山口フィナンシャルグループ
基本情報
- 証券コード
- 8418
- 業種
- 銀行業
- 業種詳細
- 銀行
- 都道府県
- 山口県
- 設立年
- 2006年10月
- 上場年
- 2006年10月
- 公式サイト
- https://www.ymfg.co.jp/
- 東証情報
- 東証情報
- Yahoo!ファイナンス
- Yahoo!ファイナンス
- 他の会社
- いよぎんHD, しずおかフィナンシャルグループ, 京都フィナンシャルグループ, めぶきフィナンシャルグループ, コンコルディア・フィナンシャルグループ, 西日本FH, ひろぎんHD, 千葉銀行, 群馬銀行, ふくおかフィナンシャルグループ, 八十二銀行
概要
山口フィナンシャルグループは2006年設立の地方銀行持株会社で、山口銀行・もみじ銀行・北九州銀行を傘下に持ち地域密着型金融サービスを展開する中堅金融グループです。
現状
山口フィナンシャルグループは2023年3月期連結売上高1,573億円、経常利益257億円を計上し、堅調に経営基盤を固めています。山口・もみじ・北九州の3行体制で山口県・広島県・福岡県北九州市を主力営業エリアとしており、地域密着型サービスを強化しています。直近では金融子会社の統合や資産運用会社設立、ベトナム現地銀行との業務提携など多角化を推進。経営混乱を経て経営体制を立て直し、地域信用向上とデジタル化推進を戦略の柱としています。サステナビリティ分野では地域活性化への貢献に注力し、2030年に向けた中期経営計画の遂行を目指します。今後は金融テクノロジーの活用やリテール強化、地域商社との連携深化で競争力向上を図ります。
豆知識
興味深い事実
- 2006年に山口銀行と金融持株会社のもみじホールディングスが株式移転で設立。
- 北九州銀行は2010年に福岡県北九州市に特化し設立された地方銀行。
- グループのブランドカラーは緑・オレンジ・赤に黄色のラインを加えた独自デザイン。
- 卓球選手の石川佳純が2013年からグループイメージキャラクターを務めた。
- 2022年にCMとブランドスローガンを刷新し「この世界で。この街で。このじぶん。YMfg」を採用。
- もみじ銀行は広島東洋カープ選手の起用など独自路線の広告活動を展開。
- 地域商社やまぐちを設立し地方産品の県外販路拡大に取り組む。
- 従業員持株会を設置し社員の株式保有を促進している。
- ワイエム証券やワイエムリースなどグループ内の多様な金融サービスを展開。
- 経営体制混乱時に金融庁より報告徴求命令を受けるなどガバナンス課題が表面化。
- 早稲田大学大学院出身の現社長椋梨敬介が2020年に就任し改革を推進。
- 地域密着の地方銀行の持ち株会社として地元経済の要となっている。
- ベトナムの大手銀行と業務提携を行い国際展開も視野に入れている。
- 3つの銀行を組み合わせた地域別ブランド展開を戦略の柱としている。
- 過去にアイフルと共同出資による新銀行構想を進めるも中止となった経緯がある。
隠れた関連
- 井筒屋ウィズカードの完全子会社化で山口地域の地域連携を強化。
- 大和証券グループと共同で資産運用会社を設立し金融分野での提携を拡大。
- ブランドスローガンの刷新が地元若年層の支持を高める狙い。
- 北九州銀行設立は埼玉りそな銀行の事例を参考にした戦略的分割。
- 地域商社やまぐち設立は地元経済振興における公的機関との連携強化。
- もみじ銀行の広島東洋カープとの広告提携で地域認知度と支持率を向上。
- 複数の金融子会社を持つことでリスク分散と多角経営を実現。
- 従業員持株会の存在が経営と社員の一体感促進に寄与。
将来展望
成長ドライバー
- 地方創生ニーズの高まりによる地域金融需要増
- デジタルバンキングとフィンテックの導入促進
- 地域商社やまぐちとの産業連携強化による新収益機会
