イチケン

基本情報

証券コード
1847
業種
建設業
業種詳細
建設・土木
都道府県
東京都
設立年
1930年06月
上場年
1963年06月
公式サイト
https://www.ichiken.co.jp/
東証情報
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他の会社
安藤ハザマ, 大成建設, 大林組, 清水建設, 長谷工コーポレーション, 鹿島, 西松建設, 戸田建設, 熊谷組, インフロニア・ホールディングス, 三洋工, ヨシタケ, 三京化

概要

イチケンは1930年創業の総合建設業者で、商業施設建築に強みを持ち中堅ゼネコンとして安定的な業績を維持する企業です。

現状

イチケンは2019年3月期に売上高約938億円、営業利益約46億円の堅実な財務基盤を持ち、商業施設を中心に都市環境整備や貸ビル賃貸業など多角的に事業を展開しています。筆頭株主マルハンとの関係を活かした事業提携により、安定した受注基盤を有しています。関西や九州、仙台、広島、沖縄にも営業所を配置し、幅広い地域で施工実績を積み上げています。不祥事後もガバナンス強化に取り組み、内部管理体制を整備しています。建設業界においては大手ゼネコンとの競合が激しい中、専門性の高い商業施設建築に特化し差別化を図っています。サステナビリティや都市開発の高度化に注力し、将来的には複合商業施設の企画・設計・施工分野の拡大を戦略としています。2023年には東京証券取引所の市場区分をプライムからスタンダードに移行し、資本政策を見直す動きも見られます。今後はデジタル技術導入と効率的な経営体制の構築で競争力強化を目指しています。国内の建設需要の変動を注視しつつ、質の高い施工と信頼性向上に努めています。

豆知識

興味深い事実

  • 1930年創業の老舗建設会社として国内で広く認知されている
  • マルハンが筆頭株主というユニークな資本関係を持つ
  • 商業施設を中心に専門性を高めてきた中堅ゼネコンの代表格
  • かつて関西支店の不適切会計問題が社会的に注目された
  • 都心の複合商業施設の施工に多数実績がある
  • 多様な地域に営業所を持ち広域展開している
  • 都市環境整備も手掛ける希少な中堅建設会社
  • 歴史的にダイエーとの業務提携により発展してきた
  • 物流施設等の企画・設計・施工も行う
  • 建設業界では珍しい社名変更を複数回実施している

隠れた関連

  • パチンコ大手マルハンが筆頭株主であり、同グループの施設建築に強い影響力を持つ
  • ダイエーとの業務提携を経て商業施設建築のノウハウを蓄積
  • 各地の専門店舗施工は小売チェーンの成長と連動している
  • 神戸メリケンパークオリエンタルホテルの施工で地域ブランド化に寄与
  • ベトナム・ハノイに事務所を持ち海外市場進出の足掛かりとする
  • 不適切会計の問題以降、東証市場区分の見直しを経て財務体制強化に注力
  • 港区芝浦の浜松町ビルディングが本社ビルとして名高い
  • 近年デジタル施工管理導入を進めて生産性向上を狙う

将来展望

成長ドライバー

  • 増加する都市部商業施設需要の獲得
  • マルハングループとの連携強化による安定収益
  • 地方都市での複合施設開発ニーズ拡大
  • デジタル・スマート建設技術の導入促進
  • 環境配慮建築への市場シフト
  • 新規顧客開拓のための営業力強化
  • 中小ゼネコンのM&Aによる事業規模拡大
  • 公共事業の増加に伴う土木工事参画
  • 湾岸エリア再開発による受注増加
  • COVID-19影響後の建設需要回復

戦略目標

  • 国内商業施設建築におけるトップクラスの専門企業化
  • マルハングループ関連事業とのシナジー最大化
  • BIM/CIM等デジタル技術活用率90%以上達成
  • 環境負荷削減とグリーン建築比率50%到達
  • 営業利益率10%以上への改善
  • 社内ガバナンス体制の継続的強化
  • 全国主要都市での事業展開強化
  • 従業員の多様性と働きやすさ向上
  • 地域社会との共生を目指した社会貢献活動推進
  • 新事業分野での売上高100億円突破

