フジテック
基本情報
- 証券コード
- 6406
- 業種
- 機械
- 業種詳細
- 産業用装置・重電設備
- 都道府県
- 滋賀県
- 設立年
- 1948年02月
- 上場年
- 1963年05月
- 公式サイト
- https://www.fujitec.co.jp/
- 東証情報
- 東証情報
- Yahoo!ファイナンス
- Yahoo!ファイナンス
- 他の会社
- ライト工業, 協立情報通信, システムリサーチ, SRAHD, プレステージ・インターナショナル, セレコーポレーション, 那須電機鉄工, こころネット, キクカワエンタープライズ, CSP
概要
フジテックは1948年創業のエレベーター・エスカレーター専業メーカーで、国内第4位のシェアを誇り、近畿・西日本最大のエレベーター企業として海外展開も積極的に進めています。
現状
フジテックは2020年度に連結売上高約1812億円、営業利益約134億円を計上し堅調な財務基盤を維持しています。国内市場ではエレベーターで4位、エスカレーターで5位のシェアを持ち、近畿から西日本にかけては最大手として安定した地位を確立しています。技術開発ではマシンルームレスエレベーターや非接触ボタン技術を含む先進的製品を投入し、安全性や省エネ性の向上に努めています。海外展開も強化し、上海をはじめアジア各地やアメリカに生産拠点を設け地域密着型サービスを展開しています。2020年代初頭より企業統治の強化、透明性向上に取り組み、株主間対立の解消に注力しています。また、エレベーター製品の安全性保持、リニューアル事業を積極推進し老朽設備の更新ニーズに対応しています。環境対応や地域社会貢献活動も実施し、持続可能な成長を目指しています。今後は21世紀の都市環境に適応した次世代製品の開発とグローバル事業拡大に注力し、競争力の強化を図っています。
豆知識
興味深い事実
- 滋賀県に世界最大級のエレベーター研究塔を保有
- 日本のエレベーター市場で長年に渡り堅実な成長を続ける
- JR西日本と共同開発の駅舎向けエレベーターを供給
- 国内初のエレベーター用非接触ボタン技術を導入
- 創業者の内山正太郎は昭和23年に創業し地域に根ざす
- 近畿及び西日本のみでエレベーター製造する最大手
- 主要株主に海外ファンドが株式の10%超を保有
- 製品の多くにシャープのプラズマクラスター技術搭載
- 専用のクリエイティブスタジオで新たな製品開発を実施
- 本社最寄駅にはフジテック前駅があり会社名が付く
隠れた関連
- 富士電機からモーターや制御装置の継続的な供給を受けている。
- JR西日本テクシアとエレベーターの共同開発を行い技術的協力基盤が強い。
- 近江鉄道のフジテック前駅は本社移転に伴い設置された特別な駅である。
- 地元滋賀県の行政・産業支援と連携することで地域貢献を強化している。
- オアシスマネジメントとの株主紛争が企業統治の注目点となっている。
- 株式の一部は地域関連投資ファンド『京都・滋賀インデックスファンド』が保有。
- 駅舎や商業施設に設置された製品は多言語アナウンス対応で国際対応が進む。
- 近畿地方ではクマリフトや三精テクノロジーズなどの競合が存在する。
将来展望
成長ドライバー
- 海外市場での都市化進展による昇降機需要増加
- 省エネ・環境規制対応製品への技術革新
- 高齢化社会対応のユニバーサルデザイン製品開発
- 安全性・快適性を強化した次世代エレベーター需要
- リニューアル需要の増加による保守・改良ビジネス成長
- 非接触・スマート操作技術の標準化推進
- グローバル生産体制の強化と地域密着型サービス展開
- IoT・AI技術による効率的なメンテナンスサービス拡大
- 多言語対応製品でのインバウンド需要取り込み
- 株主構造の安定化による長期経営体制確立
戦略目標
- 海外売上比率40%以上の維持と拡大
- 国内市場でエレベーターシェア第3位以内の達成
- 全製品ラインナップの省エネ基準クリア
- 安全リスクゼロの無事故達成と信頼向上
- 次世代マシンルームレスエレベーターの市場拡大
- IoTを活用した保守サービスの完全デジタル化
- 環境負荷を30%削減した生産体制の構築
- 多言語対応製品ラインの標準化と拡充
