アスクル
基本情報
- 証券コード
- 2678
- 業種
- 小売業
- 業種詳細
- インターネットサイト運営
- 都道府県
- 東京都
- 設立年
- 1963年11月
- 上場年
- 2000年11月
- 公式サイト
- https://www.askul.co.jp/
- 東証情報
- 東証情報
- Yahoo!ファイナンス
- Yahoo!ファイナンス
- 他の会社
- エービーシー・マート, ラクーンホールディングス, 神戸物産, MonotaRO, ZOZO, ピクスタ, ピーバンドットコム, ネオジャパン, Mマート, ラクスル, 大塚ホールディングス, オートサーバー, くすりの窓口, OOKABE GLASS, 三井ハイテック, 西松屋チェーン, 王将フードサービス
概要
アスクルは1963年設立の国内最大手オフィス用品通信販売企業で、翌日配達の迅速な物流網を強みとします。
現状
アスクルは2020年連結売上高約4000億円を有し、事務用品を中心に食品や日用品まで幅広くカバーしています。大都市近郊に複数の物流センターを持ち、翌日配達や時間指定サービスを実現しています。親会社のLINEヤフーと連携したECサービスLOHACOは成長しており、医療・介護分野へも進出しています。2017年には物流倉庫火災での被害も経験しましたが、新しい物流拠点開設やペット用品大手チャーム完全子会社化など多角化を推進。セブン&アイ・ホールディングスとの協業により生鮮品EC事業も強化中です。さらに環境目標として2030年までにCO2排出ゼロを目指し、RE100やEV100に加盟しています。今後はクイックコマースやネット通販事業の拡充により成長を継続していくと見込まれます。
豆知識
興味深い事実
- 社名の由来は「明日来る」の意味で迅速配送の象徴。
- 全国7拠点の大規模物流センターを所有し翌日配達体制を実現。
- 会社設立当初はプラス工業の子会社としてスタート。
- EC事業開始は1997年3月で国内通信販売の先駆け。
- LOHACOはYahoo! JAPANとの協業で成長したBtoC事業。
- 2017年の物流倉庫火災で大きな損害を負い今後の安全強化に注力。
- セブン&アイとの協業で生鮮品通販にも参入。
- ペット用品のチャーム完全子会社化で新市場開拓。
- RE100・EV100に加盟した日本の先進的企業の一つ。
- 冊子カタログを一時廃止したが顧客の声で即復活。
- BtoBとBtoC双方の販売チャネルを持つ珍しい流通モデル。
- 代理店ネットワークで町の文具店を積極活用している。
- 医療・介護用品の通販にも注力し独自の専門カタログを展開。
- 災害時の物流拠点として自治体と協定を締結。
- クイックコマースで業界をリードするサービスを展開。
隠れた関連
- ソフトバンクグループ直下のLINEヤフーの連結子会社でありグループシナジーが強い。
- プラス(文具大手)との資本関係は解消したが、ブランドや商品協業は維持。
- セブン&アイ・ホールディングスとの共同生鮮通販で小売大手と強固な連携。
- 物流倉庫火災で警察捜索や賠償命令を経て、管理体制を大幅に強化。
- 親会社ヤフー(現Zホールディングス)との経営対立を経て経営体制の刷新を実施。
- チャーム買収によりペット用品市場でのプレゼンスを大幅向上。
- LOHACOのマーケティング思想を反映した新物流拠点ASKUL Value Center日高を開設。
- 「アスマル」などかつてのECブランドを統合し一元管理体制に移行。
将来展望
成長ドライバー
- EC市場の拡大とネット通販利用者増加
- クイックコマース事業の需要増大
- 医療・介護用品市場の高齢化ニーズ増加
- 生鮮食品の通販需要と家庭需要の増加
- ペット用品市場の成長と飼育者増加
- IT技術を活かした顧客体験向上
- サステナビリティ対応商品の需要拡大
- 物流自動化・効率化技術の導入促進
- 多様な顧客層への販売チャネル拡大
