ラクス
基本情報
概要
ラクスは2000年創業の東京都渋谷区に本社を置く日本最大級のSaaS企業で、クラウド型経費精算システムを中心に多様なITサービスを提供しています。
現状
ラクスは2025年3月期に連結売上高489億円、営業利益101億円を達成しており、SaaS企業として国内トップクラスの収益性を誇ります。主力のクラウド型経費精算システム「楽楽精算」は累計導入社数10,000社超で業界首位を維持しています。メール共有管理システム「メールディーラー」も14年連続売上シェアNo.1を獲得し、顧客基盤の強固さを示しています。ラクスはAI技術を活用したサービス拡充に注力し、自律型AIの実装など最新技術による利便性向上を図っています。子会社にIT人材派遣や低価格クラウドサービス運営会社を持ち、事業領域の多角化も進めています。社会貢献として障がい者雇用支援にも取り組み、地域貢献活動も展開中です。東京証券取引所プライム市場に上場し、今後もDX促進や人材育成による持続的成長を目指しています。
豆知識
興味深い事実
- 楽楽精算の累計導入社数は10,000社を超え国内トップ。
- メールディーラーは14年連続売上シェアNo.1を獲得。
- 社名の『ラクス』は『楽』に由来し使いやすさを象徴。
- ベーカリー事業を通じて社会貢献を積極的に実施。
- 東京証券取引所プライム市場に上場している。
- AIエージェント機能搭載で先進的なSaaS展開を推進。
- IT人材派遣事業も有し多角化を図っている。
- 従業員数は連結で2,197人(2023年3月末現在)。
- 国際標準の情報セキュリティ認証を取得済み。
- 東証マザーズからプライム市場へ市場変更済。
- 累計10000社超の導入実績は中小企業向けでは最高水準。
- 自社開発のメール配信システムを子会社で運営。
- 障がい者雇用支援のベーカリーカフェを運営中。
- 創業から21期連続で増収を記録している。
- 採用育成体制により質の高いIT人材を提供。
隠れた関連
- ラクスの親会社的存在である中村崇則が35%以上の株式を保有し経営の安定を支える。
- メール管理市場で競合するラクスルと名称が似ているが全く別会社である。
- ベトナム現地法人が開発コスト低減と技術リソース確保に重要な役割を果たす。
- IT人材派遣事業を通じてSaaS事業と人材育成が相互に補完し合っている。
- 障がい者雇用推進の取り組みが企業ブランド強化に寄与している。
- 東京以外に札幌、名古屋、広島、福岡にも営業所を展開し国内全国網を形成。
- 「楽楽精算」TVCMの消費者動員賞受賞により認知拡大に成功。
- 複数のSaaS製品群を連携させることで顧客の業務効率を飛躍的に向上。
将来展望
成長ドライバー
- 国内中小企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)需要増加
- AI応用による業務自動化及びサービス高度化
- SaaS製品の多機能化・連携強化による顧客満足度向上
- IT人材派遣事業とのクロスマーケティング効果最大化
- 地方都市での営業拠点拡大による市場拡大
- クラウドサービスの社会インフラ化による安定需要
- セキュリティ強化ニーズの高まりへの対応
- データ活用によるサービス付加価値創出
- 海外オフショア開発拠点の技術力向上
- 障がい者雇用など社会的責任活動の評価向上
- 市場シェア拡大によるスケールメリットの享受
- 法規制の変化への迅速適応体制
戦略目標
- クラウド型経費精算システムの国内シェア60%超獲得
- AI搭載サービスの全事業セグメントへの展開
- IT人材育成・派遣事業の売上高倍増
- 障がい者雇用促進と多様性推進の業界リーダー
- 地方拠点数を倍増し全国展開を完遂
- 情報セキュリティ認証の海外展開と強化
- サステナビリティ活動の継続的強化と評価獲得
- 売上高1,000億円超の達成
- DX支援全領域でのワンストップサービス実現
- グローバル市場開拓のための海外子会社拡充
事業セグメント
クラウド型SaaSサービス
- 概要
- 中小企業を中心に経費精算や請求書管理、メール管理サービスを提供。
- 競争力
- 業界トップのサービスシェアと豊富な顧客基盤
- 顧客
-
- 中小企業
- スタートアップ
- 会計事務所
- 小売業
- 製造業
- サービス業
- IT企業
- 教育機関
- 医療機関
- NPO法人
- 製品
-
- 楽楽精算
- 楽楽明細
- 楽楽請求
- 楽楽勤怠
- メールディーラー
- 配配メール
- ブラストメール
- ブラストエンジン
IT人材派遣・紹介サービス
- 概要
- 経験豊富なITエンジニアの派遣及び紹介サービスを展開。
- 競争力
- 自社採用・育成による質の高いIT人材提供
- 顧客
-
- Webエンジニア
- インフラエンジニア
- 機械学習エンジニア
- QAエンジニア
- 開発企業
- IT受託企業
- スタートアップ企業
- 大手IT企業
- 製品
-
- 常駐型エンジニア派遣
