東部ネットワーク
基本情報
- 証券コード
- 9036
- 業種
- 陸運業
- 業種詳細
- 陸運
- 都道府県
- 神奈川県
- 設立年
- 1943年12月
- 上場年
- 1999年11月
- 公式サイト
- https://www.tohbu.co.jp/
- 東証情報
- 東証情報
- Yahoo!ファイナンス
- Yahoo!ファイナンス
- 他の会社
- フジックス, サンユウ, ゼロ, ハマキョウレックス, 遠州トラック, 丸運, 丸全昭和運輸, センコーグループホールディングス, トナミホールディングス, ニッコンホールディングス, 福山通運, 中央倉庫, キユーソー流通システム
概要
東部ネットワークは1943年創業の神奈川地盤の陸運業者で、貨物運送と物流センター事業を主力に安定的な事業基盤を築いています。
現状
東部ネットワークは2023年3月期に連結売上高約98億円、純利益約4億円を達成しています。神奈川県を中心に一般貨物、自動車整備、倉庫業など多角化した事業展開を行い、コカ・コーラなど大手企業との取引も継続しています。2022年以降は子会社化を進め東北三光や魚津運輸をグループに加え、事業領域の拡大に注力しています。自社ビルの賃貸事業も安定収入源となっており、地域密着と物流効率強化が強みです。また、送迎バス運行など特定旅客運送事業も開始し収益多角化を図っています。今後は工業用ガス輸送や水素輸送の需要増加も見込み、環境対応物流サービスの拡充を通じて成長を目指しています。財務的にも堅実な資本構成を維持し、競合他社との差別化と地域密着戦略を強化。将来に向けての投資は堅実であり、持続可能な物流体制の構築に取り組んでいます。
豆知識
興味深い事実
- 1943年戦時統合により横浜市東部の13社が集約されて設立
- 1961年からコカ・コーラボトラーズに清涼飲料水の輸送を提供
- 工業用ガス、水素輸送に特化した子会社群を保有
- 自社ビルを所有し不動産賃貸事業も展開している
- 東部ネットワークは東急グループとは別の独立系物流会社
- 特定旅客自動車運送事業への参入で事業多角化を推進
- 全国に複数の物流子会社を持ち、地域密着の運送力を強化
- 成熟した地場物流で安定的な経営を維持
- 2023年の連結従業員数は約400名
- 横浜市神奈川区の本社所在地は東部ヨコハマビル7階
- 有力株主に地元関連企業と個人株主が名を連ねる
- 運送契約先に大手飲料メーカーが複数存在
- 長期にわたる地域密着経営が特徴である
- 創業当時は複数の小さな運送会社の集合体
- 物流センター運営も事業の柱の一つ
隠れた関連
- 日本コカ・コーラの複数ボトラーと深い取引関係を持ち安定供給を支える
- 東急グループとは資本的な関係はなく独立した物流事業者
- 地域密着の地場運送会社でありながら子会社化で中部・北陸圏にも進出
- 1970年代から石油類輸送を手がけ物流事業の多角化を図る
- 送迎バスサービスの開始により公共交通分野にも事業領域を広げている
- 東北三光の子会社化で東北地方のセメント輸送市場に参入が進む
- 2024年のテーエス運輸買収で水素など環境対応物流に注力強化
- 企業向けトラック輸送を主軸とし地域インフラとしての役割を担う
将来展望
成長ドライバー
- 工業用ガス・水素輸送拡大による新規需要
- 地域密着型物流の強化と効率化推進
- 物流センター運営の高度化と拡大
- 環境規制対応型輸送サービスの成長
- 特定旅客輸送事業など事業多角化
- M&A戦略による地域ネットワーク拡大
- 顧客企業の物流内製化支援需要増加
- IT・AI活用による運行管理の高度化
- 安全対策強化による信頼性向上
- 社会的責任を果たす物流企業への評価向上
- 輸送技術の環境適応力強化
