オーベクス

基本情報

証券コード
3583
業種
繊維製品
業種詳細
日用品・生活用品
都道府県
東京都
設立年
1892年12月
上場年
1949年05月
公式サイト
https://www.aubex.co.jp/
東証情報
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他の会社
ZOA, ほぼ日, イムラ, トーアミ, ナンシン, ノーリツ鋼機, パイロットコーポレーション, キングジム, リヒトラブ, 三菱鉛筆, コクヨ, セーラー万年筆, ソマール

概要

オーベクスは1892年創業の繊維製品メーカーで、フェルト製ペン先製造を主軸とし、医療・テクノ製品分野でも堅実な事業展開を続ける老舗企業です。

現状

オーベクスは2017年度に売上高約50億円、純利益約3.9億円を計上し、安定した経営基盤を築いています。主力のフェルト製ペン先は筆記具市場で高いシェアを持ち、国内外の筆記具メーカーや化粧品OEM向けに供給しています。子会社を通じた医療機器事業も成長しており、テクノロジー製品の製造にも注力しています。東京都墨田区を拠点に事業展開し、北海道から九州までの地方拠点も整備。技術革新では精密加工技術や素材開発に努め、品質競争力を維持しています。サステナビリティ面では環境負荷低減策を進め、長期的な成長戦略として海外市場拡大や医療関連製品の比率向上を目指しています。近年は中国天津に現地法人を設置しグローバル展開を加速。事業多角化でも耐リスク性を高めつつ、伝統技術と先端技術の融合を推進しています。

豆知識

興味深い事実

  • 創業は1892年の老舗繊維メーカーで歴史が深い。
  • 創業時は東京帽子として帽子製造からスタート。
  • フェルト素材のペン先製造に特化し高い技術を持つ。
  • 医療用フェルト製品にも早くから参入している。
  • 中国天津に子会社を設置し海外展開を推進中。
  • 製帽事業は2007年に別会社へ譲渡し専門化。
  • 筆記具関連製品の多角化に成功している。
  • 墨田区両国が本社機能の主要拠点として知られる。

隠れた関連

  • 主要株主に麻生グループが14.47%の持分を保有している。
  • 化粧品OEMメーカーとの密接な取引により技術連携を強化。
  • 医療機器メーカーとの共同研究プロジェクトを複数進行中。
  • 東京墨田区の繊維産業集積地内に複数の関連企業が存在。
  • 創業当初の帽子製造技術が精密フェルト加工技術の基盤となっている。
  • 関連企業との合弁で中国天津に生産拠点を開設。
  • 筆記具業界の有力企業と長期的な取引関係を構築。
  • 独自素材開発により一部競合他社との差別化に成功。

将来展望

成長ドライバー

  • 高付加価値医療用フェルト製品需要の拡大。
  • 筆記具市場での品質差別化ニーズの増加。
  • アジア市場を中心としたグローバル展開強化。
  • 環境対応型素材への切り替えによる差別化。
  • 産業用テクノ製品の多用途展開による拡大。

戦略目標

  • 医療関連製品を売上の30%以上に拡大。
  • 海外売上比率を40%以上に引き上げる。
  • 環境配慮製品の売上比率を50%超に。
  • 製造プロセスのデジタル化・自動化の完成。
  • 新規事業開発による収益多様化の推進。

事業セグメント

筆記具メーカー向けセグメント

概要
筆記具市場向けに高品質フェルト製品および補修部品を提供。
競争力
高度な精密加工技術と長年の実績
顧客
  • 国内筆記具メーカー
  • 海外筆記具メーカー
  • OEM企業
製品
  • フェルトペン先
  • 交換用ペン先カバー
  • 筆記具アクセサリー

医療機器・医療用品セグメント

概要
医療用途のフェルト部品を提供し、安全性と品質を重視。
競争力
医療規格対応の高品質管理体制
顧客
  • 医療機器メーカー
  • 化粧品OEMメーカー
  • 医療機関
製品
  • カテーテル用フェルト
  • 注射器シール
  • 医療用フィルター

産業用テクノロジー製品セグメント

概要
工業用途向けに耐熱・防振性能など特性を持つフェルト製品を製造・供給。
競争力
多様な産業ニーズ対応可能な加工技術
顧客
  • 産業機械メーカー
  • 自動車部品メーカー
  • 各種工業メーカー
製品
  • 高耐熱フェルトパッド
  • 防振フェルトシート
  • 産業用フェルト部品

化粧品OEM向け部品提供セグメント

概要
化粧品製品の高品質フェルト部品を提供し、精密な製造管理を実施。
競争力
化粧品業界特化の素材開発力
顧客
  • 化粧品メーカー
  • OEM製造業者
製品
  • 化粧品用フェルトチップ
  • リップブラシフェルト部品

競争優位性

強み

  • 長い歴史と蓄積された技術力
  • フェルト製品の高品質製造
  • 複数事業の適度なポートフォリオ
  • 国内外の安定した顧客基盤
  • 医療・テクノ分野への多角化

競争上の優位性

  • フェルトペン先市場でのトップシェア
  • 医療用部品での規格対応力
  • 高度な精密加工技術の蓄積
  • サプライチェーンの安定性
  • 中国での生産拠点による低コスト体制

脅威

  • 海外競合による価格競争の激化
  • 原材料フェルトの調達コスト変動
  • 国内市場の縮小傾向
  • 医療規制変更による対応負担増加
  • 技術革新の遅れによる市場喪失

イノベーション

2023: 医療用フェルト素材の品質向上

概要
高い耐久性と安全性を実現する医療用フェルト素材の開発に成功。
影響
医療機器メーカーから高評価を獲得し採用拡大。

2022: 精密加工技術の自動化導入

概要
生産ラインに自動化設備を導入し製造効率を大幅に向上。
影響
生産コスト削減と納期短縮を実現。

2024: 環境配慮型フェルト製品の開発

概要
リサイクル素材を活用したエコペン先を商品化し環境負荷低減へ貢献。
影響
環境意識の高い顧客層からの支持を獲得。

サステナビリティ

  • 環境負荷削減のためのリサイクル素材利用推進
  • 省エネルギー生産プロセスの確立
  • 有害物質排出抑制のための設備投資
  • 地域環境保全活動への積極的参加
  • 廃棄物リサイクル率向上の継続的施策