大戸屋ホールディングス
基本情報
- 証券コード
- 2705
- 業種
- 小売業
- 業種詳細
- 飲食店
- 都道府県
- 神奈川県
- 設立年
- 1983年05月
- 上場年
- 2001年08月
- 公式サイト
- https://www.ootoya.jp/
- 東証情報
- 東証情報
- Yahoo!ファイナンス
- Yahoo!ファイナンス
- 他の会社
- 焼肉坂井HD, フジオフードグループ本社, WDI, ドトール・日レスホールディングス, ブロンコビリー, すかいらーく, クリレスHD, サンマルクホールディングス, コロワイド, 壱番屋, SRSホールディングス, グルメ杵屋
概要
1983年設立の大戸屋ホールディングスは、手作り和食定食チェーン「大戸屋ごはん処」を全国展開し、独自の店舗調理方式でファミリー層中心の外食市場に特化する企業です。
現状
大戸屋ホールディングスは2022年3月期に連結売上高188億円、純利益19億円を計上しています。主力の大戸屋ごはん処は直営146店舗、フランチャイズ270店舗を展開し、首都圏を中心に国内外で幅広い顧客を獲得しています。かつてはセントラルキッチンを持たず各店舗で調理を行い、家庭的な和風定食提供に特化しましたが、経営環境の変化によりセントラルキッチン導入を検討中です。2020年にコロワイドが親会社となり経営体制が刷新され、資本健全化と事業再構築を進めています。健康志向や女性客を意識した新業態「かこみ食卓」を開発し、新しい消費者需要に対応。海外展開にも積極的でタイや台湾、ニューヨークなど多国で店舗を運営。サステナビリティは炭火のユーカリ炭利用で環境配慮を進めており、地域社会との連携強化、非喫煙店舗の展開も特徴です。今後は新経営体制のもと、利益改善とブランド強化を目指し、定食市場での競争優位性確保に注力しています。
豆知識
興味深い事実
- 直営店舗での手作り調理を貫く飲食チェーンは珍しい。
- メインメニュー「特選大戸屋ランチ」は顧客から根強い支持を受ける。
- 国内外に約400店舗以上を展開しグローバルな外食展開を行う。
- 女性客向け業態「かこみ食卓」はInstagramなどSNSで話題。
- ポイントサービスは楽天ポイント提携終了後に別途施策を検討中。
- 1958年創業の歴史ある外食企業で、家庭料理の提供に特色がある。
- 環境配慮型の炭火調理技術を早期に採用し差別化を図っている。
- 大戸屋と酷似した名前の競合類似店舗問題が過去に存在した。
- 特定の老舗店舗の火災を契機におしゃれな定食屋路線へ転換。
- 2020年に公開買付を経てコロワイド傘下となった経営再編がある。
隠れた関連
- 親会社コロワイドは複数飲食チェーンを抱え、戦略的事業連携を進めている。
- 海外展開は東南アジア諸国及び米国で先行しており拡大戦略の柱。
- 健康志向業態開発でインフルエンサーやSNSマーケティングを活用。
- 大戸屋ごはん処の店舗は多くがビルの地下や2階に配置され賃料節減と客心理配慮で差別化実施。
- 居酒屋チェーンのコロワイドと異なり、ファミリーレストランに近い業態ながら手作りにこだわる。
- フランチャイズ契約終了により地域で類似店が出現し営業継続の事例が過去にあった。
- テレビ東京の番組での特集により業界内外の注目度が高い。
- ポイントサービス終了後は独自ポイントやコラボキャンペーンなど検討が進む。
将来展望
成長ドライバー
- 健康志向高まりによる和食定食需要増加
- 女性客向け新業態『かこみ食卓』の拡大
- 海外事業拡大による売上多角化
- コロワイド資本下での経営安定と資金力増強
- デジタル化による店舗運営効率の改善
- セントラルキッチン導入でコスト構造改革
- サステナビリティ重視の消費者支持増加
- 新メニュー・サービス開発による顧客囲い込み
- フランチャイズネットワークの強化
- 地域密着型マーケティングの深化
- 外食市場回復に伴う業績改善期待
- 食品安全・品質管理強化によるブランド価値向上
戦略目標
- 店舗運営効率化による収益性改善
- 健康志向を中心としたメニュー比率50%以上達成
- 海外事業売上比率20%以上に拡大
- 炭火調理など環境配慮型店舗の全店導入
- 女性客比率を顕著に増加させブランド強化
- デジタルトランスフォーメーションの全面展開
- フランチャイズ加盟店数の持続的拡大
- 地域社会貢献活動を全店舗で推進
- サプライチェーンの持続可能性確保
- 多角的なポイント・顧客囲い込み施策構築
事業セグメント
飲食店運営支援
