日本基礎技術
基本情報
- 証券コード
- 1914
- 業種
- 建設業
- 業種詳細
- 建設・土木
- 都道府県
- 大阪府
- 設立年
- 1953年11月
- 上場年
- 1988年11月
- 公式サイト
- https://www.jafec.co.jp/
- 東証情報
- 東証情報
- Yahoo!ファイナンス
- Yahoo!ファイナンス
- 他の会社
- ショーボンドホールディングス, 第一カッター興業, ビーアールホールディングス, 東建コーポレーション, ソネック, ヤマウラ, 不動テトラ, 佐田建設, 新日本建設, 巴コーポレーション, ライト工業, 日特建設, オイレス
概要
日本基礎技術は1953年創業の建設業界の基礎工事専門企業で、ダムグラウト工事や地質調査に強みを持つ国内の基礎工事大手です。
現状
日本基礎技術は2018年度に連結売上高約227億円、営業利益約4億円を計上し、安定した財務基盤を維持しています。主力事業は地質調査や岩盤グラウチング、アンカー工事など基礎工事全般で、ダムグラウト工事では国内トップクラスの実績を持ちます。近年は都市インフラの老朽化対策や地すべり防止工事に注力し、高度な技術力を活かした新工法の開発に取り組んでいます。また、環境配慮型の施工技術を導入し持続可能な社会形成に貢献しています。企業グループには海外子会社JAFEC USAを持ち、国際展開も模索中です。長期的には技術革新による施工効率と安全性向上を目標とし、地域社会との連携を強めて持続的成長を図っています。株式は東証スタンダード市場に上場しており、安定性から防災関連銘柄としても注目されています。
豆知識
興味深い事実
- 昭和28年に日本グラウト工業として創業し、1985年に商号を変更した。
- 農林省(現農林水産省)出身者が創業に関わり、ため池グラウト技術が基盤。
- ダムのグラウト工事技術では国内で高い評価を得ている。
- 都市部の狭小地に対応した低振動・低騒音施工技術を独自開発。
- 全国に複数の支店と機械センター、研修センターを擁する。
- 多くの大手建設企業グループと連携関係を構築している。
- 海外では子会社JAFEC USA, Inc.を通じて技術支援を行う。
- 建設業界における防災・減災関連の重要銘柄として注目されている。
- 従業員の専門技術研修に力を注ぎ、安全施工を徹底している。
- 高精度地質調査サービスは多様な公共・民間プロジェクトに活用中。
- 大規模ダムやインフラの地盤改良工事で数多くの実績を持つ。
- 1960年代から地盤改良に使う薬液注入技術を国内標準の一つに育成。
- 地元大阪市北区に本社を構え、関西圏を中心に事業展開。
- 多角的な工法開発により環境と安全性の両立を追求。
- 東証スタンダード市場に1988年に上場し安定経営を続ける。
隠れた関連
- 農林省出身者の技術を基にため池工事技術がダム工事に展開された歴史的経緯。
- 大手ゼネコンや建設コンサルタントと長年にわたり緊密な協力関係を構築。
- 複数の建設業界グループに加盟し広範な業界ネットワークを形成している。
- JAFEC USA設立により日本の技術を海外に伝える数少ない基礎工事専門会社。
- 環境規制強化の流れで環境工事と土木工事の融合技術を早期採用。
- 機械センターを活用した施工機械の管理・教育支援サービスは業界内で稀有。
- 地すべり対策工事では地元自治体や防災機関と連携した緊密な体制がある。
- 防災・減災銘柄として市場から高い評価を得ており安定株主が多い。
将来展望
成長ドライバー
- 老朽化インフラの改修需要増加
- 防災・減災関連事業の拡大傾向
- 環境規制強化による環境配慮工事の需要増
- 都市部の狭小地対応技術の評価向上
- AI・ICT等の先端技術導入による施工効率化
- 海外市場拡大に向けた事業開発推進
- 公共事業の大型プロジェクト増加
- 地盤改良工事と環境事業のシナジー効果拡大
- 持続可能な建設ソリューションへの転換
- 防災インフラ需要の長期安定化
戦略目標
- 国内基礎工事シェア拡大とトップクラス技術継続維持
- 環境配慮型工法の全事業適用
- 海外売上比率20%以上の達成
- AI・IoT技術による施工自動化率50%以上
- 地域社会との共生を強化しCSR活動充実
- 安全施工事故ゼロの継続
- 社員の技術力向上と世代継承体制確立
- 省エネ・脱炭素技術の全面導入
- 新規事業分野の開拓による収益多角化
- 経営基盤の堅牢化と企業価値向上
事業セグメント
公共事業基礎工事
- 概要
- 公共インフラの安全性を支える基礎工事を提供。
- 競争力
- 高度な地質解析と施工技術
- 顧客
-
- 国土交通省
