柿安本店

基本情報

証券コード
2294
業種
食料品
業種詳細
食品製造
都道府県
三重県
設立年
1968年11月
上場年
1997年06月
公式サイト
https://www.kakiyasuhonten.co.jp/
東証情報
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Yahoo!ファイナンス
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他の会社
秋川牧園, アクシーズ, ホクリヨウ, モロゾフ, 六甲バター, 日本ハム, 福留ハム, エスフーズ, 滝沢ハム, 伊藤ハム米久ホールディングス, キッコーマン, ユタカフーズ, ロック・フィールド, イフジ産業, トーエル, 三菱鉛筆

概要

柿安本店は1968年創業の三重県桑名市に本社を置く食品製造業で、精肉・惣菜・レストラン・和菓子・食品事業を展開し、全国約300店舗を持つ老舗食品メーカーです。

現状

柿安本店は2021年2月期に売上高約373億円、営業利益約13億円を計上し、堅実な経営基盤を維持しています。主力の精肉事業は松阪牛や黒毛和牛、沖縄あぐ~豚など独自ブランドを開発し、高品質商品を提供しています。惣菜事業は百貨店やショッピングセンターのテナントを中心に全国展開し、店頭での調理演示により集客を強化しています。レストラン事業では炭火焼ステーキやしゃぶしゃぶ、創作中華料理など多様な業態を展開し、ブランド力を向上させています。和菓子事業は伝統の手作り製法を守りつつ口福堂ブランドで販売拡大を図っています。食品事業の牛肉しぐれ煮は250年以上の歴史を誇り、安定した売上を確保しています。公正取引委員会から下請法違反勧告を受けたが、その後はコンプライアンス強化に努めています。今後は料亭業態強化と15店舗の新規出店計画により事業拡大を目指しています。サステナビリティやDX推進も視野に入れ、地域社会との共生を重視しています。

豆知識

興味深い事実

  • 創業者の名前由来は果樹園の柿栽培から「柿安」と呼ばれたこと。
  • 250年以上続く伝統的な牛肉しぐれ煮の製法を保持。
  • 全国に約300店舗を展開する老舗食品メーカー。
  • 希少な地鶏「天草大王」の復活と飼育に成功。
  • 店舗スタッフが矢絣の揃いの和装で江戸前の雰囲気を演出。
  • 公正取引委員会から下請法違反で勧告を受けた経歴あり。
  • 多業態展開によりレストラン、惣菜、和菓子など幅広く展開。
  • 松阪牛を炭火あみ焼・すき焼・しゃぶしゃぶで提供する老舗。
  • 「おもてなしの心」コンテストを定期的に開催している。
  • 障害者雇用に積極的に取り組み柿安ハートフルパートナーズ設立。

隠れた関連

  • 同業の日本ハムや伊藤ハム米久HDと株式関連で連携がある。
  • 三重県を中心とした地場産業活性化と密接な企業連携がある。
  • テレビ東京の経済番組で長期に取り上げられ、ブランド認知を高める。
  • 牛肉の産地直送に注力し、全国の生産農家と強固なネットワークがある。
  • 伝統製法の和菓子が地元の伝統文化保存に寄与している。
  • 自然飼料育成の鶏肉ブランドは地域のブランド戦略に組み込まれている。
  • 社員持株会と取引先持株会による経営参加が進んでいる。
  • 多様な惣菜業態展開で他社との差別化を図っている。

将来展望

成長ドライバー

  • 高級和牛ブランドの国内外での認知拡大。
  • 惣菜事業の店舗展開と調理実演による顧客獲得。
  • 料亭業態の強化により高付加価値化推進。
  • 健康志向・高品質食品市場の拡大への対応。
  • DXとサステナビリティを融合した経営革新。
  • 地域密着型商品の開発と地産地消の推進。
  • 障害者雇用や多様な人材活用による組織強化。
  • 牛個体管理システムを活用した品質向上。
  • 新規店舗15店の積極的な出店計画の実行。
  • 顧客ニーズを反映した商品ラインナップの多様化。
  • 物流及び販売網の最適化によるコスト削減。
  • 伝統と革新を両立させるブランド強化戦略。

戦略目標

  • 国内外でのブランド認知拡大とシェア拡大を達成
  • サステナブルな生産と流通体制の確立
  • 年商500億円を超える高付加価値食品事業の育成
  • 多様な人材雇用による組織力強化と持続的成長促進
  • 地域社会との連携を深めた共生型企業の確立
  • DXを活用した業務効率の最大化と顧客体験向上
  • 食品ロス削減率を20%以上達成
  • 環境負荷低減目標の実現と定期的な進捗報告
  • 和菓子・料亭業態の伝統継承と新業態展開
  • 顧客ニーズに応じた多様な商品開発と市場対応

