福山通運
基本情報
- 証券コード
- 9075
- 業種
- 陸運業
- 業種詳細
- 陸運
- 都道府県
- 広島県
- 設立年
- 1948年09月
- 上場年
- 1970年11月
- 公式サイト
- https://corp.fukutsu.co.jp/
- 東証情報
- 東証情報
- Yahoo!ファイナンス
- Yahoo!ファイナンス
- 他の会社
- ゼロ, ヒガシホールディングス, ハマキョウレックス, 遠州トラック, 丸全運, センコーグループホールディングス, トナミホールディングス, ニッコンホールディングス, セイノーHD, SGHD, 中央倉庫, キユーソー流通システム
概要
福山通運は1948年創業の陸運業界大手で、西日本を中心に特別積合せ貨物運送や宅配便事業を展開する物流企業です。
現状
福山通運は2021年3月期の連結売上高2,855億円、営業利益211億円を計上する陸運業界の主要プレーヤーです。主力の特別積合せ貨物運送に加え、宅配便やクール宅配便など多様な物流サービスで競争力を維持しています。広範なネットワークを国内約480拠点で展開し、効率的な集配体制を構築しています。近鉄グループホールディングスからの独立後も業務提携を継続し、鉄道やバスを活用した物流連携を強化中です。車両は多様な国内メーカー製を導入し、環境配慮型エコカーも一部導入しています。2020年代の人手不足対策にはIT活用や働き方改革で対応し、高付加価値サービス強化を図っています。今後は国内物流市場の変化とデジタル化に対応しつつ、持続可能な成長を目指しています。
豆知識
興味深い事実
- 1948年創業の福山貨物運送を起源とする老舗陸運企業
- 特別積合せ貨物運送業界で西日本トップクラスの地位を保持
- かつて近鉄グループの傘下にあったが2021年に離脱
- 広島・福山市を拠点とし地域密着型の物流体制を確立
- 社章には昇る太陽とトラックを象徴する二重丸が描かれている
- 広島県最大級のボウリング場「キャッスルボウル」との深い関係
- 多様な国内メーカーのトラック車両を活用して運用中
- 物流効率化のため約480拠点のネットワークを構築
- 近鉄との連携で名阪特急の空きスペースを活用した貨物輸送を実施
- 車両の前面にかつて札幌~沖縄の表記が存在した歴史あり
- 人手不足対策として中ロット貨物の値上げを実施している
- 元役員の不祥事により特別背任容疑で逮捕事件が発生
- NHK受信料収納業務代行を一時担当していた経歴
- 車両の後部に広島・福山の観光キャラクター「ローラ」のステッカーを貼付
- 多様な周辺関連会社や地域子会社を抱える物流グループ
隠れた関連
- 創業者渋谷昇が福山の不動産業大手ベッセルの創業者であり両社は歴史的に関係が深かった
- 近鉄グループとの資本関係解消後も鉄道とバスによる物流提携は継続中
- ロジスティード(旧日立物流)との業務提携で宅配便などのサービス基盤を強化
- 全国の地方都市に多数の関連子会社を配置し地域物流を効率的に運営
- ドライバー不足対応として三重の自動車教習所で研修する仕組みを運用
- 地域社会の命名権取得で福山市のスポーツ施設名に社名が冠されている
- ゆるキャラ「ローラ」の使用は地域貢献とイメージ強化の一環
- 過去には日産ディーゼルや三菱ふそうとの車両導入歴があるが近年も複数メーカー活用
将来展望
成長ドライバー
- 物流業界における西日本中心の小口雑貨輸送の継続成長
- 人手不足対策に伴う働き方改革とIT化推進
- 宅配便需要増加による収益拡大機会
- 環境規制対応でのエコカー導入増加
- 関連子会社とのシナジー強化による効率的運営
- 中長距離貨物の高速輸送ニーズ増加
- 最新物流技術のデジタル化活用
- 特別積合せ貨物輸送における先行的集配効率化
- 新規市場や新サービスの開拓
- 社会的責任と安全管理の強化
戦略目標
- 西日本における市場シェア最大化
- 環境負荷低減を目指したEV・燃料電池車導入拡大
- IT活用による物流効率30%以上向上
- 従業員満足度と人材確保の大幅改善
- 多様化する顧客ニーズへ柔軟対応可能なサービス体制整備
- 近鉄グループとの業務提携深化と新物流モデル構築
- 倉庫・通関業務の全国展開と高付加価値化
- 災害対応力強化による地域貢献性向上