- 人材紹介
- IT人材育成プログラム
低価格クラウドサービス運営
- 概要
- 低価格ながら高機能なメール配信サービスを展開。
- 競争力
- コストパフォーマンスに優れた独自システム
- 顧客
-
- 中小企業
- 個人事業主
- 製品
-
- ブラストメール
- ブラストエンジン
ベーカリーカフェ運営
- 概要
- 障がい者雇用を推進するベーカリーカフェ運営事業。
- 競争力
- 社会貢献と事業展開の複合運営
- 顧客
-
- 地域住民
- 障がい者雇用支援団体
- 製品
-
- 焼きたてパン工房 天使の小麦
競争優位性
強み
- クラウド型経費精算システムの業界トップシェア
- 長期にわたり継続した増収増益の財務体質
- AI技術導入による先進的なサービス提供
- 多様な営業拠点と子会社を有する強力な販売網
- メール共有システムにおける売上シェアNo.1
- 充実した製品ラインアップと顧客サポート
- 強固な中小企業顧客基盤
- 積極的な社会貢献と障がい者雇用推進
- 東証プライム市場上場による企業信頼性
- 高い技術開発力とエンジニア派遣事業の連携
- ネットワークセキュリティの確立
- グローバル拠点を活かした開発リソース
- 老舗SaaS企業としてのブランド力
- 長期間の業界経験に基づく運営ノウハウ
- 多角的なデジタルトランスフォーメーション支援
競争上の優位性
- 累計導入社数10,000社超の圧倒的経費精算サービスシェア
- メールディーラーが14年連続売上シェアNo.1を維持
- AIエージェント機能の積極導入で先進性を追求
- 多様なサービスをシームレスに連携させた総合プラットフォーム
- 長期的な財務成長と利益率の高さによる財務健全性
- IT人材派遣とSaaS事業の融合によるソリューションの深化
- 子会社を活用した低価格クラウドサービスの提供力
- 社会貢献を重視し障がい者雇用を推進する独自性
- 堅牢なセキュリティ体制に基づいたサービス信頼性
- 東証プライム市場の上場企業としての透明性と信頼
- 営業拠点全国展開による顧客接点の拡大
- 積極的な技術投資とR&D体制による製品競争力強化
- 国内SaaS大手としての市場影響力
- 実績豊富な経営陣による持続的成長戦略の遂行
- 情報提供から開発・販売まで自社で一貫したサービス提供
脅威
- 国内SaaS市場の競合激化による価格競争
- AI・クラウド技術の急速な変化への適応遅延リスク
- 労働者派遣事業における規制強化の可能性
- サイバーセキュリティ脅威の増大
- 主要顧客のIT投資縮小による需要減少
- 人材確保競争の激化による人件費上昇
- 経済情勢変動による法人支出縮小
- 新規参入者の技術革新による市場シェア喪失
- グローバル展開に伴う文化・法規制の複雑性増加
- 顧客企業のDX推進速度の鈍化
- 自然災害等の社会的リスクによる事業継続影響
- ITトレンドの多様化によるサービスの陳腐化
イノベーション
2023: AIエージェント機能の開発組織設立
- 概要
- 経費精算システムに自律型AIエージェント機能を実装するための専用組織を新設。
- 影響
- 業務自動化とユーザー利便性の大幅向上を実現。
2023: 社内問い合わせ向けAIチャットボット「チャットディーラーAI」導入
- 概要
- 社内向けにAIチャットボットを投入し問い合わせ応対の効率化を推進。
- 影響
- 問い合わせ対応時間の30%削減に貢献。
2022: ISMS(ISO/IEC 27001:2013)認証取得
- 概要
- 情報セキュリティマネジメントシステムの国際認証を取得しセキュリティ体制を強化。
- 影響
- 顧客信頼度の向上と契約獲得の拡大に寄与。
2022: 「楽楽精算」TVCM展開
- 概要
- TVCMでブランド認知向上を図り、CM総合研究所の消費者動員賞を受賞。
- 影響
- 新規顧客獲得数の増加を促進。
2021: ベトナム現地法人によるオフショア開発強化
- 概要
- RAKUS Vietnamを通じた開発体制を拡充し、開発スピードとコスト効率を改善。
- 影響
- 新機能開発の短縮と人材確保に成功。
2021: メールマーケティング「配配メール」11期連続リーダー認定
- 概要
- 継続的な機能強化と顧客対応で業界内のリーダーとして評価を維持。
- 影響
- 信頼性向上による顧客ロイヤルティ強化。
2023: IT人材派遣サービスの質向上施策
- 概要
- 自社育成プログラムでIT人材スキルアップを図り顧客満足度を向上。
- 影響
- 派遣サービスの契約継続率向上に寄与。
2020: 内部システムのクラウド完全移行
- 概要
- 自社運用システムを全面クラウド化し事業運営効率を改善。
- 影響
- 運用コスト10%削減、柔軟性向上達成。
サステナビリティ
- 障がい者雇用促進のベーカリーカフェ運営
- 情報セキュリティ管理の強化と認証取得
- 地域社会への積極貢献と環境負荷の低減努力
- 従業員の働きがい向上施策推進
- 多様性と包摂性を尊重した人材育成