事業セグメント

商業施設建築・開発

概要
商業施設の企画・設計から施工、運営支援まで一貫したサービスを提供。
競争力
商業施設特化の建築技術とマルハンとの連携による安定受注基盤
顧客
  • デベロッパー
  • ショッピングモール運営会社
  • テナント企業
  • 商業ビル所有者
  • 金融機関
製品
  • 商業施設企画設計
  • 施工管理
  • 建築維持管理
  • 土地活用コンサルティング

都市環境整備

概要
都市の環境整備施工を手掛け、地域の景観向上に寄与する。
競争力
地域密着の施工経験と環境保全技術
顧客
  • 地方自治体
  • 都市開発事業者
  • 環境関連企業
  • 不動産管理会社
製品
  • 街路樹植栽
  • 公園整備
  • 環境美化施工
  • 多用途都市施設施工

住宅・不動産開発事業

概要
住宅開発プロジェクトにおける設計・施工・管理を提供。
競争力
長年の住宅建設ノウハウと地域展開力
顧客
  • 住宅販売会社
  • 不動産投資家
  • 建築設計事務所
製品
  • 住宅建築設計
  • 分譲住宅施工
  • 資産活用コンサルティング

専門店舗設計・施工

概要
専門店の内装および外装設計施工に特化。
競争力
ブランドイメージを活かした高品質施工
顧客
  • 自動車ディーラー
  • 専門店オーナー
  • チェーン店舗運営会社
製品
  • 店舗企画設計
  • 施工管理
  • テナントリフォーム

競争優位性

強み

  • 商業施設建築に特化した高い技術力
  • 安定した受注基盤と筆頭株主マルハンとの連携
  • 全国に広がる営業所網による地域密着展開
  • 豊富な施工実績による顧客信頼
  • 堅実な財務体質
  • 複合商業施設企画と施工管理の総合力
  • 内部管理体制の改善によるガバナンス強化
  • 多様な事業展開によるリスク分散
  • 長年の業界経験とノウハウ
  • 集中した専門分野での競争優位

競争上の優位性

  • 商業施設専門の総合建設として差別化可能
  • マルハンとの資本関係により安定受注が見込める
  • 多地域展開により地域特性を活かした事業展開
  • 複合施設の企画・設計から施工までワンストップ提供
  • ゼネコン大手との差別化による専門性集中
  • 幅広い施工実績によるブランド信頼度向上
  • 環境整備事業の強みを生かした都市開発参画
  • 専門店舗設計施工でニッチ市場を攻略
  • 内部統制改善による投資家信頼性強化
  • 安定的なキャッシュフロー確保

脅威

  • 大手ゼネコンとの激しい受注競争
  • 建設資材コストの高騰と調達リスク
  • 国内の建設需要低迷による業績不安定化
  • 不適切会計問題のブランドイメージ影響
  • 技術革新の遅れによる競争力低下
  • 環境規制強化に伴うコスト増加
  • 人手不足による施工遅延リスク
  • 経済情勢変動による資金繰りリスク
  • 自然災害の影響による工期遅延
  • 新規競合企業の参入

イノベーション

2023: デジタル施工管理システム導入

概要
全社的に施工進捗・品質管理をデジタル化し効率化を推進。
影響
工期短縮と品質向上を実現

2022: 環境配慮型建築資材の採用拡大

概要
持続可能な建築資材を積極的に導入し環境負荷低減に寄与。
影響
社会的評価の向上とコスト最適化

2021: BIM/CIM技術の活用強化

概要
建築・土木設計にBIM/CIMを導入し設計精度と施工効率を向上。
影響
設計ミス削減と再設計工数の大幅低減

2024: 地域密着型IoT施工モニタリング

概要
現場の施工状況をリアルタイムで監視し品質保持を徹底。
影響
品質向上とトラブル早期発見に成功

2020: 新型コロナ対応リモート会議システム整備

概要
建設現場とオフィスを連結し遠隔管理の効率化を図る。
影響
業務継続性強化と感染リスク軽減

サステナビリティ

  • 省エネルギー建築技術の導入推進
  • 廃棄物削減およびリサイクル推進計画
  • 地域社会との協働による環境保全活動
  • 建築資材の環境性能証明取得推進
  • 社員の環境意識向上教育の実施
  • グリーンビル認証取得を目指した建築設計
  • CO2排出削減目標設定と進捗管理
  • 多様性尊重と働き方改革への積極的対応