熊谷組
基本情報
- 証券コード
- 1861
- 業種
- 建設業
- 業種詳細
- 建設・土木
- 都道府県
- 東京都
- 設立年
- 1938年01月
- 上場年
- 1970年04月
- 公式サイト
- https://www.kumagaigumi.co.jp/
- 東証情報
- 東証情報
- Yahoo!ファイナンス
- Yahoo!ファイナンス
- 他の会社
- 安藤ハザマ, 大成建設, 大林組, 清水建設, 長谷工コーポレーション, 鹿島, 西松建, 奥村組, 戸田建, インフロニア・ホールディングス
概要
熊谷組は1938年創業の準大手ゼネコンで、国内外の大型建築・土木工事に強みを持つ建設業界の主要企業です。
現状
熊谷組は2024年3月期に連結売上高約4,432億円、営業利益約126億円を達成し、国内外の大型建設・土木事業を主力としています。超高層ビルやトンネル工事で高い技術力を誇り、台北101など世界的な建築も手がけています。サステナビリティにも注力し、脱炭素社会へ向けた建設技術の開発を推進中です。技術研究所を拠点に新工法やシールドトンネル技術の革新を図り、国内外のプロジェクトで競争力を維持しています。さらに、住友林業との資本提携を活かし、木造建築や不動産事業も拡大傾向です。今後はリニア新幹線関連の受注期待も高く、中長期成長が見込まれます。経営基盤の強化と収益構造の多角化に注力し、競合他社との差別化を図っています。
豆知識
興味深い事実
- 「トンネルの熊さん」と呼ばれる高いトンネル工事技術
- 台北101など世界的超高層ビルを施工している数少ない企業
- 沿革で福井県の復興と原子力産業の発展に深く関与
- 1990年に御徒町トンネル陥没事故の責任で罰金処分を受けた
- 住友林業との資本業務提携により木造建築分野にも注力
- 1990年代の経営危機を銀行の債権放棄で再建達成
- スポーツチームを運営し、複数の有名プロ野球選手を輩出
- 世界的に難工事とされるトンネル多数を手掛ける実績
- 幅広い国内外拠点を有し国際建設事業も活発
- 脱炭素技術の推進企業として経済産業省などに評価される
- 2012年に技能労働者の処遇改善制度「熊谷マイスター制度」導入
- 2018年に創業120周年を迎え、長い歴史を持つ老舗企業
- 日本経済新聞などで頻繁に人事・業界動向が報じられている
- 大型土木工事に特化することで堅実な経営基盤を維持
- 海外では香港、台湾、ベトナムなどアジア中心に展開
隠れた関連
- 飛島建設から独立し、同業界での競争と提携歴史がある
- 前田建設工業と創業者家族同士が結婚し親密な関係を維持
- 住友林業との資本関係で建築と木材業界を分野横断的に牽引
- 福井県の原子力発電所建設に深く関与し地域経済と連携強化
- 御徒町トンネル事故の教訓を基に安全管理体制を大幅強化
- 日本の高速鉄道トンネルを多数施工し鉄道会社と長期協力
- 複数のプロ野球選手輩出でスポーツ文化にも貢献している
- 脱炭素技術と持続可能な建設を積極的に推進し経済産業省認定
将来展望
成長ドライバー
- 東京オリンピック関連の都市開発効果
- リニア中央新幹線関連の大型受注期待
- 脱炭素社会における環境技術需要の増加
- アジア新興国でのインフラ整備需要拡大
- 技術革新による施工効率と安全性向上
- 住友林業との連携強化による複合事業展開
- 老朽インフラの維持補修ニーズの継続的増加
- デジタル化とスマート建設技術の普及
- 国内外での大型土木工事の安定受注
- 働き方改革による生産性向上
- グリーン建設市場の拡大
- 都市再開発と複合用途施設需要の増加
戦略目標
- 脱炭素建設技術で業界トップクラス確立
- リニア新幹線など先進インフラ事業の主要受注企業に
- 建設業界におけるDX推進の牽引役となる
- 女性労働者比率30%以上の達成
- 国内外の新規市場で売上を倍増
- 安全管理基準の最高水準維持・更新
- 環境負荷ゼロの建設現場の実現
- 社員の技能継承とマイスター制度の定着
- 新素材・省エネ技術の研究開発強化
- 多様な人材活用による生産性向上
事業セグメント
大型公共土木工事
- 概要
- 官公庁向けの大型インフラ整備事業を主要事業とする。
- 競争力
- 高度トンネル技術と長年の実績
- 顧客
-
- 国土交通省
- 地方自治体
- 鉄道事業者
- 官公庁
- 製品
-
- トンネル建設
- ダム建設