- 金融持株会社の多角的金融サービス提供体制
- 経営ガバナンス改善による信頼回復と資金集約
- 資産運用事業の拡大と提携強化
- 北九州銀行の地域展開拡大
- 地域中小企業への包括的金融支援
- 若年層へのブランド浸透と新商品開発
- サステナビリティ分野での先進的取り組み
- 多様な金融サービスのクロスセル拡大
- 海外金融機関との連携深化
戦略目標
- 連結純利益600億円達成
- 経常利益率の持続的改善
- デジタルチャネル比率50%以上へ向上
- 地域創生事業の収益割合20%超えを実現
- CO2排出量30%削減とESG評価向上
- 地域中小企業向け融資拡充、信用保証強化
- 従業員持株会を通じた社員参加率高水準維持
- 若手・女性管理職比率30%以上達成
- 地域商社やまぐちの売上拡大と新事業開拓
- 三行の統合・協調を深化し効率経営体制確立
事業セグメント
中小企業金融支援
- 概要
- 中小企業の成長と経営安定を資金面から支援する多様な金融サービス。
- 競争力
- 地域密着で幅広い産業に対応した総合支援
- 顧客
-
- 地元中小企業
- ベンチャー企業
- 商工会議所会員
- 地域農業法人
- 観光関連企業
- 製造業中小企業
- サービス業経営者
- 建設業者
- 小売業経営者
- 飲食店経営者
- 医療関連企業
- 物流企業
- 製品
-
- 長期運転資金貸付
- 設備投資融資
- 経営改善資金
- 保証付融資
- 商工会議所連携ローン
- リースファイナンス
- 信用保証協会保証融資
- セーフティネット貸付
- 海外展開支援融資
- 設備リース契約
- ビジネスマッチング
- 資金繰り支援
不動産関連融資
- 概要
- 地域の住宅・商業用不動産市場を支える多様な融資サービス。
- 競争力
- 地域特性に即した柔軟な融資対応
- 顧客
-
- 不動産開発業者
- 住宅販売業者
- 土地所有者
- マンション管理者
- 建設会社
- リフォーム業者
- 賃貸管理会社
- 不動産仲介業者
- 製品
-
- 住宅ローン
- 商業用不動産融資
- リフォームローン
- 土地取得資金貸付
- 賃貸経営支援融資
法人資産運用・資金管理
- 概要
- 地域法人の資産運用と資金流動性管理を支援。
- 競争力
- 地方銀行間連携による高度な運用ノウハウ
- 顧客
-
- 地方公共団体
- 医療法人
- 教育機関
- 大企業の地域支店
- 金融機関間連携
- 信託受益者
- 製品
-
- 資金管理サービス
- 運用コンサルティング
- 信託業務
- 年金基金管理
- 投資信託販売
証券・投資サービス
- 概要
- 地域に密着した証券サービスで資産形成を支援。
- 競争力
- 地元取引先との信頼関係
- 顧客
-
- 個人投資家
- 地元企業
- 投資信託加入者
- 年金基金
- 教育機関職員
- 製品
-
- 株式売買仲介
- 投資信託
- 資産形成プラン
- IPOサポート
- 資産運用相談
リース・保証サービス
- 概要
- 設備投資と信用補完を中小企業に提供。
- 競争力
- グループ内の金融連携による総合力
- 顧客
-
- 製造業
- サービス業
- 建設業
- 小売業
- 中小企業
- 製品
-
- 設備リース
- 信用保証
- 保険代理店サービス
- 債権回収代行
地域活性化支援
- 概要
- 地域経済活性化を目的とした資金支援とコンサル。
- 競争力
- 地元行政との連携力
- 顧客
-
- 地方自治体
- 地域商社
- 地域産業団体
- 観光協会
- 非営利団体
- 製品
-
- 地域資金支援
- まちづくりファイナンス
- 地域創生プロジェクト支援
海外事業支援
- 概要
- 海外進出企業の資金調達と業務支援を提供。
- 競争力
- ベトナム大手銀との提携実績
- 顧客