事業セグメント

食品製造・加工業者向け

概要
食品製造・加工業者向けに高品質な原料と加工品を提供。
競争力
一貫した品質管理と独自ブランド素材の供給
顧客
  • 外食チェーン
  • 百貨店テナント
  • スーパーマーケット
  • 食品加工会社
  • 業務用惣菜卸売業
製品
  • 精肉加工品
  • 和菓子素材
  • 惣菜製造品
  • 牛肉しぐれ煮
  • 冷凍食材

レストラン・外食支援

概要
外食産業向けに厳選素材と料理支援サービスを提供。
競争力
ブランド認知度と調理ノウハウに基づく提案力
顧客
  • レストラン運営者
  • ホテル
  • ケータリング会社
  • 施設給食
  • イベント業者
製品
  • 高品質精肉材料
  • 惣菜セット
  • 料理用調味料
  • 冷凍加工食品
  • メニュー開発支援

小売・流通向け供給

概要
小売業者向けに多様な自社製品を安定供給。
競争力
広範な販売チャネルとブランド力
顧客
  • 百貨店
  • スーパー
  • コンビニエンスストア
  • EC事業者
  • 専門店
製品
  • 精肉小売商品
  • 和洋菓子
  • 惣菜・弁当
  • 加工食品
  • 季節限定商品

食材開発・研究機関

概要
生産者と連携し高品質食材開発と管理技術を提供。
競争力
産地直送の高品質食肉生産管理体制
顧客
  • 農業生産者
  • 養豚養鶏業者
  • 食品研究所
  • 大学研究部門
製品
  • 牛個体管理システム
  • 飼料開発支援
  • 品質管理技術
  • 技術コンサルティング
  • 地域ブランド育成

競争優位性

強み

  • 全国に約300店舗の広い販売網
  • 独自ブランドの高級和牛・豚肉・鶏肉
  • 多業態展開による事業多角化
  • 伝統的製法を守る和菓子事業
  • 安定した財務基盤と資産規模
  • 品質管理のための牛個体管理システム
  • 地域との連携を活かした産地直送体制
  • 多彩な惣菜メニューと調理実演
  • 料亭業態を含む高級レストランブランド
  • 長年の歴史と顧客からの信頼

競争上の優位性

  • 松阪牛など高品質牛肉のブランド力強化
  • 多様な消費者ニーズに応える品揃えの豊富さ
  • 店舗での調理演示による差別化された販売戦略
  • 各種惣菜・レストランの全国展開による集客力
  • 伝統と革新を融合した和菓子製造技術
  • 精肉の製販一貫体制で品質・トレーサビリティ確保
  • 原料から調理までの全工程管理による信頼性
  • 地域ブランドと連携した販路拡大
  • 複数の販売チャネルを活用する多角的流通網
  • 豊富な社内技術・ノウハウ蓄積と人材育成

脅威

  • 国内外の競合激化による価格競争の激化
  • 農畜産物の価格変動と原料調達コスト上昇
  • 人口減少および少子高齢化による市場縮小
  • 食品安全・衛生法規制の強化対応コスト増
  • 新型感染症等の影響による外食需要変動
  • 気候変動による食肉生産環境の不安定化
  • 消費者志向の変化に伴う商品の陳腐化リスク
  • 人材確保・育成の困難と労働コスト上昇
  • 公正取引・下請法違反の社会的信用低下リスク
  • 急速なデジタル化への対応遅れによる競争力減少

イノベーション

2024: 料亭業態の強化

概要
高級料亭・飲食店ブランドの拡充と品質向上へ投資強化。
影響
ブランド力向上と高付加価値売上増加に貢献

2023: 牛個体管理システム高度化

概要
AI技術を導入し、血統・飼育履歴の管理精度を向上。
影響
品質向上と効率的生産管理を実現

2022: 惣菜の調理工程演示システム刷新

概要
店舗での調理実演技術を最新機器で更新し集客力強化。
影響
来店客数増加と売上向上に寄与

2021: 和菓子製造工程の自動化導入

概要
伝統製法を維持しながら工程の一部自動化で生産効率化。
影響
生産性向上と安定的品質提供に成功

サステナビリティ

  • 牛肉生産における飼料効率改善による環境負荷軽減
  • 地産地消推進を通じた地域農畜産業活性化支援
  • 食品ロス削減プログラムの実施と推進
  • 店舗でのプラスチック包装削減とリサイクル推進
  • 障害者雇用促進と多様な人材受け入れ体制整備
  • 生産過程でのCO2排出削減目標設定と対応強化
  • 健康志向商品の開発と安全な食材提供の徹底
  • 地域社会への食育活動や文化支援の継続実施
  • 水使用量削減と衛生管理の最新技術導入
  • 持続的発展を目指したパートナー企業との連携強化