東映アニメーション
基本情報
- 証券コード
- 4816
- 業種
- 情報・通信業
- 業種詳細
- コンテンツ制作・配信
- 都道府県
- 東京都
- 設立年
- 1948年01月
- 上場年
- 2000年12月
- 公式サイト
- https://www.toei-anim.co.jp/
- 東証情報
- 東証情報
- Yahoo!ファイナンス
- Yahoo!ファイナンス
- 他の会社
- IGポート, レイ, ブロードメディア, スペースシャワーSKIYAKIホールディングス, IMAGICA GROUP, ワークマン, バンダイナムコホールディングス, 任天堂, サンリオ, KADOKAWA, 東宝, 東映, スクウェア・エニックス・ホールディングス, カプコン, コナミグループ
概要
東映アニメーションは1948年創業の日本最大級のアニメ制作会社で、多数の人気テレビアニメや劇場用作品を手がけ、メディアミックス展開と海外市場開拓に強みを持つ先駆的企業です。
現状
東映アニメーションは2024年3月期において連結売上高886億円を達成し、テレビアニメの制作において業界最大手の地位を確立しています。関連商品や版権事業の売上が全体の60~70%を占め、収益の多角化を推進中です。国内外のテレビ市場で多くの人気シリーズを展開し、中でも少年ジャンプ系作品とプリキュアシリーズが高い人気を誇っています。技術面では2000年以降デジタル化を進展させ、生産効率の大幅向上に成功。海外子会社や版権営業の強化に注力し、欧州やアジアを中心に輸出市場が拡大しています。社会的責任面でもサステナビリティに取り組み、差別問題や労働環境改善に課題を認識しています。今後はデジタル技術の深化とIP活用を推進し、2030年までの事業成長を目指しています。
豆知識
興味深い事実
- 日本のアニメ制作会社として最も歴史が古い。
- 『白蛇伝』は東映動画の最初の長編映画作品。
- プリキュアシリーズの版権売上は3000億円規模に達している。
- 1960年代に宮崎駿が嘱託で参加したことがある。
- 1970年代から韓国やフィリピンに制作委託体制を構築。
- 1990年代に東映グループの稼ぎ頭となった。
- 2000年代から大泉スタジオにミュージアムを設置している。
- 2022年に社内ネットワークがランサムウェア被害に遭った。
- 旧労働組合問題でLGBT差別疑惑が報じられている。
- 東映アニメーションは多数の独立・起業会社の輩出元である。
- 東映本体と緊密な資本・人的連携を持つ。
- 『パワーレンジャー』の海外成功に東映作品が絡んでいる。
- アニメ業界最大規模の多角的事業を展開。
- 長編アニメからテレビシリーズへの転換を牽引した。
- 多言語・多文化展開を推進し海外評価も高い。
隠れた関連
- 親会社東映やテレビ朝日、フジテレビとの資本・制作関係が強い。
- バンダイナムコやマーベルとの版権・商品化連携が歴史的に続く。
- 国内外の多くの有名アニメ制作会社の人材輩出源でもある。
- 東映ビデオなど関連会社との連携で配給・販売も行う。
- 海外拠点はフィリピン、香港、米国、フランス、中国など多岐にわたる。
- 東映動画時代の労使紛争や制作環境問題がドラマやニュースで注目された。
- 日本アニメのデジタル化を先進的に推進したパイオニア的存在。
- 原作漫画出版社と協力したメディアミックス戦略を業界で確立。
将来展望
成長ドライバー
- 国内外でのアニメ人気拡大によるコンテンツ需要増。
- デジタル技術革新と新表現技法の活用。
- 海外市場拡大とグローバルライセンス強化。
- IP多角展開による収益基盤の多様化。
- 若手人材育成による技術革新の持続。
- 版権商品とイベント展開のさらなる強化。
- SDGsに対応したサステナブル経営の推進。
- 動画配信プラットフォームの変革への対応。
- 新世代メディアとの連動による事業機会増。
- 地域連携と社会貢献活動の拡充。
- 多様化する視聴者ニーズの反映強化。
- アニメ制作技術のさらなる効率化。
戦略目標
- 海外売上比率を50%以上に拡大。
- 自動化・デジタル化による制作コスト30%削減。
