関通
基本情報
- 証券コード
- 9326
- 業種
- 倉庫・運輸関連業
- 業種詳細
- 倉庫・物流
- 都道府県
- 大阪府
- 設立年
- 1986年04月
- 上場年
- 2020年03月
- 公式サイト
- https://www.kantsu.com/
- 東証情報
- 東証情報
- Yahoo!ファイナンス
- Yahoo!ファイナンス
- 他の会社
- SBSホールディングス, ATAO, 日本色材, エリアリンク, 鴻池運輸, AZ-COM丸和ホールディングス, NIPPON EXPRESSホールディングス, 三菱倉庫, 三井倉庫ホールディングス, 住友倉庫, 渋沢倉庫, 日本トランスシティ, 大運
概要
関通は1983年創業のEC・通販物流に特化した国内有数の物流サービス企業で、独自のIT技術を活用し効率的な配送センター運営を強みとしています。
現状
関通は2024年2月期に連結売上高約119億円、営業利益約4億円を計上し堅調な業績を維持しています。主力のEC通販物流事業では、全国20か所以上の物流拠点を展開し、楽天グループをはじめ主要顧客から高い信頼を得ています。物流センターの管理運営に加え、自社開発の倉庫管理システム「クラウドトーマス」を軸としたITオートメーション事業も成長分野です。最新の自動倉庫導入やRPAサービスの開始など技術投資を積極的に行い、物流業務の効率化と品質向上を推進しています。加えて、外国人技能実習生の受け入れや従業員教育プログラムによる人材育成に注力し、サステナビリティ観点からも地域密着型の物流ネットワーク構築を目指しています。今後は冷凍物流やDXセンター開設など新領域の拡大に取り組み、2020年の東証グロース市場上場後は資本業務提携を通じて事業基盤を強化しています。長期的な成長戦略として、ITによる物流自動化と顧客ニーズへの柔軟対応を軸に、安定した収益拡大を見込んでいます。
豆知識
興味深い事実
- 軽トラック1台から始まった物流事業の草分け的企業
- EC物流に特化し、配送センター設計マニュアル化を推進
- 業務の見える化で業界内高評価を獲得
- 全国20以上の国内物流拠点展開によるネットワーク連携
- 2017年からミャンマー外国人技能実習生を積極受け入れ
- 自社システム「クラウドトーマス」はSMB向けのWMSとして評判
- 物流現場見学セミナー実施で業界教育にも貢献
- 楽天グループとの資本業務提携により安定的顧客基盤を構築
- 法務、品質管理の認証を複数保持し信頼性が高い
- 冷凍冷蔵物流対応で幅広い商品管理が可能
隠れた関連
- 楽天グループの物流テナントとして独自の連携強化を図っている
- キヤノンITソリューションズとIT事業での資本業務提携を通じ技術共有
- ミャンマーに拠点を設け海外人材活用を先駆的に実行
- セミナー開催やシステム開発で業界内での教育的役割を担う
将来展望
成長ドライバー
- EC通販市場の持続的成長による物流需要増加
- ITシステムと自動化技術の導入拡大
- D2C市場拡大に伴う特化型物流サービスの需要
- 冷凍冷蔵物流分野での事業拡大
- 政府の外国人技能実習制度を利用した人材確保
戦略目標
- 全国主要エリアでの物流拠点ネットワーク完備
- ITオートメーション事業の売上拡大と新技術導入
- 環境負荷削減を目指した省エネ物流センター化
- 多様な人材活用による柔軟な労働力確保
- 新規物流サービスとDX推進による競争力強化
事業セグメント
物流代行サービス
- 概要
- EC通販を中心にした物流代行とITシステム提供で事業者の業務効率化を支援。
- 競争力
- 自社ITシステムと物流ノウハウの融合による高品質物流サービス
- 顧客
-
- EC・通販事業者
- 小売業者
- 製造業者
- 医療機関
- 食品業界
- 化粧品業界
- 冷凍食品業界
- D2Cブランド
- 大手ECモール運営企業
- 物流アウトソーサー
- 製品
-
- 倉庫運営代行
- 配送センター管理
- 冷凍冷蔵物流サービス
- 大型物流案件対応
- 物流ITシステム
- WMS(倉庫管理システム)
