ワタミ
基本情報
- 証券コード
- 7522
- 業種
- 小売業
- 業種詳細
- 飲食店
- 都道府県
- 東京都
- 設立年
- 1986年05月
- 上場年
- 1996年10月
- 公式サイト
- https://www.watami.co.jp/
- 東証情報
- 東証情報
- Yahoo!ファイナンス
- Yahoo!ファイナンス
- 他の会社
- 焼肉坂井ホールディングス, DDグループ, ドトル日レス, 海帆, エー・ピーホールディングス, チムニー, エターナルホスピタリティグループ, すかいらーく, SFPホールディングス, ヨシックスホールディングス, サンマルク, 串カツ田中ホールディングス, 大庄
概要
ワタミは1986年創業の外食業を中心に多角化を図る小売業企業で、居酒屋チェーンを基盤にファーストフードや農業、宅配事業を展開しています。
現状
ワタミは連結売上高約909億円、純利益約42億円を誇る外食及び宅配事業の先駆者です。主力の居酒屋業態『和民』をはじめ焼肉や中華、ファストフード業態へ積極的に展開。2010年代には介護事業から撤退し経営資源を集約しました。近年はフランチャイズ契約による店舗拡大と中国、台湾、シンガポールなど海外展開も強化中です。過去に労働環境問題や食品事故などの批判もありましたが、改善策を講じつつサステナビリティにも取り組んでいます。2024年にはサブウェイ日本法人買収によりファストフード事業に本格参入し、2030年を見据えた新業態開発と事業多角化を進めています。資金調達の多様化と経営体制の強化によって将来の成長基盤を整備中です。
豆知識
興味深い事実
- 屋号「ワタミ」は創業者渡邉美樹の名前に由来する。
- 和民の店舗は国内外に多数展開している。
- ワタミはかつて介護事業も手がけていたが2015年に撤退。
- 過去に労働基準法違反が表面化し是正措置を実施。
- 2014年に過労自殺問題で高額和解を結んでいる。
- 外食ブランドのほか、農業や環境事業にも参入している。
- 2024年にサブウェイの日本事業を買収、ファストフードに本格参入。
- 独自の社員独立制度を導入し事業承継を促進。
- 国際的なISO認証を取得し品質管理を強化している。
- 社会貢献活動として発展途上国の教育支援を行っている。
隠れた関連
- 創業者の名前から会社名を付ける珍しい企業例。
- 大手飲料会社や金融機関が主要株主として資本参加している。
- サブウェイ日本法人買収によりファストフード大手と連携構築。
- 農業と外食の融合により食材から食品提供までの垂直統合を目指す。
- 過労自殺問題を契機に企業の労働環境改善を促す社会的議論を喚起。
- RE100や環境リサイクル活動で持続可能な企業を志向。
- 介護事業の売却により飲食・宅配事業に集中した経営戦略。
- 業界の「ブラック企業」批判に対して法的措置も辞さず対応している。
将来展望
成長ドライバー
- ファストフード新規ブランドの積極展開
- 宅食事業の高齢化社会における需要拡大
- 国内外の多様な外食市場での業態多角化
- 環境・サステナビリティ対応による企業価値向上
- 海外市場の拡大と新規出店
- フランチャイズモデル活用による成長加速
- 新業態開発による若年層・女性客の獲得
- デジタル化とIT活用による効率運営
- 労働環境改善による従業員満足向上と定着率改善
- 健康志向メニューの強化による顧客支持獲得
- 資本提携による安定した資金調達
- 地域社会との連携強化
戦略目標
- ファストフード及び外食店舗数を現在の1.5倍に増加
- 宅食事業の売上高を200億円以上に拡大
- 全国展開する環境事業でCO2削減効果を最大化
- サステナビリティ認証の取得済み食材比率50%以上
- 従業員の労働環境改善を継続し離職率10%以下維持
- 海外事業の売上比率を20%超に引き上げ
- IoT・AI活用による店舗運営効率の大幅向上
- 新業態開発で若年層顧客の30%増加を達成
- 社会貢献活動の年間支出を1億円超に拡大
- 全店舗でのプラスチック容器リサイクル体制完成
事業セグメント
外食チェーン向け食材供給
- 概要
- 多様な業態向けに安定した食材を安定供給。
- 競争力
- 多業態展開で培った調達ノウハウ
- 顧客
-
- 居酒屋チェーン
- 焼肉店
- カフェ
- レストラン
- ホテル