- 戦略提携により新規市場開拓効果
- デジタル広告・マーケティング強化による集客増
- 地域密着型営業の強化による信頼獲得
戦略目標
- CO2排出ゼロの達成
- 再生可能エネルギー利用100%の実現
- LOHACOとアスクル事業の統合・最適化
- 医療・介護分野での国内トップシェア確立
- クイックコマース領域での市場リーダー維持
- 物流センター完全自動化への移行
- ペット用品事業の売上倍増
- 生鮮食品通販の全国展開強化
- サステナビリティ経営の浸透と強化
- 顧客満足度90%以上維持
事業セグメント
企業向け事務用品・備品通信販売
- 概要
- 多数の顧客に対し迅速な商品配送と総合通販サービスを提供。
- 競争力
- 全国7拠点の物流センターによる翌日配送ネットワーク
- 顧客
-
- 中小企業
- 大企業
- 行政機関
- 教育機関
- 病院・医療機関
- 介護施設
- SOHO
- フリーランス
- スタートアップ企業
- 非営利団体
- 製品
-
- 文具
- 事務機器
- オフィス家具
- OA消耗品
- コピー用紙
- IT機器
- 健康衛生用品
- 備蓄商品
- 飲料・食品
- 医療用品
- 衛生素材
- パソコン周辺機器
- 物流備品
- 清掃用品
- 燃料・消耗品
BtoC向けECサイト運営
- 概要
- LOHACOブランドを中心に一般消費者向けのECサービスを展開。
- 競争力
- ヤフーとの連携による販売チャネル拡大
- 顧客
-
- 消費者
- 個人事業主
- 主婦層
- 若年層
- 法人個人兼用顧客
- 製品
-
- 日用品
- 食品
- 飲料
- 医薬品(非処方箋)
- ペット用品
- 化粧品
- 文具
- 雑貨
医療・介護施設向け専門通販
- 概要
- 医療・介護施設向けに専門カタログと通販サービスを提供しています。
- 競争力
- 専門カタログによる幅広いニーズ対応
- 顧客
-
- 病院
- 介護施設
- 福祉施設
- 訪問看護事業者
- 公的医療機関
- 製品
-
- 医療材料
- 介護用品
- 衛生用品
- 感染症対策用品
物流サービス・配送事業
- 概要
- 自社およびグループ向け物流拠点の運営、配送事業を行っています。
- 競争力
- 高度な物流センター運営ノウハウと広域配送網
- 顧客
-
- 社内物流管理
- 第三者配送受託
- 物流センター運営
- EC倉庫管理
- 配送業者
- 製品
-
- 物流センター運営
- 倉庫管理システム
- 配送最適化ソリューション
- 梱包資材
- 配送サービス
法人向け食材・弁当宅配事業
- 概要
- 企業向けに弁当・ケータリング配達サービスの提供を開始しています。
- 競争力
- 法人市場向け配送サービス連携の強化
- 顧客
-
- 企業福利厚生
- イベント運営会社
- 教育機関
- 介護施設
- 製品
-
- 弁当配達
- ケータリングサービス
- 非常食
- 食品備蓄セット
ペット関連商品販売
- 概要
- ペット用品大手チャームを活用し、商品販売と関連サービスを提供。
- 競争力
- チャームとの連携による商品ラインナップの拡充
- 顧客
-
- ペットオーナー
- ペットショップ
- 動物病院
- 製品
-
- ペットフード
- ペット用品
- ケアグッズ
- ペット用医療用品
生鮮食品EC事業
- 概要
- セブン&アイとの連携で生鮮品の通販サービスを推進。
- 競争力
- 生鮮特化の物流・配送ネットワーク
- 顧客
-
- 一般消費者
- 法人顧客
- 製品
-
- 生鮮野菜
- 鮮魚
- 精肉
- 加工食品
競争優位性
強み
- 全国7カ所の高度物流センター保有
- 親会社LINEヤフーとの連携強化
- 広範な商品ラインナップとカテゴリカバー
- 翌日配送の迅速なサービス体制
- 法人・個人両方の多様な顧客基盤
- 専門カタログによる医療・介護分野対応
- 豊富なプライベートブランド商品
- 多業種と協業する販売チャネル
