ハイデイ日高
基本情報
- 証券コード
- 7611
- 業種
- 小売業
- 業種詳細
- 飲食店
- 都道府県
- 埼玉県
- 設立年
- 1978年03月
- 上場年
- 1999年09月
- 公式サイト
- https://hidakaya.hiday.co.jp/
- 東証情報
- 東証情報
- Yahoo!ファイナンス
- Yahoo!ファイナンス
- 他の会社
- ガーデン, イートアンドホールディングス, 山岡家, 力の源ホールディングス, 魁力屋, 幸楽苑, リンガーハット, ギフトホールディングス, 吉野家HD, 王将フード, ハチバン
概要
ハイデイ日高は1978年創業の外食チェーン企業で、低価格中華料理店「日高屋」を主力とし首都圏を中心に幅広い顧客層に支持されています。
現状
ハイデイ日高は2025年2月期に売上高約556億円、営業利益約55億円、純利益40億円を計上。主力の「日高屋」は首都圏を中心に高速成長を続け、低価格で手軽な中華料理を提供することで競合との差別化を図っています。独自のセントラルキッチン運営により食材の一元管理と効率化を実現し、品質維持とコスト削減を両立。飲食店業界における健康増進法改正にも対応し、禁煙環境の整備を進めています。近年は居酒屋風業態の充実と台湾屋台料理「台南」の展開など多角化を推進。地域貢献活動では埼玉県のマイボトル運動に協力し、環境負荷軽減にも注力。今後も駅前の好立地を活かした店舗展開と新業態開発により顧客基盤拡大を図り、2025年度以降の増収増益を目指しています。
豆知識
興味深い事実
- 創業は約5坪のラーメン店から始まった外食チェーンの先駆者。
- 社名は創業者の出身地・日高市に由来し、英語の『high day』を逆転した造語。
- マクドナルドや吉野家の隣接出店という独特の戦略を持つ。
- 埼玉県の『みんなでマイボトル運動』推進協力店として活動中。
- Jリーグ大宮アルディージャのスポンサーを長期間務めている。
- テレビ東京『カンブリア宮殿』で特集され経営哲学が紹介されている。
- 2023年に代表取締役会長が従業員に株式贈与し注目を集めた。
- セントラルキッチンを機械化し少人数運営で高効率生産を実現。
- とんかつ専門店『かつ元』は火災により閉店した経緯がある。
- 台湾料理業態『台南』を首都圏で新展開し多角化を図る。
隠れた関連
- 首都圏大型ラーメンチェーンの中でマクドナルド隣接出店戦略が独自のポジションを確保している。
- 創業者神田氏の地元愛から社名も地名を逆転してユニークなブランド名が生まれた。
- 従業員株式贈与は同業他社に先駆けたユニークな人材施策として注目されている。
- 地域スポンサー活動を通じて地元密着経営を強化し、埼玉県内での認知度向上に貢献。
- セントラルキッチンの高度機械化は地方工場行田市の効率運営による。
- かつて運営していた多様な業態は外食業界の実験的展開の歴史を物語る。
- 健康増進法改正に伴う喫煙室設置は業界内でも対応が遅いほうだったが柔軟に対処。
- Jリーグのスポンサー活動が地域スポーツ支援とブランド認知向上に役立っている。
将来展望
成長ドライバー
- 駅前好立地店舗戦略による集客安定化
- 中華料理を中心とした業態多角化と新業態開発
- 飲食市場の低価格志向および利便性需要
- 健康増進法対応による衛生環境の改善
- 従業員株式贈与による人材定着強化
- デジタル注文・キャッシュレス決済拡大対応
- テイクアウト・デリバリー利用増加への対応
- 食品ロス削減などサステナビリティ強化の推進
- 首都圏以外への出店拡大による地域シェア拡大
- テレワーク増加後の外食ニーズ変化への柔軟対応
戦略目標
- 主要エリアでの店舗数300店舗以上の維持拡大
- 新業態台南など多様化による売上構成比20%以上
- 環境負荷低減と食品ロス削減を両立するオペレーション
- 従業員株式保有率の向上による経営参画促進
- 国内外フードサービス事業の収益安定化
- 地域と連携したCSR活動を全国展開する体制整備
- 健康志向メニューの拡充と生活習慣病予防啓発強化
- デジタル技術を活用した顧客利便性向上
- 感染症等リスクに対応する店舗安全基準の確立
- 持続的成長に向けた新規投資とM&Aの戦略的推進
事業セグメント
外食チェーン向け食材供給
- 概要
- グループ店舗に安定供給し、品質とコストを管理。
- 競争力
- セントラルキッチンでの一元調理で品質安定
- 顧客
-
- 日高屋各店舗
- 来来軒
- 中華一番
- 大衆酒場HIDAKA
- 焼鳥日高
- とんかつ日高
- 製品
-
- 中華調理食材一式