- 地方自治体
- 建設コンサルタント
- 公共工事施工業者
- 製品
-
- ダム地盤改良工事
- 河川堤防補修
- 道路基盤強化
- 地すべり対策工事
民間建築基礎工事
- 概要
- 商業施設や住宅の基礎工事と補強施工を展開。
- 競争力
- 都市部低振動技術と耐震ノウハウ
- 顧客
-
- ゼネコン
- デベロッパー
- 商業施設運営者
- マンション建設業者
- 製品
-
- 建築基礎アンカー工事
- 地下構造物補強
- 地盤改良施工
- 耐震補強工事
環境・防災工事
- 概要
- 環境改善と災害予防・復旧を支援する工事。
- 競争力
- 環境配慮型技術と迅速対応力
- 顧客
-
- 環境関連企業
- 災害対策機関
- 地方自治体防災部門
- 製品
-
- 土壌浄化工事
- 地すべり防止施工
- 災害復旧支援
海外事業展開
- 概要
- 米国拠点を中心に海外基礎工事技術を展開。
- 競争力
- 日本品質の施工技術と安全基準
- 顧客
-
- 海外建設企業
- 国際開発機関
- 現地公共団体
- 製品
-
- 地盤改良技術
- 基礎工事技術支援
- 技術コンサルティング
技術開発・研修サービス
- 概要
- 基礎工事技術の研究と人材育成を推進。
- 競争力
- 長年の実績に裏付けられた研修プログラム
- 顧客
-
- 施工業者
- 技術者養成機関
- 業界団体
- 製品
-
- 施工技術研究開発
- 技術者研修センター運営
- 施工安全教育
競争優位性
強み
- 国内基礎工事分野での豊富な実績
- 高度な岩盤グラウチング技術
- 強固な地域ネットワークと支店展開
- 環境配慮型工法の開発と導入
- 長期にわたる安定した財務基盤
- 専門性の高い技術者集団
- 海外子会社による国際展開準備
- 防災分野での認知度向上
- 多様な顧客層へのサービス提供
- 連続した技術革新の実績
- 顧客の信頼に支えられた取引関係
- 独自の低振動・低騒音工法
- 幅広い基礎工事ソリューション
- 専門研修機関の運営
- 地元公共団体との良好な関係
競争上の優位性
- ダムグラウト工事における国内トップクラスの技術力
- 多様な地盤条件に対応可能な独自工法群
- 環境配慮を組み込んだ持続可能な施工技術
- 都市部に特化した低振動・低騒音工法の提供
- 地域密着型の全国展開で迅速な対応が可能
- 海外展開に向けた子会社設立と技術移転
- 土木・建築両分野をカバーする広範な事業ポートフォリオ
- 高度な地質解析技術による施工リスク低減
- 基礎工事施工の安全管理体制と教育強化
- 多様なニーズに応えるカスタマイズ可能なサービス
- 新技術の積極的な導入による市場優位性
- 環境改善工事との連携による付加価値向上
- 主要顧客との長期的なパートナーシップ
- 業界内での確かなブランド認知度
- 迅速な災害復旧対応力
脅威
- 建設業界の労働力不足による施工遅延リスク
- 土木関連の公共投資減少による需要変動
- 競合他社との価格競争激化
- 自然災害による大規模インフラ損傷が集中するリスク
- 環境規制強化による施工条件の変化
- 新技術導入に伴う投資負担の増加
- 海外市場での文化・規制適応課題
- 資材費高騰によるコスト圧迫
- 地盤調査精度不足による施工リスク
- 長時間の工期延長が企業評価に影響
- 公共事業の入札競争激化
- 技術者の高齢化による技能継承問題
イノベーション
2023: 低振動高精度グラウチング工法の開発
- 概要
- 都市部の狭隘地での作業効率を大幅に向上させた工法を完成。
- 影響
- 施工時間20%短縮、騒音30%削減
2022: 環境配慮型薬液の開発と活用
- 概要
- 生分解性に優れた薬液を開発し、環境負荷を低減。
- 影響
- 現場環境への影響を大幅に軽減
2021: AIを活用した地質解析支援システム
- 概要
- AI解析により地盤データの精度と速さを向上。
- 影響
- 調査精度15%向上、調査期間40%短縮
2020: 機械施工の自動化技術導入
- 概要
- 施工機械に自動化装置を搭載し熟練度に依存しない安全施工へ。
- 影響
- 人件費削減と事故低減に寄与
サステナビリティ
- 環境負荷低減に配慮した薬液素材の開発
- 土壌・水質汚染防止対策の強化
- 廃棄物リサイクル推進とゼロエミッション目標
- 省エネルギー施工技術の採用拡大
- 地域社会への環境保全活動への参画
- 社員の環境意識向上研修の定期実施
- 機械設備の環境対応型更新
- 安全衛生管理の強化と労働環境改善
- 災害復旧支援を通じた地域防災力強化
- 地元自治体と連携した持続可能な開発支援
- CO2排出削減計画の策定と実行
- グリーン調達基準の導入