- 安全輸送と法令遵守の継続的推進
- 2030年度までに売上高3000億円以上達成
事業セグメント
物流サービス
- 概要
- 多様な業界向けに効率的な貨物運送と倉庫管理を実施。
- 競争力
- 西日本中心の充実した物流網と効率的集配技術
- 顧客
-
- 製造業
- 小売業
- 卸売業
- 物流企業
- 運送業者
- 製品
-
- 特別積合せ貨物運送
- 一般貨物輸送
- チャーター便
- 倉庫保管
- 通関サービス
宅配・軽貨物配送
- 概要
- 顧客のニーズに応じた多様な宅配便サービスを提供。
- 競争力
- 質の高い配送サービスと幅広い顧客基盤
- 顧客
-
- 個人顧客
- EC企業
- 小売チェーン
- 食品業者
- 製品
-
- フクツー宅配便
- クール宅配便
- メール便サービス
IT・物流ソリューション
- 概要
- 物流業務の効率化を図るITサービスを展開。
- 競争力
- 現場に密着した実用的なITソリューションの提供
- 顧客
-
- 物流企業
- 製造業
- 流通業
- 製品
-
- i-STAR2出荷ラベルソフト
- 電子請求書サービス
- 物流管理システム
競争優位性
強み
- 広範な西日本中心の集配ネットワーク
- 多様な貨物輸送サービスの提供
- 豊富な車両ラインナップと設備
- 近鉄グループとの歴史的提携関係
- 効率的な集配技術によるコスト競争力
- 地域密着型の営業展開
- 長年の業界経験と信頼性
- 強固な顧客基盤
- 各種物流サービスの複合展開
- 人材育成に注力した組織体制
- 環境配慮型車両の導入
- IT化推進による業務効率化
- 業務提携によるサービス拡充
- 信頼性の高い配送品質
- 多様な顧客ニーズ対応力
競争上の優位性
- 西日本および中部圏で高い市場シェアを持つ
- 特別積合せ貨物運送で業界上位のポジション
- 多様な運送サービスとIT活用による業務効率化
- 近鉄グループ系列との連携による物流ネットワーク強化
- 高いブランド認知度と信頼性
- 顧客の細かな要望に応える柔軟なサービス提供
- 広域展開する関連子会社による全国カバー
- 豊富な車両管理ノウハウを有する
- 長期的な経営安定性と財務基盤の強さ
- 複数の配送サービスで競合他社との差別化
- 地域社会との連携やCSR活動の充実
- 人手不足に対応した働き方改革への取り組み
- 最新物流技術を導入した効率的な物流システム
- 安定した収益構造と成長戦略の両立
- 多業態顧客との強固な関係構築
脅威
- 人手不足によるドライバー確保の困難化
- 物流業界における競争激化
- 燃料価格の変動によるコスト増加リスク
- 経済情勢による貨物需要の不安定化
- 自然災害による物流網障害のリスク
- 環境規制強化による投資コストの増加
- 新たな配送技術・サービスの急速な進展
- 競合他社によるサービス価格競争激化
- ITトラブルやサイバー攻撃による業務影響
- 法規制の変更による業務負担増加
- 新型感染症等の社会情勢変化
- 取引先企業の経営状況悪化による影響
イノベーション
2022: ロジスティードとの業務提携強化
- 概要
- 旧日立物流のロジスティードと提携を継続し荷扱量とサービスを拡大。
- 影響
- 宅配便等物流サービスの増強に寄与
2021: 近鉄グループからの独立と経営刷新
- 概要
- 近鉄グループとの資本関係解消による独立経営体制の確立。
- 影響
- 意思決定の迅速化と経営の自由度向上
2020: 働き方改革とITシステム導入
- 概要
- 人手不足対策として業務効率化ITツールと働き方改善施策を推進。
- 影響
- 業務効率と従業員満足度向上
2023: 環境配慮型エコトラックの導入拡大
- 概要
- 水素トラックや電気自動車など環境負荷低減車両を拡充。
- 影響
- 環境負荷削減と社会的評価の向上
サステナビリティ
- 環境負荷低減のため水素トラック・EV導入促進
- 働き方改革による従業員の健康と安全管理強化
- 地域社会への継続的な貢献活動
- 効率的な物流運営でCO2排出削減に寄与
- 法令遵守とコンプライアンスの徹底
- 安全運転教育の充実
- 再生可能エネルギーの活用検討
- 廃棄物削減とリサイクル推進
- 多様な人材活用とダイバーシティ推進
- CSR報告書による情報開示強化