- ペット用品市場への多角的参入
- 環境目標RE100・EV100加盟
- 強力なITプラットフォームとEC技術
- 弁当宅配など新規事業の展開
- 充実した顧客サポートと営業体制
- 地域密着型の代理店ネットワーク
- 高いブランド認知度と信頼性
競争上の優位性
- 大都市圏を中心とした全国物流網の確立による発送力
- LINEヤフーグループのマーケティング力と顧客基盤の活用
- 多カテゴリー商品のワンストップ購入可能性
- 代理店との連携による既存小売店と良好な関係構築
- 医療・介護向け専門カタログによる差別化
- クイックコマースで業界最先端の迅速配達体制
- BtoBとBtoC双方のサービスを包括的に運営
- セブン&アイとの提携による生鮮ECの強化
- ペット用品の大手チャームによる商品力強化
- 新物流拠点の整備と自動化による効率向上
- 社会的責任と環境配慮の取り組みの推進
- 高いIT開発力によるユーザーエクスペリエンス強化
- 多様な支払い手段の提供による顧客利便性向上
- 安定した資金力と株主基盤に支えられた経営
- オリジナルブランドの継続開発で独自性確保
脅威
- EC市場の激しい競争と価格競争力低下リスク
- 物流倉庫火災などの災害リスクによる事業停止可能性
- 人材不足による物流およびカスタマーサービスへの影響
- 取引先や顧客の多様化に伴う管理複雑化リスク
- 技術革新の遅れによる競合他社との格差拡大
- 規制緩和・環境規制強化によるコスト増加
- 消費者行動の多様化と変化に対応困難な場合の影響
- 個人情報漏えい等のセキュリティリスク
- 親会社との意向不一致に伴う経営不安定化
- 物流費用高騰による利益圧迫リスク
- グローバル経済動向の影響による調達コスト変動
- 天候不順や自然災害による供給チェーン障害
イノベーション
2023: ペット用品eコマース大手チャーム完全子会社化
- 概要
- ペット用品事業の拡充とシナジーを目的にチャームを完全子会社化した。
- 影響
- ペット市場でのシェア拡大と収益基盤多様化。
2023: 新物流拠点「ASKUL Value Center 日高」開設
- 概要
- LOHACO向け新物流センターを開設し、配送スピードと効率を向上。
- 影響
- 顧客満足度向上と物流コスト削減に寄与。
2022: 1時間単位の受取り時間指定サービス「Happy On Time」開始
- 概要
- EC商品の細かな配送時間指定サービスを導入し利便性向上。
- 影響
- 顧客利便性向上によるリピート率増加。
2021: Yahoo!マート by ASKULサービス開始
- 概要
- Zホールディングスグループ3社共同の日用品クイックコマース展開。
- 影響
- 都市部での急速な商品デリバリー実現。
2020: 医薬品・医療機器の販売開始発表
- 概要
- 物流網と通信販売ネットワークを活用し医療関連事業を拡大。
- 影響
- 新規市場開拓による収益多角化。
2023: 「2030年 CO2ゼロチャレンジ」表明
- 概要
- RE100・EV100の国際イニシアチブ加盟し環境負荷削減計画を推進。
- 影響
- 持続可能性強化と社会的評価向上。
サステナビリティ
- RE100に加盟し、電力の100%再生可能エネルギー化を目指す
- EV100に加盟し、社用車をすべて電気自動車に切り替え推進
- 環境負荷低減のため物流センターの省エネルギー技術導入
- 廃棄物リサイクル率向上による循環型経済への貢献
- グリーン調達ガイドラインの厳格化による持続可能な調達
- ペーパーレス化推進によるオフィスの環境負荷低減
- プラスチック削減のため製品パッケージの改良
- 従業員の環境意識向上プログラムの実施
- 地域社会と連携した環境保護活動の活発化
- サプライチェーンの環境リスク評価と対応強化
- 食品ロス削減に向けた在庫管理と販売戦略の最適化
- 持続可能な宅配ルートの最適化とCO2削減