- 受注管理システム
- 品質管理システム
- RPA自動化ツール
- 人材育成プログラム
ITオートメーション事業
- 概要
- 物流業務の自動化・効率化を図るソフトウェアやAPI連携の提供。
- 競争力
- 物流現場の実務経験を活かした独自開発システム群
- 顧客
-
- 物流企業
- ECモール運営企業
- 製造業IT部門
- 小売業IT管理者
- D2Cブランド物流管理者
- 製品
-
- WMS「クラウドトーマス」
- チェックリストシステム「アニー」
- 受注処理自動化サービス「e.can」
- RPA作成代行サービス「ippo」
- API連携ソリューション
競争優位性
強み
- EC・通販物流に特化した豊富なノウハウ
- 自社開発の物流ITシステムによる効率化
- 全国に展開する広域物流拠点ネットワーク
- 楽天グループなど有力顧客との強固な関係
- 高度な品質管理と作業標準化体制
- 人材教育と多様な外国人技能実習生の活用
- 物流とITを融合した独自のサービス設計
- 冷凍冷蔵センターなど幅広い物流対応力
- 多彩な業務提携により技術と資本を強化
- セミナーや展示で最先端物流を公開
競争上の優位性
- EC通販物流のパイオニア的ポジション確立
- WMSクラウドトーマスによるシステム優位性
- ドミナント戦略によるエリア集中型物流展開
- RPAなど物流自動化の早期導入による効率化
- ミャンマー人材を含む多様な人材戦略
- 楽天やキヤノンITとの資本業務提携で競争力強化
- 冷凍物流やD2C物流など対応領域拡大の柔軟性
- セミナー等を通じて業界内ブランド力強化
- 豊富な実績による顧客信頼と高リピート率
- 配送センター設計およびマニュアル商品化の差別化
脅威
- EC市場競争激化に伴う価格競争圧力
- 労働力不足による人材確保の困難
- 物流コスト上昇(燃料費や人件費の増加)
- サイバー攻撃など情報セキュリティリスク
- 競合他社のITシステム開発競争激化
- 物流業界の規制強化や法改正への対応
- 自然災害による物流ネットワーク寸断リスク
- 顧客要望の多様化に伴うサービス適応負荷
- グローバル物流環境の不安定化
- 新技術の導入遅延による競争力減退
イノベーション
2024: 東京都新座市に東京主管センターを開設
- 概要
- 新規拠点開設により首都圏物流の効率化と供給力強化を図る。
- 影響
- 顧客サービス向上と配送時間短縮を実現
2023: 関通ネクストロジ株式会社設立とDXセンター開設
- 概要
- DX(デジタルトランスフォーメーション)推進体制を整備し物流のIT革新を加速。
- 影響
- 社内改革と新サービス開発が促進
2022: 兵庫県尼崎市のEC通販物流センターに自動倉庫を導入
- 概要
- 倉庫内業務の自動化による効率向上と人手不足対策を推進。
- 影響
- 作業効率25%向上、誤出荷率減少
2021: 受注処理自動化サービス「e.can」およびRPAサービス開始
- 概要
- 受注から配送までの業務フローを自動化し物流プロセスを革新。
- 影響
- 業務工数30%削減、エラー低減
2020: API連携によるWMSクラウドトーマスとSyrius AMRのデータ自動連携開始
- 概要
- ロボットによる自動倉庫作業とITシステムを統合連携させた物流効率化。
- 影響
- 物流現場の自動化推進と運用安定化
2023: キヤノンITソリューションズとWMS販売代理店契約締結
- 概要
- ITベンダーとの提携によるITシステム市場での展開拡大。
- 影響
- 販売チャネル拡大と売上増加
2021: 楽天グループ「ハングリード」BOSSとのWHGWシステム連携完了
- 概要
- 楽天ECサイトとの情報連携による物流管理の最適化。
- 影響
- 注文処理迅速化と顧客満足度向上
サステナビリティ
- 外国人技能実習生受け入れによる多様性推進
- 地域密着型の環境配慮物流ネットワーク構築
- 物流センターの省エネルギー化推進
- 作業効率化による資源削減とムダ排除
- 従業員の教育強化と労働環境改善