成長ドライバー
- 健康志向の高まりによる寝具市場の需要増加。
- ユニフォーム市場でのカスタマイズニーズ拡大。
- 環境配慮型繊維製品の社会的評価向上。
- 静岡県を中心とした商業施設事業の拡大。
- 新素材開発による高付加価値製品の創出。
- 政府の国内製造業支援政策による恩恵。
- デジタル技術導入による製造効率改善。
- 海外展開の可能性拡大と新市場開拓。
- サステナビリティ投資の強化。
- 既存顧客基盤への提案力強化による売上増大。
戦略目標
- 健康素材寝具の国内シェア拡大を50%達成。
- ユニフォームの機能性・付加価値向上によるトップクラス確立。
- 環境負荷低減型繊維製品の売上を40%増加。
- 商業施設事業の収益拡大と新規開設戦略展開。
- 新素材開発における特許取得数を10件以上にする。
- デジタル製造技術導入による生産性20%向上。
- 地域社会との連携強化により地方経済貢献を深化。
- 海外市場参入を試み、輸出売上10億円を目指す。
事業セグメント
ユニフォーム製造・卸売
- 概要
- 多様な業種向けにユニフォームを製造・販売する。
- 競争力
- 長年の実績と高品質素材の使用
- 顧客
-
- 医療機関
- 教育機関
- 金融機関
- サービス業
- 工場・製造業
- 製品
-
- 作業服
- 安全靴
- 防塵マスク
- 各種制服
繊維素材供給
- 概要
- 高品質な繊維素材を多様な製造業者に提供する。
- 競争力
- 独自素材開発と安定供給体制
- 顧客
-
- アパレルメーカー
- OEM企業
- 紡績工場
- ニットメーカー
- 製品
-
- 羊毛紡績糸
- 形状記憶繊維
- 新素材E WOOL
アパレルOEM生産
- 概要
- ブランド向けのアパレルOEM生産を手掛ける。
- 競争力
- 企画から製造まで一貫対応
- 顧客
-
- 婦人服ブランド
- 紳士服ブランド
- ファッションブランド
- 量販店
- 製品
-
- 婦人ニット製品
- 紳士ニット製品
- ブランドOEM商品
商業施設運営
- 概要
- 静岡県内で複数ショッピングセンターを管理運営。
- 競争力
- 地域密着の施設運営ノウハウ
- 顧客
-
- テナント企業
- 地域消費者
- 開発事業者
- 製品
-
- サントムーン柿田川
- サントムーンアネックス
- サンテラス駿東
競争優位性
強み
- 老舗の繊維素材製造技術
- 形状記憶繊維など独自素材開発
- 多角的な事業展開(テキスタイル・商業施設)
- 都心立地の経営基盤強化
- ユニフォーム市場での確固たる地位
- 小規模ながら堅実な経営
- 安定した顧客基盤
- 長年の取引先との関係性
- ファーストブラザーズによる経営支援
- 健康素材に特化した製品ライン
- 地域密着型の商業施設運営
競争上の優位性
- 三井財閥系列ならではの歴史的信用
- 独自素材開発により差別化される製品群
- ショッピングセンターによる資産運用収益
- ニット企画とOEMの包括的サービス提供
- 地場に強い商業施設で地域需要を独占
- ユニフォーム製造で中堅ポジション確立
- 形状記憶繊維「バイオテックファイバー」の技術保有
- 新素材「E WOOL」の市場展開
- 多様な販売チャネルを活用した製品供給
- 繊維素材と商業施設の複合経営による収益安定
脅威
- 繊維製品市場の競争激化
- 原材料羊毛価格の変動リスク
- 国内製造コストの高止まり
- アパレル業界の縮小傾向
- 新規参入者による市場分散
- 地域商業施設の競合激化
- 不確実な消費動向
- 感染症などによる流通影響
- 労働力不足による生産リスク
イノベーション
2024: 形状記憶繊維の機能性向上
- 概要
- バイオテックファイバーに抗菌・消臭機能を付加。
- 影響
- 健康志向市場での製品競争力強化
2023: 新素材「E WOOL」の改良版開発
- 概要
- 保温性と軽量性を高めたウール素材を市場投入。
- 影響
- 高付加価値寝具製品の売上増加
2022: 商業施設サントムーン柿田川第4期増床
- 概要
- 新店舗とサービスエリアを増設し集客力アップ。
- 影響
- 商業施設収益の安定化と拡大
2021: 新規ユニフォームデザインライン導入
- 概要
- 顧客ニーズに応える多様で機能的な製品提供。
- 影響
- 法人顧客満足度の向上
2020: 健康素材寝具ラインの拡充
- 概要
- 天然素材使用と環境配慮型製品を強化。
- 影響
- 市場ニーズの獲得とブランド強化
サステナビリティ
- 天然羊毛素材の安定供給体制構築
- 環境配慮型繊維の使用拡大
- 健康と快適性を追求した製品開発
- 地域商業施設のエコ運営推進
- 地元雇用促進と地域活性化への貢献
- 廃棄物削減およびリサイクル強化
- 長寿命製品の設計と提供
- パートナー企業との環境負荷低減協働