-
- 地元進出企業
- 関連団体
- 海外金融機関
- 製品
-
- 海外送金サービス
- 業務提携支援
- 現地銀行連携
競争優位性
強み
- 地域密着の3行体制で広範囲をカバー
- 堅固な地域信用と顧客基盤
- 多様な金融子会社によるサービス拡充
- 地域経済支援に特化したノウハウ
- 大和証券等との提携による資産運用強化
- 長期安定の財務基盤(純資産6,000億円超)
- ブランドスローガン刷新で認知度向上
- 地域商社やまぐち設立で地域活性化推進
- 北九州銀行の設立による新市場開拓
- 監査等委員会設置会社としてガバナンス強化
- 複数のクレジットカード/信販事業展開
- 従業員持株会の活用による社員参加促進
- 金融テクノロジー導入による業務効率化
競争上の優位性
- 地域密着型で地方中堅銀行以上の営業網
- 複数銀行を束ねる持株会社形態によるシナジー
- 地元企業・個人へのきめ細かい対応力
- オールニッポン・アセットマネジメント等共同設立で資産運用力強化
- 地銀間の連携と情報共有でリスク管理を高める能力
- アイフルとの合弁解消後の組織再構築で学んだ経営柔軟性
- 地域商社との協業で地方産業振興に強い影響力
- 地域の法務・財務顧問ネットワークとの高い信頼性
- 多様な金融サービス展開で取引先のニーズに幅広対応
- ブランド刷新およびPR活動で若年層への訴求力向上
- 隣接県の地方銀行群との競争優位性を意識した戦略策定
- 複数子会社持ち多角経営によるリスク分散効果
- 総資産12兆円超の規模による信用力と資金調達力
脅威
- 地方銀行を取り巻く低金利環境の長期化
- 地元経済の人口減少による市場縮小リスク
- 他地方銀行・メガバンクとの激しい競争
- 金融テクノロジーへの適応遅れ
- 与信費用の増加による収益圧迫
- デジタルシフトに伴う顧客離れの懸念
- 法規制の強化とコンプライアンスコスト増
- 経営混乱の再発によるブランド毀損
- 地政学リスクが及ぼす海外事業不確実性
- 地域商社等の新規事業リスク管理不足
- 高齢化に伴う預金減少と貸出需要の変化
- 信用リスクの増加による貸倒引当金負担
イノベーション
2022: ブランドスローガン刷新とCM展開強化
- 概要
- グループのブランドイメージ刷新および新CMシリーズ展開開始。
- 影響
- 若年層顧客への認知度向上と親近感増加
2021: 金融持株会社経営体制の強化
- 概要
- 経営混乱を受けてガバナンス体制とコンプライアンスを刷新。
- 影響
- 経営安定化と信頼回復を実現
2020: ワイエムアセットマネジメント設立による資産運用強化
- 概要
- 大和証券グループと共同で資産運用会社設立し投資信託を拡充。
- 影響
- 地域金融機関向けサービスの拡大
2021: 北九州銀行設立による新地域参入
- 概要
- 北九州市に特化した新銀行を設立し地域金融の幅を拡大。
- 影響
- 北九州地域のシェア強化と新規顧客獲得
2023: 金融テクノロジー導入促進
- 概要
- オンラインバンキング機能強化とAIによるリスク管理システム導入。
- 影響
- 顧客利便性向上と効率的な審査プロセス実現
サステナビリティ
- 地域中小企業への融資拡大による地域経済活性化支援
- 環境配慮型融資商品の開発と普及
- 地域商社やまぐちとの連携による地方創生推進
- デジタル化促進によるペーパーレス・省エネ実現
- 地域ボランティア活動や教育支援への参加強化
- 災害時の迅速な金融支援体制の整備
- 地域の高齢者支援サービスの拡充
- SDGs目標達成へのコミットメント明確化
- 女性や若手人材のキャリア支援推進
- 持続可能な経済活動を支える金融商品の提供
- グループ全体のCO2排出削減目標設定
- コンプライアンスとガバナンス強化による透明性向上