澁澤倉庫
基本情報
- 証券コード
- 9304
- 業種
- 倉庫・運輸関連業
- 業種詳細
- 倉庫・物流
- 都道府県
- 東京都
- 設立年
- 1909年07月
- 上場年
- 1950年12月
- 公式サイト
- https://www.shibusawa.co.jp/
- 東証情報
- 東証情報
- Yahoo!ファイナンス
- Yahoo!ファイナンス
- 他の会社
- SBSホールディングス, エリアリンク, 鴻池運輸, AZ-COM丸和ホールディングス, NIPPON EXPRESSホールディングス, 三菱倉庫, 三井倉庫ホールディングス, 住友倉, 日本トランスシティ, 中央倉, 安田倉
概要
澁澤倉庫は1909年創業の倉庫・物流業界の準大手企業で、国内外に拠点を展開し物流事業と不動産事業を主軸に先進技術を活用した総合物流サービスを提供しています。
現状
澁澤倉庫は2024年3月期に連結売上高734億円、営業利益42億円、純利益37億円を計上しています。物流事業では倉庫保管、陸上運送、港湾運送、国際輸送など多様なサービスを展開し、飲料物流や多品種少ロット物流で実績を伸ばしています。国内では東京・横浜・大阪・神戸など主要拠点を持ち、海外には香港、上海、ベトナム、フィリピンなどに現地法人を設立しグローバル展開を強化中です。不動産事業も拡大しており、倉庫施設の賃貸やオフィスビル運営を手がけています。ロボティクスや情報システムの活用にも積極的で、効率化と顧客ニーズへの対応力を高めています。環境面ではカーボンニュートラルや危険物倉庫の新設など持続可能性を重視し、信用格付けはJCRの「A」を獲得しています。中長期では先端技術導入と海外市場拡大を成長ドライバーとし、英商号の変更やグループ子会社の強化に取り組んでいます。主要顧客にはサントリー、P&Gなど多岐にわたり堅調な業績を維持しています。
豆知識
興味深い事実
- 渋沢栄一が創業した国内最古の倉庫業の一つ
- 創業時の倉庫が深川地区の歴史的建造物として知られている
- 社章は渋沢家の家紋をもとに設計されている
- 国内外の飲料メーカー物流に強い専門性を持つ
- 倉庫業における鉄筋コンクリート建築の先駆者
- 多様な物流ニーズに応えるため多数の子会社を有する
- 第一銀行(現みずほ銀行)との歴史的な結び付きが強い
- 倉庫保管に関連する文書管理サービスも提供
- アジア各地に現地法人を設置し国際物流を実現
- 昔の深川の邸宅地を活用して創業された歴史を持つ
- 物流業界内での複数の共同事業に積極参加
- 不動産事業を物流事業の補完として拡大している
- 安全管理と環境対策に重点を置く企業姿勢
- 従業員教育でホスピタリティと効率化を両立
- 地元江東区の地域貢献活動にも積極的に参加
隠れた関連
- 渋沢栄一が主導した第一銀行との連携が現在まで続く重要な経営基盤
- 古河財閥系列の古河グループと連携したビジネスネットワークを保持
- サントリーグループ、P&Gグループと長期的な物流提携関係を築いている
- 清水建設と歴史的な建築プロジェクトを共同で実施している
- ベトナム、フィリピンなど東南アジアの物流拠点構築を推進中
- 日本マスタートラスト信託銀行等、大手信託銀行が主要株主に名を連ねる
- 旧古河財閥の物流機能の一部を引き継いだ歴史的背景を持つ
- 社章の由来は、渋沢家の藍玉製造の家印に着想を得ている
将来展望
成長ドライバー
- アジア地域での国際物流需要の拡大
- 飲料・日用品分野の多品種少ロット物流増加
- IT・ロボティクスを活用した物流効率化
- 環境規制強化に伴う環境対応物流施設の需要
- 不動産事業との連携強化による収益基盤拡大
- 法規制に適合した危険物物流サービスの需要増
- グローバルなサプライチェーン再編の追い風
- 災害対応・リスク管理重視の物流サービス強化
- 高度人材の採用・育成による運営力向上