- グリーン物流推進によるコスト削減
戦略目標
- 工業用ガスおよび水素輸送分野で国内トップクラスを目指す
- 地域密着の高付加価値物流サービスの拡充
- 持続可能な物流プロセスの確立とCO2排出削減
- 倉庫と輸送の総合物流サービスで市場シェア拡大
- 新規事業領域の開拓による売上30%増加
- 従業員の安全・働きやすさ向上を実現する職場環境整備
- デジタル技術による効率的な物流体制の構築
- 企業の社会的責任強化に対応した事業展開
- 安定した利益率の維持と資産効率向上
- 地域社会と連携した防災・災害支援体制の整備
事業セグメント
貨物自動車運送事業
- 概要
- 多様な貨物に対応するカスタム物流を提供し顧客の供給チェーンを支援。
- 競争力
- 地域密着の対応力と幅広い貨物輸送ネットワーク
- 顧客
-
- 建設会社
- 製造業者
- 小売業
- 食品メーカー
- 化学品メーカー
- コカ・コーラボトラーズ
- 公共機関
- 物流会社
- 製品
-
- 一般貨物輸送サービス
- 冷凍・冷蔵物流
- セメント輸送
- 化成品輸送
- 工業用ガス輸送
- 特殊貨物輸送
倉庫業
- 概要
- 安全・効率的な倉庫サービスを提供し物流全体の効率化を実現。
- 競争力
- 輸送と一体化した物流センター運営
- 顧客
-
- 食品メーカー
- 物流事業者
- 製造業
- 卸売業
- 製品
-
- 保管サービス
- 在庫管理
- 物流加工
- 輸配送連携
自動車整備事業
- 概要
- トラックの整備と安全を確保し運行効率向上に寄与。
- 競争力
- 専門技術に基づく迅速なサービス提供
- 顧客
-
- グループ企業車両
- 一般企業
- 運送会社
- 製品
-
- 車両点検
- 修理サービス
- メンテナンス
特定旅客自動車運送事業
- 概要
- 安定した送迎サービスで顧客の利便性を高める。
- 競争力
- 地域密着かつ安全運行
- 顧客
-
- 企業顧客
- 施設管理者
- 製品
-
- 送迎バス運行
- 契約輸送サービス
競争優位性
強み
- 地域に根ざした強固な顧客基盤
- 多様な貨物輸送に対応した専門性
- 物流センター運営による一貫サービス
- 長年の信頼に基づく大手企業との関係
- 積極的なM&Aによる事業拡大
競争上の優位性
- 神奈川県を中心に安定的な物流ネットワークを保持
- 多様な貨物の輸送経験と専門知識
- 送迎バスなどサービスの多角化で収益安定化
- 環境対応の工業用ガス・水素輸送の先駆的展開
- 自社ビル賃貸による安定的な収益基盤
脅威
- 物流業界内の激しい価格競争
- 労働力不足による運送効率低下
- 燃料価格の高騰によるコスト増加
- 環境規制強化による事業運営コスト上昇
- 新規参入企業や大手企業の競争圧力
イノベーション
2024: テーエス運輸子会社化による事業領域拡大
- 概要
- 日本エア・リキードの物流子会社を買収し、水素輸送事業を強化。
- 影響
- 環境対応物流の新市場開拓に成功
2022: 東北三光・魚津運輸の子会社化
- 概要
- セメント・工業用ガス輸送分野で事業拡大とシナジー効果を追求。
- 影響
- 中長期的な収益基盤の強化につながる
2022: 特定旅客自動車運送事業の開始
- 概要
- 日本GLPからの送迎バス運行業務を受託し新規事業を展開。
- 影響
- 物流以外の収益源を確立
2023: 危険物倉庫設置による物流体制強化
- 概要
- 滋賀県に危険物対応倉庫を新設し、安全管理とサービス範囲を拡大。
- 影響
- 危険物輸送企業としての信頼向上
サステナビリティ
- 水素輸送事業を通じた環境負荷低減に寄与
- 運行効率化によるCO2排出削減努力
- 危険物輸送の安全管理強化
- 倉庫の省エネルギー設備導入
- 地域社会への環境啓蒙活動