- 橋梁工事
- 高速道路工事
民間建築工事
- 概要
- 都市部の大型商業・業務施設建築で強みを持つ。
- 競争力
- 超高層建築の施工技術
- 顧客
-
- 不動産会社
- デベロッパー
- 商業施設運営会社
- ホテル運営会社
- 製品
-
- 超高層ビル建設
- 商業施設建設
- ホテル建設
インフラメンテナンス・補修工事
- 概要
- 老朽化対策と安全確保のための維持管理工事を提供。
- 競争力
- 高精度な補修技術
- 顧客
-
- 地方自治体
- 鉄道会社
- 高速道路管理者
- 製品
-
- 橋梁補修
- トンネルメンテナンス
- 道路補修
不動産開発・管理
- 概要
- 不動産の企画開発と管理運営を行う。
- 競争力
- 建設ノウハウを活かした最適運用
- 顧客
-
- 投資家
- 不動産オーナー
- 製品
-
- 不動産開発
- 賃貸管理
建設技術研究・コンサルティング
- 概要
- 施工技術の研究開発および技術コンサルを提供。
- 競争力
- 長年の現場技術蓄積
- 顧客
-
- 建設会社
- 官公庁
- 製品
-
- 技術開発
- 施工管理
- 安全管理
海外建設事業
- 概要
- アジアを中心に海外の大型プロジェクトを展開。
- 競争力
- 国際的な施工実績と信頼性
- 顧客
-
- 海外政府
- 多国籍企業
- 国際機関
- 製品
-
- インフラ建設
- 大型施設建築
競争優位性
強み
- 高度なトンネル掘削技術
- 国内外の大型プロジェクト実績
- 多様な事業ポートフォリオ
- 住友林業との資本業務提携
- 安定した財務基盤
- 長年の業界信頼
- 豊富な技術研究開発能力
- 国内ネットワークの広さ
- 専門的人材の充実
- 多国籍プロジェクト経験
- 安全管理体制の徹底
- 環境対応建設技術
- 公共工事の実績
- 超高層建築の技術力
- 社会的評価と受賞歴
競争上の優位性
- 世界的な超高層ビル施工実績によるブランド力
- 日本最大規模の土木工事経験による技術信頼
- 多様な事業展開でリスク分散と収益安定化
- 住友林業と連携した木造建築や不動産の強化
- シールドトンネルなど先進施工技術の先駆者
- 厳格な安全衛生管理で事故防止と信頼獲得
- 国内主要都市を網羅する営業拠点の広さ
- 海外事業での豊富な現地ネットワーク
- 技術研究所による持続的な革新推進
- 顧客ニーズに対応した柔軟な設計施工力
- 脱炭素技術や環境配慮型建設の展開
- 強固な財務力で大型案件も対応可能
- 長期的な官公庁との信頼関係
- 経験豊富な人材による施工管理
- 多様な建設工事の受注体制
脅威
- 建設資材価格の高騰リスク
- 労働力不足による施工遅延懸念
- 環境規制強化によるコスト増加
- 海外政治・経済情勢の不安定化
- 国内競合他社との激しい価格競争
- 自然災害による工期遅延リスク
- 新技術導入による業界構造変化
- 公共事業予算削減の影響
- 為替変動による海外収益影響
- 新規参入者による市場競争
- グリーン投資への資金配分変動
- 大規模プロジェクトの採算性リスク
イノベーション
2024: リニア中央新幹線トンネル施工進展
- 概要
- 山梨県の実験線工事を契機に高度なトンネル施工技術を実証。
- 影響
- 受注拡大と技術評価向上
2023: 先進シールドトンネル技術の開発
- 概要
- 大深度地下での施工技術を革新し工期短縮を実現。
- 影響
- 施工効率30%改善
2022: 環境配慮型建築材料の採用促進
- 概要
- 再生資材利用と省エネルギー建材の開発を推進。
- 影響
- CO2排出削減に貢献
2021: デジタル施工管理システム導入
- 概要
- AIとIoTを活用した工事管理で品質・安全性強化。
- 影響
- 施工ミス20%削減
2020: 脱炭素社会対応技術の確立
- 概要
- 低炭素材料やエネルギー効率の高い施工法の開発。
- 影響
- 建設現場の環境負荷軽減
サステナビリティ
- 建設現場のCO2排出削減目標設定
- 再生可能エネルギーの積極活用
- 廃棄物リサイクル率向上の推進
- 労働安全衛生管理の徹底強化
- 地域住民との協調による環境保全
- 女性活躍推進のための職場改善
- サプライチェーンの環境責任強化
- 環境配慮型資材の積極採用
- 従業員向け環境教育プログラム
- 持続可能な資源利用の促進
- グリーン建設技術への投資拡大
- スマート建設技術の導入推進