- 概要
- フランチャイズ加盟店や直営店の運営支援を行い、ブランド品質を保持。
- 競争力
- 長年培った運営ノウハウ共有
- 顧客
-
- フランチャイズ加盟店
- 直営店舗マネージャー
- 出店開発担当者
- 製品
-
- 店舗運営マニュアル
- 接客研修プログラム
- 食材調達サポート
食材調達・物流
- 概要
- 国内外の食材を安定供給し、店舗の食の安全と品質を支える。
- 競争力
- 産地直送と地産地消バランス
- 顧客
-
- 子会社飲食店舗
- フランチャイズ店舗
- 食品卸業者
- 製品
-
- 新鮮魚介食材
- 野菜・根菜類
- 調味料全般
海外店舗展開
- 概要
- 海外拠点の開設と運営を推進し、海外売上拡大を目指す。
- 競争力
- 多国間での店舗運営ノウハウ
- 顧客
-
- 海外直営店
- 海外フランチャイズ
- 現地パートナー企業
- 製品
-
- 店舗ブランド提供
- 運営指導
- 輸出用食材管理
新業態開発
- 概要
- 女性客をターゲットにした新業態「かこみ食卓」の企画運営。
- 競争力
- マーケティングと商品開発の強力連携
- 顧客
-
- 新規事業担当
- マーケティングチーム
- 製品
-
- 健康志向メニュー開発
- 店舗デザイン
- デジタルマーケティング支援
飲食関連サービス
- 概要
- 外食以外の食関連サービス展開を拡充。
- 競争力
- 地域密着型サービス展開
- 顧客
-
- ホテル・施設運営者
- イベント主催者
- 製品
-
- ケータリングサービス
- 食育・地域連携企画
競争優位性
強み
- 独自の店舗調理方式による手作り感
- 首都圏を中心に強固な店舗網
- 女性客を意識したメニュー開発力
- 親会社コロワイドによる資金基盤強化
- 多地域にわたるフランチャイズ展開
- 海外展開による成長機会の確保
- 健康志向や新業態への積極展開
- 禁煙店舗などの顧客配慮
- 充実したメニューと定食ブランド力
- 環境配慮の炭火調理の導入
競争上の優位性
- セントラルキッチンを持たず店舗調理中心で差別化
- ファミリーレストランとは異なる和食専門性強さ
- 首都圏中心のブランド認知度の高さ
- コロワイドとの資本提携による経営安定化と拡大可能性
- 多様な店舗形態で市場ニーズに対応可能
- 女性に支持されるヘルシーメニューの充実
- 海外市場展開での実績とノウハウ蓄積
- 独自のポイントサービス展開歴
- 飲食店運営の長期蓄積ノウハウと研修制度
- 地域密着型店舗展開によるリピート率の高さ
脅威
- 新型コロナ禍による外食需要不安定
- 同業他社による激しい競争環境
- 消費者の健康志向・嗜好の急速な変化
- 食材価格の高騰やサプライチェーンリスク
- フランチャイズ加盟店との関係管理の難しさ
- 店舗運営効率化への投資負担増加
- 海外事業の政治・経済不安定要因
- 業績悪化によるブランドイメージ低下リスク
- 食品安全・衛生管理トラブルの潜在リスク
- 人手不足による店舗運営上の課題
イノベーション
2020: コロワイドによる経営体制刷新
- 概要
- コロワイドが大戸屋HDを子会社化し経営陣を一新、事業再生を開始。
- 影響
- 資金力強化と事業構造改革で経営安定化に寄与。
2020: 新業態『かこみ食卓』展開開始
- 概要
- 女性向け健康志向の和食定食店を都内に複数開店し新顧客層を獲得。
- 影響
- 女性客増加とブランドイメージ刷新に貢献。
2021: セントラルキッチン試験導入計画
- 概要
- 手作り調理から効率化のためセントラルキッチン導入の計画を進行中。
- 影響
- コスト削減と品質安定化の長期効果期待。
2022: 炭火調理の環境配慮強化
- 概要
- ユーカリ炭使用拡大で環境負荷低減に取り組み、ブランド価値強化。
- 影響
- 顧客満足度と環境認識向上に寄与。
2023: DX化推進による店舗運営効率化
- 概要
- デジタルPOSや予約システム導入で業務効率と顧客利便性向上を図る。
- 影響
- 人手不足緩和とデータ活用による経営改善期待。
2024: 健康志向メニューの拡充
- 概要
- 雑穀米や季節野菜を使った新メニュー開発を継続的に実施中。
- 影響
- 顧客満足度向上とリピーター増加を促進。
サステナビリティ
- 炭火調理にタイ産ユーカリ炭の導入でCO2削減
- 全店舗終日禁煙化と電子タバコ使用禁止の徹底
- 地産地消を意識した食材調達の推進
- 店舗廃棄物の削減と分別リサイクル強化
- 健康志向メニューの開発で食の安心・安全促進