キユーソー流通システム
基本情報
- 証券コード
- 9369
- 業種
- 倉庫・運輸関連業
- 業種詳細
- 陸運
- 都道府県
- 東京都
- 設立年
- 1966年02月
- 上場年
- 1995年09月
- 公式サイト
- https://www.krs.co.jp/
- 東証情報
- 東証情報
- Yahoo!ファイナンス
- Yahoo!ファイナンス
- 他の会社
- 三機サービス, ERIHD, ゼロ, ヒガシホールディングス, ハマキョウレックス, 遠州トラック, 丸全昭和運輸, センコーグループホールディングス, トナミホールディングス, ニッコンホールディングス, 福山通運, 中央倉庫, アルテック
概要
キユーソー流通システムは1966年創業の食品物流大手で、キユーピーを親会社に持ち冷凍冷蔵輸送で業界トップクラスのシェアを持つ企業です。
現状
キユーソー流通システムは2024年11月期に連結売上高1,951億9,200万円、営業利益55億6,200万円を達成しました。主にキユーピーグループの物流を担いながらもグループ外顧客も拡大しており、営業収益に占めるキユーピー比率は6.2%に留まります。冷凍冷蔵およびチルド輸送に強みがあり、共同配送便「キユーソー便」で顧客満足度を高めています。子会社群により倉庫業や輸送オペレーション、通関業など多様な物流機能を持ち、国内外の物流ネットワークを強化中です。近年は海外市場の先行投資や自動運転輸送の実験、低温物流技術の高度化に注力し、コスト競争力向上と環境負荷低減も推進しています。サステナビリティ面では効率的な配送システムと社会的責任に配慮した管理体制の整備にも積極的です。東証スタンダード市場に上場し、堅実な財務基盤と安定した顧客基盤を強みに中長期の持続的成長を目指しています。
豆知識
興味深い事実
- 社名の「キユーソー」は親会社「キユーピー倉庫」から由来し独特な表記が特徴。
- トラック荷台の「キユーソー便」ロゴは食品業界で広く認知されている。
- 2021年にキユーピーから持分法適用関連会社へ転換した珍しい事例。
- 調布市に本社を置く地域密着型企業として知られる。
- 共同配送サービスの早い導入で業界の効率化に貢献。
- 海外子会社が中国とインドネシアで低温物流を展開。
- 大手CVS向けの物流センターオペレーションに強み。
- 車両販売から保険代理店までも手掛ける多角化経営。
- 自動運転トラックの実験実施で未来の物流に挑戦中。
- 社員持株会を設置し社員の企業参加意識が高い。
- 監査役会設置会社というガバナンス体制を採用。
- 物流業界で希少な多様な子会社グループを形成。
- トラックによる冷蔵・冷凍輸送サービスでは上位シェア。
- 調布の倉庫業として長年地域経済に貢献。
- 独自の共同配送ネットワークでコスト優位を実現。
隠れた関連
- キユーピーの物流機能分離・独立から発展した企業で親会社との強い関係を維持。
- 東洋水産など関連大手食品業界にも影響力がある少数株主を持つ。
- 食品物流に特化する一方で産業車両の販売・整備も行い物流全体を支援。
- 自動運転技術の実験は国内有数でグリコとの連携事例が知られる。
- 海外事業は親会社やグループ外に向け幅広く活動し日本とアジアを結ぶ役割を担う。
- 物流センター運営子会社がスーパー・コンビニ両業態に強く流通業界との接点が深い。
- 子会社群の多角的物流サービス提供は業界内でも規模と質で突出している。
- 本社周辺地で数棟の物流ビルを構え地域の物流インフラ整備に寄与している。
将来展望
成長ドライバー
- 国内外での食品物流需要の拡大
- 低温物流技術の高度化と市場ニーズ増加
- 自動運転・AI技術による物流効率化
- 顧客多様化による新規市場開拓
- 環境規制強化に対応したサービス展開
- 海外市場での物流ネットワーク拡大
- 共同配送によるコスト競争力の向上
- 地域社会との連携強化とブランド価値向上
- 物流センターの自動化とデジタル化
- 人材育成と働き方改革による生産性向上
戦略目標
- 温室効果ガス排出量30%削減
- 海外事業売上高を現在の2倍に拡大
- 自動運転技術を物流実務に本格導入
- 国内シェア40%以上の冷凍冷蔵輸送体制確立
- 物流拠点のスマート化推進でDX完遂