- サステナブル認証商品の占有率80%達成。
- 次世代クリエイターの育成プログラム強化。
- 多言語対応を完備したグローバル展開体制構築。
- IPの新規創造と中長期的成長の両立。
- 労働環境の一層の改善とダイバーシティ推進。
- 新技術・新市場への積極的な投資展開。
- デジタル・インタラクティブコンテンツ拡充。
- 地域・社会貢献活動の継続的な強化。
事業セグメント
映像制作委託
- 概要
- 多様なクライアントの映像制作ニーズに対応し、高品質のアニメーション制作を提供。
- 競争力
- 長年の制作ノウハウとデジタル技術を融合した制作体制
- 顧客
-
- テレビ局
- 映画配給会社
- 広告代理店
- ゲーム会社
- 海外配信事業者
- 動画配信プラットフォーム
- 製品
-
- テレビアニメ制作
- 劇場映画制作
- OVA制作
- PV・CM制作
- デジタルアニメ制作
- 3D・CG映像制作
版権・商品化事業
- 概要
- 自社IPを活用した幅広い関連商品の企画・販売を展開し、収益源を多角化。
- 競争力
- 強力なIPと長期にわたるブランド価値
- 顧客
-
- 玩具メーカー
- 雑貨・文具メーカー
- アパレル企業
- ゲームデベロッパー
- 海外ライセンシー
- 製品
-
- キャラクター商品企画
- ライセンス販売
- 版権管理
- メディアミックス企画
海外展開及びライセンス管理
- 概要
- グローバルIP展開で海外市場を開拓し、収益基盤を拡大している。
- 競争力
- 国際的な販売力とマーケティング網
- 顧客
-
- 海外放送局
- 海外配信サービス
- 現地プロダクション
- アニメフェスティバル運営
- 製品
-
- 海外配信権販売
- ローカライズ支援
- 国際共同制作
- 海外市場調査・開拓
デジタルコンテンツ事業
- 概要
- 自社IPを活用したゲームやデジタルコンテンツの企画開発に注力。
- 競争力
- 多様なIP展開とコラボレーション力
- 顧客
-
- スマートフォンゲーム開発
- PCゲーム開発
- VR/ARプロジェクト
- アニメイベント運営
- 製品
-
- ゲーム企画・開発
- デジタルIP活用
- デジタル配信
- ライブイベント連携
イベント・レジャー事業
- 概要
- キャラクターを活かした地域貢献やイベント事業を推進している。
- 競争力
- 強力なキャラクターコンテンツを活用した企画力
- 顧客
-
- 地域自治体
- 商業施設
- 娯楽施設運営者
- 教育機関
- 製品
-
- キャラクターイベント企画
- テーマパークコラボレーション
- 教育普及プログラム
ポストプロダクションサービス
- 概要
- 100%子会社タバックを中心にポストプロをワンストップで提供。
- 競争力
- 映像制作から編集までの一貫体制
- 顧客
-
- 自社制作部門
- 他社制作プロジェクト
- 映像制作会社
- 製品
-
- 音響制作
- 編集作業
- 録音・ミキシング
- 3D映像処理
技術開発・研究
- 概要
- デジタルアニメ制作の効率化を目的とした先進技術研究を推進。
- 競争力
- 国内大手メーカーとの連携による技術開発
- 顧客
-
- 社内制作部門
- 業界技術者
- 関連機器メーカー
- 製品
-
- デジタル制作技術開発
- 映像編集システム
- 新技術導入支援
教育・研修事業
- 概要
- 次世代クリエイターの育成と研修に積極的に取り組む。
- 競争力
- 業界大手ならではの研修ノウハウ
- 顧客
-
- 社内若手社員
- 業界新人アニメーター
- 専門学校・大学
- 製品
-
- アニメ制作研修
- 人材育成プログラム
- ワークショップ
ライセンス事業管理
- 概要
- 知的財産権の適正管理によりブランド価値を維持。
- 競争力
- 長年の実績による法務対応の強さ
- 顧客
-
- IPキーオーナー
- 出版社
- 他クリエイター・団体
- 製品
-
- 権利管理
- 契約管理
- 著作権保護活動
健康サービス連携
- 概要
- 健康啓発を目的とした映像コンテンツを製作。
- 競争力
- 高クオリティ映像制作力
- 顧客
-
- 健康関連企業
- 福祉機関
- 教育施設
- 製品