- 餃子皮・具
- 麺類
- 定食用食材
- 居酒屋サイドメニュー用食材
- アルコール飲料仕入れ
食材卸売
- 概要
- 外部飲食店向けに食材一式を卸売提供。
- 競争力
- 首都圏を中心に迅速な配送網を有する
- 顧客
-
- 他外食チェーン
- 飲食店小売店
- イベント業者
- 製品
-
- 中華料理用食材セット
- 調味料
- 冷凍食品
- アルコール類
経営コンサルティング
- 概要
- 新規加盟店の出店支援と運営効率化を支援。
- 競争力
- 長年の業態開発ノウハウによる実践的支援
- 顧客
-
- フランチャイズ加盟店
- 新規出店企業
- 製品
-
- 店舗運営サポート
- マーケティング支援
- 衛生管理指導
食材製造
- 概要
- 行田工場にて安全・高品質な製造を一元管理。
- 競争力
- 機械化と少人数オペレーションの効率的生産
- 顧客
-
- グループ店舗
- 外部販売店
- 製品
-
- セントラルキッチン製造品
- 餃子
- 調理済み炒め物
- 中華惣菜
設備・店舗管理
- 概要
- 各店舗の設備維持と安全管理を担当。
- 競争力
- 本社主導による統一的管理体制
- 顧客
-
- グループ店舗
- フランチャイズ加盟店
- 製品
-
- 店舗設計
- 保守点検
- 衛生管理設備
イベント・販促用サービス
- 概要
- 地域密着型プロモーションを展開。
- 競争力
- 地域スポンサー経験を活かした集客力
- 顧客
-
- グループ店舗
- 地域イベント主催者
- 製品
-
- 販促企画
- 物産展出店
- 地域イベント協賛
競争優位性
強み
- 首都圏中心の強固な駅前立地ネットワーク
- 低価格戦略による幅広い顧客層の獲得
- 機械化されたセントラルキッチンによる高効率運営
- 多様な業態展開とメニュー多角化
- 創業者直系の経営体制による経営の安定性
- 豊富な居酒屋・夜業態メニューによる顧客取り込み
- 社員へ株式贈与によるモチベーション向上策
- 地域貢献活動によるブランドイメージ向上
- 運営における健康増進法対応の柔軟性
- 強固な資本基盤と継続的な利益計上
競争上の優位性
- マクドナルドや吉野家等の強敵隣接を活用した集客戦略
- 低価格ながら一定の品質を保つセントラルキッチン製造体制
- 首都圏都心部の一等地を中心とした店舗網
- 飲食チェーン内での多業態展開によるリスク分散
- 居酒屋市場のちょい飲み需要取り込みによる新収益源
- 地域密着・スポンサー活動によるファン層形成
- オンラインやテイクアウト強化による収益多角化対応
- 安定した財務基盤による継続的な投資余力
- 創業50周年記念の従業員株贈与で人材定着を促進
- 大規模セントラルキッチンを活用したコスト競争力
脅威
- 激しい外食業界の競争と価格競争圧力
- 原材料価格の変動とインフレリスク
- 人手不足による店舗運営コストの増加
- 健康志向の高まりによる中華料理需要の変化
- 新型感染症等の社会環境による集客機会減少
- 受動喫煙防止法強化による居酒屋利用者減少の懸念
- 生活様式変化による外食頻度の縮小傾向
- 新規参入業者や既存ライバルの業態革新
- 店舗立地改変による人通り減少リスク
- デジタル化推進遅れによる顧客接点の減少
イノベーション
2023: 創業50周年記念従業員株式贈与
- 概要
- 代表取締役会長が約20万株を従業員に贈与し、社員のモチベーションと帰属意識向上を促進。
- 影響
- 社員の労働意欲と定着率向上を実現。
2022: 本社を大宮門街へ移転
- 概要
- 事業拡大に伴い埼玉県さいたま市大宮区の大宮門街へ本社を移転し、業務効率化を図る。
- 影響
- 管理部門の効率化と働きやすい環境を整備。
2022: 台湾屋台料理『台南』業態展開開始
- 概要
- 多様化戦略として台湾屋台料理店を新規開店。首都圏における新たな顧客層獲得を狙う。
- 影響
- 顧客層拡大と売上増加に寄与。
2020: 禁煙店舗への完全移行準備
- 概要
- 健康増進法改正に合わせ店舗内禁煙及び喫煙室設置で法対応を実施。
- 影響
- 受動喫煙防止による顧客満足度向上。
2021: 来来軒大宮南銀座店閉店
- 概要
- 創業1号店として46年以上営業していた店舗を閉鎖し業態再編を推進。
- 影響
- 経営資源を主力業態に集中させる。
サステナビリティ
- 埼玉県主導のマイボトル活動に参加し冷水無料提供を実施
- 店舗でのごみ分別とリサイクル促進を徹底
- 食品ロス削減に向けた発注・仕入れの最適化
- 健康増進法に対応した受動喫煙防止策を実施
- 地域社会への環境負荷低減啓発活動への参画