- グループ全体で持続可能な物流モデル構築
- 従業員満足度80%以上を持続的に達成
- 多様な物流ニーズに応えるサービスラインナップ拡充
- 徹底した安全管理体制の構築
- 地域社会への貢献活動を強化し地域密着企業としての地位確立
事業セグメント
食品メーカー向け物流
- 概要
- 食品業界の物流全般を担い、品質と時間管理に特化したサービスを提供。
- 競争力
- キユーピーグループの物流ノウハウを活用した安定供給
- 顧客
-
- 大手食品メーカー
- 中小食品製造業
- 農産加工業者
- 製品
-
- 冷凍冷蔵輸送
- 共同配送サービス
- 倉庫保管サービス
- 包装・荷造り作業
流通業向け専用物流
- 概要
- 流通チェーン向けに専用物流体制を構築し、効率的な物流を実現。
- 競争力
- 首都圏・関西圏での広範な物流ネットワーク
- 顧客
-
- 大手スーパーマーケット
- コンビニエンスストア
- 食品卸売業者
- 製品
-
- 物流センター運営
- 運送事業
- 在庫管理
- 輸送手配
輸出入物流・国際フォワーディング
- 概要
- 海外物流を含む一貫したサポート体制を構築し、国際的な物流を支援。
- 競争力
- 海外現地法人による現地対応力と通関ノウハウ
- 顧客
-
- 輸出入企業
- 製造業者
- 商社
- 製品
-
- 通関業務
- フォワーディング
- 倉庫保管
- 国際輸送サービス
車両販売・整備・管理サービス
- 概要
- 車両インフラの維持管理や施設管理を一元的に提供。
- 競争力
- 物流現場に即した総合サポート体制
- 顧客
-
- 自社所有車両
- グループ企業
- 外部顧客
- 製品
-
- 車両販売
- 産業車両整備
- 施設管理
- 燃料販売
競争優位性
強み
- 冷凍冷蔵輸送における高い技術力
- キユーピーグループとの強固な連携
- 全国規模の物流ネットワーク
- 多様な物流サービス機能の展開
- 安定した財務基盤
- 従業員の豊富な業界経験と勤続年数
- 海外市場への積極的展開
- 効率的な共同配送システム
- 環境負荷低減への取り組み
- 子会社群による多角化経営
競争上の優位性
- 食品物流に特化した専門性とシェアの高さ
- 親会社キユーピーからの安定的受注基盤
- 広域かつ温度管理を徹底した輸送ネットワーク
- 自動運転輸送など先端技術への取り組み
- 多様な子会社による物流バリューチェーンの垂直統合
- 国内外の物流拠点を活用したワンストップサービス
- 長年の業界経験に基づくリスク管理能力
- 環境・社会に配慮した物流体制の整備
- 顧客ごとのカスタマイズサービス提供
- 柔軟な配送手段と時短対応
脅威
- 燃料価格や人件費の高騰
- 労働力不足による人材確保難
- 競合他社の価格競争激化
- 物流量の季節変動による業績変動
- 新技術導入の初期投資負担
- 自然災害による物流網の寸断
- 環境規制強化への対応コスト
- コロナ禍など感染症の影響による物流遅延
- 海外市場の政治的・経済的リスク
- 法改正による業界規制の変動
イノベーション
2024: 共同配送ネットワークのAI最適化導入
- 概要
- 配送ルートをAIで最適化し輸送効率と環境負荷を改善。
- 影響
- 燃料消費10%削減、配送時間15%短縮
2023: 自動運転トラックによる輸送実験開始
- 概要
- グリコなどと連携し自動運転技術の輸送現場での実証実験を実施。
- 影響
- 物流効率・安全性向上の基盤構築
2022: 冷凍冷蔵倉庫のIoT温度管理システム導入
- 概要
- 倉庫内の温度変動をリアルタイム監視し品質管理を強化。
- 影響
- 品質事故率の大幅低減、顧客満足度向上
2021: 海外物流拠点のデジタル化促進
- 概要
- 中国・インドネシア拠点の倉庫管理システムを刷新し効率化。
- 影響
- オペレーションコスト20%削減
サステナビリティ
- 燃料効率の良い車両への更新促進
- 配送ルート最適化によるCO2排出削減
- 冷蔵倉庫の省エネルギー設備導入
- 従業員の安全衛生対策強化
- 廃棄物リサイクル推進
- 環境教育プログラムの社内展開
- 地域社会との連携による環境保全活動
- 環境負荷低減の商品輸送基準の設定
- 持続可能な調達の推進
- ISO14001認証取得による環境管理体制