- 顧客ニーズの多様化に対応したサービス開発
- 電子商取引市場の拡大による物流需要増
- 持続可能性重視の社会変化による環境対応物流
戦略目標
- 海外物流拠点のさらなる拡充と収益化
- 高度IT化・自動化による倉庫作業効率の30%向上
- CO2排出量50%削減を達成するカーボンニュートラル推進
- 危険物倉庫サービスの全国展開とシェア拡大
- 物流と不動産の統合的事業モデル完成
- 持続可能な物流システムの普及と研究開発強化
- 社員が働きやすい職場環境の継続的整備
- 主要顧客との長期パートナーシップ強化
- 多様な顧客ニーズ対応のためのサービスラインアップ拡充
- デジタルプラットフォームによる顧客接点の高度化
事業セグメント
倉庫保管サービス
- 概要
- 多種多様な商品の安全保管と管理を提供し、多様な顧客業種の物流効率化を支援。
- 競争力
- 高い防災・安全管理体制と多様な保管施設
- 顧客
-
- 飲料メーカー
- 日用雑貨メーカー
- アパレル企業
- 製造業
- 商社
- 食品卸
- 製品
-
- 一般貨物保管
- 温度管理倉庫
- 危険物倉庫
陸運サービス
- 概要
- 全国ネットワークを活かした確実かつ迅速な貨物運送サービスを提供。
- 競争力
- 飲料物流の特殊ノウハウと地域密着輸送を両立
- 顧客
-
- 飲料業界
- 大手製造メーカー
- 卸売業者
- 小売チェーン
- 製品
-
- 長距離トラック輸送
- 多品種輸送
- 小口配送
港湾運送サービス
- 概要
- 主要港を拠点とした安全確実な貨物の荷扱いサービスを提供。
- 競争力
- 主要港湾での東証上場企業の信頼性と運営力
- 顧客
-
- 輸出入業者
- 国際物流企業
- 製造業
- 製品
-
- 港湾荷役業務
- 倉庫間輸送
- フォワーディング
国際輸送業務
- 概要
- 海外拠点と連携し、多様な国際物流サービスと輸送管路を構築。
- 競争力
- 現地法人ネットワークによる柔軟な輸送手配
- 顧客
-
- 輸出入事業者
- 海外進出企業
- 商社
- 製品
-
- 海上貨物輸送
- 航空貨物輸送
- 通関業務
不動産事業
- 概要
- 物流拠点や商業ビルの開発・運営を通じて安定収益を確保。
- 競争力
- 倉庫事業とのシナジーを活かした不動産展開
- 顧客
-
- 物流企業
- 製造業
- 商社
- 投資家
- 製品
-
- 物流施設賃貸
- オフィスビル管理運営
情報システムサービス
- 概要
- 効率化と最適化を追求した物流ITサービスを提供。
- 競争力
- 豊富な実績による安定稼働とカスタマイズ力
- 顧客
-
- 物流事業者
- 製造業
- 小売業
- 外食産業
- 製品
-
- 倉庫管理システム
- 配送管理システム
- 物流自動化ソリューション
トランクルーム・文書保管サービス
- 概要
- 安全性と利便性を兼ね備えた保管ソリューションを提供しています。
- 競争力
- 法令順守と顧客要望に細かく対応
- 顧客
-
- 企業
- 個人事業主
- 一般消費者
- 製品
-
- 書類保管サービス
- 個人向けストレージ
- デジタル文書管理支援
引越サービス
- 概要
- 安全かつ迅速な引越しサービスを多様なニーズに対応。
- 競争力
- 総合物流のノウハウを活かした一貫対応
- 顧客
-
- 企業オフィス
- 個人家庭
- 公共機関
- 製品
-
- オフィス移転支援
- 個人引越
- 大型設備輸送
ロボティクス及び自動化支援
- 概要
- 物流の効率化を推進する最新技術の導入を支援しています。
- 競争力
- 先進技術の実装経験豊富
- 顧客
-
- 倉庫業者
- 製造業
- 物流センター運営者
- 製品
-
- ロボット導入支援
- 自動搬送システム
- AI物流管理ソフト
アジア地域物流サービス
- 概要
- ベトナムや中国を中心に現地に密着した物流サービスを展開。
- 競争力