- 病院・介護施設
- 製品
-
- 加工済み食材
- 冷凍食品
- 酒類
- 調味料
- 野菜・果物
宅配弁当・中食サービス
- 概要
- 健康と生活支援に特化した宅配サービス。
- 競争力
- まごころスタッフによる手渡し配送
- 顧客
-
- 高齢者施設
- 在宅介護者
- 公共団体
- 医療機関
- 製品
-
- 栄養調整済み弁当
- 介護食
- 食材宅配
食品製造・加工
- 概要
- 自社製造と契約農家による食品加工供給。
- 競争力
- 厳格な品質管理と契約栽培体制
- 顧客
-
- 小売業者
- 外食産業
- 加工食品業者
- 製品
-
- 農産加工品
- 有機野菜製品
- 乳製品
環境・エネルギーサービス
- 概要
- 省エネ・リサイクルで店舗環境改善を支援。
- 競争力
- 店舗運営に密着した環境ソリューション
- 顧客
-
- 店舗運営会社
- 企業施設
- 自治体
- 製品
-
- 省エネシステム
- リサイクル設備
- 再生可能エネルギー
教育・人材開発サービス
- 概要
- 小売・外食業界向けの教育支援を展開。
- 競争力
- 現場密着型の人材育成ノウハウ
- 顧客
-
- ワタミグループ各社
- 外食産業企業
- 人材派遣会社
- 製品
-
- 採用支援
- 社員教育プログラム
- 人材開発コンサルティング
競争優位性
強み
- 多様な飲食ブランドで顧客層を広くカバー
- 宅配サービスによる安定した収益基盤
- 農業と連携した食材安全性の確保
- 全国的な店舗展開とフランチャイズ網
- 資本提携による安定財務基盤
- 積極的な海外展開とグローバル化
- 強固なブランド認知と顧客基盤
- 独自の社員独立制度活用
- 環境事業への展開と社会貢献活動
- 持続的な事業再編による経営効率化
競争上の優位性
- 豊富な店舗業態により市場の多様なニーズに対応
- フランチャイズを活用した迅速な店舗拡大力
- 農業・宅配事業とのシナジーにより原価管理強化
- 過去の労働問題から学んだ組織改善体制
- サブウェイ日本法人買収によるファストフード参入
- ISO認証取得による品質管理の高さ
- 地域密着の社会貢献活動によるブランドイメージ向上
- 独自の研修システムによる人材育成力
- 資本関係をもつ大手食品・飲料会社との連携
- 多角的事業展開でリスク分散を図る柔軟性
脅威
- 消費者の外食離れによる市場縮小
- 労働環境問題による企業イメージ悪化
- 競合他社による激しい価格競争と新業態投入
- 食品安全問題によるブランドダメージリスク
- 経済不況による消費減退の影響
- 原料価格の変動と調達リスク
- 海外展開の政治・経済リスク
- 店舗閉鎖や業態変更のコスト負担
- 新技術対応の遅れによる競争力低下
- 法令遵守強化による運営コスト増加
イノベーション
2024: サブウェイ日本事業買収
- 概要
- ファストフード業態「サブウェイ」の日本法人を買収し事業多角化を推進。
- 影響
- ファストフード市場への本格参入と客層拡大に成功。
2023: シンガポール食品企業買収
- 概要
- 新市場開拓を目的にシンガポールの食品関連会社を子会社化。
- 影響
- アジア市場での事業基盤強化を図る。
2022: 新業態「すしの和」出店
- 概要
- 江東区にて寿司業態の新ブランドを立ち上げ、店舗展開を開始。
- 影響
- 外食多様化と新顧客獲得に寄与。
2021: RE100実現に向け再生可能エネルギー導入
- 概要
- 本社ビルと食品工場で使用電力を100%再生可能エネルギーに切り替え。
- 影響
- 環境負荷軽減と企業イメージ向上に貢献。
2020: フランチャイズ契約による『から揚げの天才』展開加速
- 概要
- コシダカホールディングスと契約し、多店舗展開を推進。
- 影響
- 新業態の市場浸透と売上増加に寄与。
サステナビリティ
- 2040年RE100目標に向け電力の再生可能エネルギー化
- プラスチック製弁当容器の回収・再資源化システム導入
- グループ店舗における省エネルギー推進活動
- 契約農場における有機・低農薬栽培の拡大
- 食品ロス削減に向けた店舗運営の最適化
- 地域社会への食育活動と教育支援
- 環境負荷低減を目指した物流の効率化
- 健康志向メニュー開発による社会的価値創出
- 労働環境改善への継続的取り組み
- 地場食材活用による地産地消推進