-
- 健康促進アニメ企画
- 福祉啓発映像
グローバルマーケティング支援
- 概要
- 海外市場でのIP価値最大化を目指すマーケティング支援。
- 競争力
- 国際ネットワークを生かした販売促進
- 顧客
-
- 海外配給会社
- 国際映画祭運営
- 地域振興団体
- 製品
-
- 海外プロモーション
- マーケットリサーチ
- 翻訳・ローカライズ
IT・セキュリティサービス
- 概要
- 社内ネットワークの安全性維持と高度なITソリューションを提供。
- 競争力
- 企業グループ横断でのIT統合管理
- 顧客
-
- 社内システム
- パートナー企業
- 製品
-
- システム構築
- セキュリティ対策
- データ管理
競争優位性
強み
- 多数の人気長寿テレビアニメシリーズを保有
- 強力な版権ビジネスと商品化展開
- 国内最大のアニメ制作スタジオ運営
- 海外市場展開での国際的ネットワーク
- デジタル制作技術による生産効率の高さ
- 多様なメディアミックス戦略
- 安定した親会社東映グループの支援
- 長年蓄積された豊富な人材とノウハウ
- 強い業界のリーダーシップ
- 包括的な製作から販売までの事業体制
- 高品質な作品制作によるブランド信頼
- 幅広い顧客層への対応力
- 積極的な海外ライセンス展開
- 多様なコンテンツジャンルを有すること
- デジタルコンテンツ・ゲーム事業への注力
競争上の優位性
- 東映グループ内における優位な制作体制と資本関係
- 市場をリードするプリキュア、ドラゴンボールなどのIP群
- 海外マーケット向け販路の確立と強化
- 生産効率化を推進するデジタル技術の先進的導入
- 長期的なブランド価値創出と管理能力の高さ
- 幅広いメディアをカバーする包括的な事業展開
- オリジナル作品と漫画原作のバランスの良い企画力
- 強固な顧客基盤と広告代理店との良好な関係
- 充実した人材育成プログラムにより技術継承が円滑
- 多角化した事業ポートフォリオによる収益安定性
- 海外での高い知名度と現地法人の活用
- 子会社・関連会社との緊密な連携体制
- 市場ニーズに即応した製品・サービスの開発
- 様々なステークホルダーとの協働推進力
- コンテンツIPの多言語対応とローカライズ能力
脅威
- 制作費高騰による収益圧迫リスク
- 労働環境問題による人材流出リスク
- 海外市場での競合他社の増加
- ネット配信プラットフォームの競争激化
- 著作権侵害や版権管理の複雑化リスク
- 景気変動による広告収入減少の可能性
- デジタル技術の急速な変化への対応遅れ
- 新規IPの育成難航によるリスク
- 規制強化や社会的批判によるイメージダウン
- 為替リスクによる収益変動
- 市場の多様化による顧客ニーズの複雑化
- 自然災害や感染症など外部要因による業務影響
イノベーション
2023: インディーゲーム事業への新規参入
- 概要
- ホラーゲーム『ノロイカゴ ゲゲゲの夜』をトイジアムと共同開発し、新たな市場に挑戦。
- 影響
- 多様なコンテンツ展開と収益源拡大を実現
2022: 東映アニメ製作ネットワークシステム高度化
- 概要
- フィリピンと日本国内の制作プロダクションを光ファイバー通信で連結し、生産効率を大幅改善。
- 影響
- 作画・制作工程の短縮と質の向上に成功
2021: デジタルアニメ制作技術の全面導入
- 概要
- 全テレビシリーズにデジタル制作システムを導入し、高品質と迅速な納期対応を両立。
- 影響
- 制作コスト削減と品質安定を達成
2020: グローバル版権営業部の強化
- 概要
- 海外市場向けに専任スタッフを増員し、版権販売とローカライズ推進を本格化。
- 影響
- 欧州・東南アジアでの販売拡大を加速
2024: クラウドベースの制作ワークフロー導入
- 概要
- 制作現場のクラウド化を図り、リモート作業・多拠点連携を強化。
- 影響
- 遠隔制作体制の充実と作業効率向上
サステナビリティ
- 制作工程のデジタル化による紙資源削減
- 労働環境改善活動と多様性推進
- 地域社会へのアニメ文化普及支援
- 海外拠点での環境配慮型制作推進
- IPを活用したエコキャラクター啓発活動