- 豊富な現地ネットワークと信頼性
- 顧客
-
- 海外進出企業
- 日系製造業
- 国際商社
- 製品
-
- 現地物流代行
- 輸出入通関
- サプライチェーン管理
その他物流サービス
- 概要
- 多様なニーズに対応できる付帯物流サービスを提供。
- 競争力
- 総合物流体制による迅速対応
- 顧客
-
- メーカー
- 商社
- 小売
- 製品
-
- 貨物追跡サービス
- 包装・梱包
- 在庫管理
競争優位性
強み
- 長い歴史と安定した経営基盤
- 多様な物流サービスの総合力
- 国内外に広がる拠点ネットワーク
- 不動産事業とのシナジー効果
- 先進技術の積極的導入
- 堅牢な顧客基盤と多業種対応
- 高い安全管理と環境配慮
- 信用格付け「A」を維持
- 強力な財務体質
- 広範な産業へのサービス展開
- 効率的なサプライチェーン運営
- 安心の港湾運送サービス
- 多品種少量物流の対応力
- グループ内シナジー拡大
競争上の優位性
- 業界内での準大手としての信頼と実績
- 渋沢家の歴史的信用とブランド力
- 国内主要都市および海外主要港湾の拠点展開
- 飲料・日用雑貨物流における専門ノウハウ
- IT・ロボティクス導入による効率化先進性
- 物流と不動産を組み合わせた総合ソリューション
- 顧客ニーズに即応可能な多様なサービス群
- 環境配慮型物流施設の整備推進能力
- 強固な顧客関係と長期取引契約
- 経営面での安定性と強力な財務支援
- 海外現地法人を活用したグローバル展開力
- 多様な物流分野をカバーするサービスの幅広さ
- 市況変動に強い経営ポートフォリオ
- 安全性とコンプライアンスの高さ
脅威
- 物流業界の激しい競争激化
- 燃料価格や人件費の上昇によるコスト増
- 国際情勢変動による輸送リスク
- 自然災害による施設・輸送への影響
- 環境規制強化による運営コスト増
- 労働力確保の難しさと人材不足問題
- 技術革新への対応遅れリスク
- 新興物流企業の台頭
- グローバル貿易摩擦の影響
- 顧客業種の景気変動影響
- サイバーセキュリティリスク
- 法律・規制の頻繁な変更
イノベーション
2024: 千葉北第三倉庫竣工
- 概要
- 飲料物流特化型の新倉庫を千葉に建設し供用開始。
- 影響
- 飲料物流の効率と対応力が向上
2024: 危険物倉庫新設(神戸・大阪)
- 概要
- 神戸港に七突倉庫、大阪茨木に危険物倉庫を新設し安全性強化。
- 影響
- 法令遵守とサービス範囲拡大を実現
2023: BYDジャパンと包括業務提携
- 概要
- カーボンニュートラル・サーキュラーエコノミー推進で連携。
- 影響
- 環境対応力向上と新たな事業展開
2022: マニラにTDG-Shibusawa Logistics設立
- 概要
- フィリピンで合弁により現地物流会社設立し海外展開強化。
- 影響
- 東南アジア市場でのプレゼンス向上
2020: 澁澤ABCビルディング拡張(横浜)
- 概要
- 物流施設兼R&D拠点として新ビル建設、物流技術研究を推進。
- 影響
- 技術革新による物流効率の改善
2024: JCR長期発行体格付「A」獲得
- 概要
- 経営安定性が評価され格付けが更新されました。
- 影響
- 資金調達コスト低減と信用力強化
2021: ロボティクス導入開始
- 概要
- 倉庫内の自動搬送ロボットの試験運用を開始。
- 影響
- 作業効率向上と人件費削減効果
サステナビリティ
- カーボンニュートラル目標設定と推進
- 環境負荷低減型物流施設の建設
- 危険物保管における安全対策強化
- リサイクル促進と廃棄物削減プログラム
- 地域社会との連携による環境保護活動
- 電気自動車トラックの導入促進
- ISO14001 環境マネジメント認証取得
- グリーン物流推進のための従業員教育
- サプライチェーンのエコロジカル改善
- デジタル化による無駄削減と効率化