ヤマハ発動機
基本情報
- 証券コード
- 7272
- 業種
- 輸送用機器
- 業種詳細
- 自動車
- 都道府県
- 静岡県
- 設立年
- 1955年07月
- 上場年
- 1961年09月
- 公式サイト
- https://global.yamaha-motor.com/jp/
- 東証情報
- 東証情報
- Yahoo!ファイナンス
- Yahoo!ファイナンス
- 他の会社
- INPEX, 積ハウス, キリンホールディングス, ヒューリック, アステラス製薬, ENEOSホールディングス, ブリヂストン, ホンダ, ヤマハ, 三菱HCキャピタル
概要
ヤマハ発動機は1955年創業の世界第2位の二輪車メーカーで、船外機市場では世界首位を誇り、多角的な製品展開と技術革新を進める総合輸送用機器メーカーです。
現状
ヤマハ発動機は2023年の連結売上高が約2兆4,147億円、営業利益2,506億円と堅調な財務実績を維持しています。二輪車事業においてはグローバルで販売台数世界第2位を占め、船外機と水上オートバイでは世界首位のシェアです。近年は電動アシスト自転車や電動バイクなどのEV事業や、産業用ロボット、半導体製造装置分野の拡大に注力しています。米国や欧州、アジアを中心に海外売上比率が94%と高く、世界市場に強く依存しています。サステナビリティ面では環境負荷低減や先進技術導入に積極的であり、2025年にはブランドロゴ刷新とともに技術革新を加速しています。自動車用エンジン製造や産業機械領域、IoT関連技術の開発も進め、2030年に向けた中長期戦略として電動モビリティと環境対応製品の強化を掲げています。2024年にはフォーミュラEに参戦し、モータースポーツ分野での技術力拡大も狙っています。
豆知識
興味深い事実
- ヤマハ発動機は電動アシスト自転車を世界で初めて量産化した。
- 船外機と水上オートバイの世界市場でトップシェアを持つ。
- フォーミュラ1で独自エンジンを製造経験を持つ希少な国内企業。
- ヤマハ発動機サッカー部はJリーグのジュビロ磐田の母体。
- デザイン重視のバイク作りで多くのグッドデザイン賞を受賞。
- 多国籍企業ながら製品の94%を海外で販売している。
- 2000GTのエンジン技術をトヨタと共同開発した。
- モータースポーツで伝説的ライダーを多数輩出している。
隠れた関連
- ヤマハとヤマハ発動機はもとは同じ企業だが現在は独立系の別会社。
- トヨタ自動車とエンジン製造で深く提携しており、高性能エンジンを提供。
- フォードモーターグループへ自動車用エンジンを供給するなど米国大手との繋がり。
- サッカー・ラグビー部の運営を通じ地域スポーツ振興に長年寄与している。
- F1での活動は短期間だったが、先進的5バルブエンジンなど独自技術を持つ。
- 産業用ロボット市場にも積極参入しヤマハロボティクスホールディングスを設立。
将来展望
成長ドライバー
- 電動モビリティ市場の急速な拡大と技術革新。
- 世界的な環境規制強化による低排出製品需要増。
- 産業用ロボットと自動化機器の多様な市場ニーズ。
- グローバル市場での販売網拡大と新興国進出。
- モータースポーツ分野での技術展開とブランド向上。
- デジタルトランスフォーメーションによる製品価値向上。
戦略目標
- 電動製品の売上比率を50%以上に引き上げる。
- グローバルでの事業拡大により海外売上比率を95%に。
- CO2排出削減と持続可能な生産プロセスの実現。
- フォーミュラEなど競技参戦を通じた技術革新の加速。
- 産業用ロボットと自動化装置で世界トップ3に入る。
- 新規事業の売上高で全体の20%を占めること。
事業セグメント
産業用ロボット事業
- 概要
- 製造業向けの自動化と効率化を推進する産業用ロボットを提供。
- 競争力
- 高精度制御技術とIoT連携による遠隔管理
- 顧客
-
- 自動車製造業
- 電子機器製造業
- 機械加工業
- 物流倉庫
- 食品加工業
- 製品
-
- アーク溶接ロボット
- 組立ロボット
- 搬送ロボット
- 塗装ロボット
- 検査ロボット
半導体製造装置事業
- 概要
- 産業用機器分野で世界第2位のシェアを持つ製造装置を展開。
- 競争力
- 高速かつ高精度な表面実装装置の開発力
- 顧客
-
- 半導体メーカー
- 電子部品製造企業
- 実装工場
- EMS企業
- 製品
-
- チップマウンター
- クリームはんだ印刷機
- ディスペンサ
- 検査装置
船外機エンジン製造
- 概要
- 世界首位を誇る船外機のエンジン製造と供給。
- 競争力
- 耐久性と高性能なエンジン技術
- 顧客
-
- ボートメーカー
- 漁業関連企業
- マリンレジャー業者
- 製品
-
- 船外機エンジン
- マリンボートエンジン
自動車用エンジン製造
- 概要
- 高性能な自動車用エンジン及び組立を請け負う。
- 競争力
- 高品質な組立技術と共同開発力
- 顧客
-