- サステナビリティに関する国際認証の取得増加
- 透明性と公平性を備えた企業統治体制の強化
事業セグメント
公共交通機関・駅舎向け設備
- 概要
- 駅舎向けに特化した安全性と高耐久性を持つ輸送設備を開発・供給。
- 競争力
- JR西日本との共同開発により特注仕様対応可能
- 顧客
-
- 鉄道事業者
- 公共交通事業者
- 駅ビル運営会社
- 製品
-
- RAKULエレベーター
- J.Slimエレベーター(共同開発)
- 大型エスカレーター
商業施設・公共施設向け製品
- 概要
- 公共性・快適性を重視した昇降機器製品を提供。
- 競争力
- 国内設置数豊富で施設ニーズに幅広く対応
- 顧客
-
- 大型商業施設
- 百貨店
- 公共建築物
- 病院・医療施設
- 製品
-
- XIORエレベーター
- GS-NXシリーズエスカレーター
- 動く歩道
産業用設備・ビルマネジメント
- 概要
- 保守点検を中心としたビル設備の安全・省エネ維持サービスを提供。
- 競争力
- 豊富な保守実績と迅速なメンテナンス対応
- 顧客
-
- オフィスビル管理会社
- 不動産デベロッパー
- 設備管理会社
- 製品
-
- 保守サービス
- エレベーターリニューアル
- 安全統括システム
海外事業
- 概要
- 上海やシンガポールを中心に海外市場に対応した事業展開。
- 競争力
- 各地域に生産・販売拠点を持つグローバルなサービス網
- 顧客
-
- 海外デベロッパー
- 投資ファンド
- 現地販売代理店
- 製品
-
- 海外生産拠点製品
- 海外市場向けカスタマイズエレベーター
- 海外メンテナンスサポート
競争優位性
強み
- 国内エレベーター業界で堅実な4位シェア
- 近畿・西日本地域で最大手の地位
- 充実した海外生産・販売ネットワーク
- 多様な製品ラインアップと技術開発力
- 高い安全基準とリニューアル技術
- JR西日本との共同開発実績
- 大型商業施設への広範な納入実績
- 豊富な保守サービスとサポート体制
- 非接触ボタンなど感染症対策製品展開
- 安定した財務基盤と資本金の充実
競争上の優位性
- マシンルームレスエレベーターの先駆的技術
- 地域特化の物流・設置網による迅速対応
- 主力製品XIORシリーズの高評価と国内外展開
- 最新安全機能を装備した昇降機器開発力
- グローバル市場での戦略的生産拠点設置
- JR西日本との協業で駅舎ニーズ対応力強化
- 幅広いラインナップによる市場ニーズ対応
- 充実した製品保証とメンテナンスサービス
- 環境・省エネ配慮型製品の早期採用
- 資本関係の大株主などとの連携による安定性
脅威
- 海外市場での激しい競争と価格圧力
- 法規制強化による製品適合負担の増大
- 株主間の対立による経営不安定化リスク
- 建設市場の需要変動による影響
- 技術革新に対応した迅速な投資の必要性
- 国内エレベーター市場の成熟による成長鈍化
- 自然災害による生産・供給のリスク
- 海外事業の為替変動リスク
- 安全事故発生時のブランドイメージ低下
- 新技術開発の遅れによる競争力低下
イノベーション
2020: XIOR第4世代発売
- 概要
- エレベーター専用クーラー搭載、新非接触ボタン標準装備の第4世代モデルを展開。
- 影響
- 国内市場でのシェア拡大と安全性向上に寄与。
2023: エレ・グランス新標準規格型発売予定
- 概要
- 機械室レス化と浸水対策強化を備えた新型マシンルームレスエレベーター。
- 影響
- 省スペース化と安全性の向上が期待される。
2021: 非接触操作ボタン「AirTap」展開
- 概要
- 新型コロナに対応し既設エレベーター向けにも非接触ボタンを拡充。
- 影響
- 顧客の安全安心に貢献し需要拡大を達成。
2022: 海外生産拠点強化
- 概要
- 上海、シンガポール、アメリカ拠点の設備増強と技術移転を推進。
- 影響
- 地域密着型サービスと品質安定に寄与。
サステナビリティ
- 省エネ機能搭載エレベーターの普及促進
- 製品リニューアルでの資源循環促進
- 安全防災機能強化による社会的責任遂行
- 地域社会向け安全教育・啓発活動実施
- グローバル展開における環境規制遵守