- トヨタ自動車
- ボルボ
- その他自動車メーカー
- 製品
-
- 内燃エンジン
- V型エンジン
- エンジン部品組立
農薬散布ドローン事業
- 概要
- 農薬散布を自動化し農業効率を向上させる無人機。
- 競争力
- 高い安定飛行性能と散布技術
- 顧客
-
- 農家
- 農業法人
- 自治体
- 製品
-
- 農業用無人航空機
- 農薬散布装置
電動モビリティ事業
- 概要
- 多様な用途に対応した環境配慮型電動モビリティを展開。
- 競争力
- 多様なニーズに合わせたカスタマイズ性
- 顧客
-
- 自治体
- 物流企業
- 商業施設
- 製品
-
- 電動乗用カート
- 電動車椅子
- 小型電動運搬車
産業用無人ヘリコプター製造
- 概要
- 農薬散布や監視に使われる無人ヘリコプター。
- 競争力
- 安全性と飛行制御技術
- 顧客
-
- 農業関連
- 公共事業
- 航空機メンテナンス
- 製品
-
- RMAX無人ヘリ
- 監視・測量装置
水上レジャー機器事業
- 概要
- 高性能レジャーボートや水上機器製品を提供。
- 競争力
- デザイン性と高耐久性
- 顧客
-
- マリーナ
- レジャー施設
- ボートレンタル業者
- 製品
-
- モーターボート
- 水上オートバイ
- FRPボート
ゴルフカート・乗用カート事業
- 概要
- カート関連機器の設計・製造・販売を行う。
- 競争力
- 信頼性とメンテナンスサービス
- 顧客
-
- ゴルフ場運営会社
- スポーツ施設
- 学校・企業
- 製品
-
- ゴルフカート
- 業務用乗用カート
プール関連設備事業
- 概要
- 高品質FRPプールの製造と施工を供給。
- 競争力
- シェア90%以上の製造技術
- 顧客
-
- 学校施設
- 公共プール
- スポーツ施設
- 製品
-
- FRPプール
- プール設備機器
モータースポーツ支援事業
- 概要
- 国内外のモータースポーツを技術面から支援。
- 競争力
- レース実績と技術力
- 顧客
-
- レーシングチーム
- オートバイ競技団体
- イベント運営会社
- 製品
-
- エンジン供給
- レーシングバイク
- 技術サポート
競争優位性
強み
- 世界第2位の二輪車市場シェア
- 船外機およびマリン製品で世界首位
- 高度な産業用ロボット技術
- 強力なブランド力と長い歴史
- グローバルな展開と高い海外売上比率
- 技術革新力と先進的デザイン
- 多様な製品ポートフォリオ
- トヨタ等との戦略的提携
- 高品質な自動車用エンジン製造能力
- 産業用無人航空機の先駆者
競争上の優位性
- 全方位推進システムなど独自技術の搭載製品群
- 世界的な販売ネットワークによる市場浸透力
- 電動アシスト自転車シェアのリーディングカンパニー
- 多分野の事業展開による収益源多様化
- フォーミュラEなどモータースポーツ技術の活用
- 高精度な産業用ロボット製品の品質と信頼性
- グローバル基盤を支える生産・技術拠点の充実
- 電動モビリティ開発における先進企業としての地位
- 数多くのデザイン賞受賞によるブランド価値
- 堅固な内部統制と経営ガバナンス体制
脅威
- ホンダをはじめ競合の激化
- 電動化対応の技術転換リスク
- 世界経済の不確実性による海外市場の変動
- 環境規制強化による製品開発負担増
- 原材料価格の変動リスク
- 新興市場での競争激化
- 為替変動による収益影響
- サプライチェーンのリスク管理
- 技術盗用や知的財産保護の課題
- COVID-19等パンデミックの影響
イノベーション
2024: フォーミュラE参戦開始
- 概要
- ローラ・カーズと提携し電動パワートレインの開発・供給を開始。
- 影響
- 電動技術の競技活用とブランド強化。
2024: 横浜シンフォステージ新オフィス開設
- 概要
- 技術開発と新事業探索を推進する共創スペース「リジェラボ」設置。
- 影響
- オープンイノベーションの加速と開発力強化。
2023: スノーモビル事業撤退
- 概要
- 北米モデルを含め関連事業から段階的撤退を完了。
- 影響
- 事業の選択と集中による資源最適化。
2023: プール事業撤退
- 概要
- 長年続けてきたFRP製プール事業を終了。
- 影響
- 経営資源をコア事業に集中。
2021: 電動二輪交換式バッテリーの共同開発
- 概要
- ホンダ、KTM、ピアッジオとともに交換式バッテリー標準化を推進。
- 影響
- EV普及に寄与する革新的エコシステム構築。
2020: IoT対応産業用ロボット遠隔監視システム
- 概要
- ヤマハと共同でFA領域向け遠隔管理システムを開発。
- 影響
- 製造現場の効率化と稼働率向上。
サステナビリティ
- 製品の電動化と環境負荷低減技術の推進
- グローバルな環境基準適合と省エネルギー対策
- 再生可能エネルギー活用の拡大
- 廃棄物削減とリサイクル推進活動
- 持続可能なサプライチェーン管理