日本石油輸送
基本情報
- 証券コード
- 9074
- 業種
- 陸運業
- 業種詳細
- 陸運
- 都道府県
- 東京都
- 設立年
- 1946年03月
- 上場年
- 1967年04月
- 公式サイト
- https://www.jot.co.jp/
- 東証情報
- 東証情報
- Yahoo!ファイナンス
- Yahoo!ファイナンス
- 他の会社
- デルソーレ, ゼロ, ハマキョウレックス, 遠州トラック, 丸運, 丸全昭和運輸, センコーグループホールディングス, トナミホールディングス, ニッコンホールディングス, 福山通運, 中央倉庫, 桜島埠, キユーソー流通システム
概要
日本石油輸送は1946年創業の石油製品や高圧ガスを主軸とした陸運業界のリーディングカンパニーで、鉄道やタンクローリー輸送、ISOタンクコンテナのリース事業で高い競争力を持つ企業です。
現状
日本石油輸送は2024年3月期に連結売上高約350億円、営業利益約15億円を計上し安定した収益基盤を持っています。主力事業は石油製品の鉄道およびタンクローリーによる輸送で、国内主要製油所と油槽所を結ぶ輸送網を確立しています。化成品輸送とISOタンクコンテナのリース・レンタルも展開し、国内外の物流ニーズに応えています。環境負荷の低減にも注力し、水素やLNGなどの高圧ガス輸送にも対応。ENEOSホールディングスの関連会社としての安定的な取引基盤とともに、技術革新や輸送効率化の推進にも積極的です。今後はアジア圏の国際輸送を拡大しつつ、中長期的な成長を目指しています。物流インフラの老朽化対策や労働力確保に取り組みつつ、持続可能なサプライチェーン構築が課題です。
豆知識
興味深い事実
- 1946年に日本原油輸送として創業した老舗企業
- 石油・化学製品の専用貨車保有数は国内最大級
- ISOタンクコンテナによる国際輸送を先駆的に展開
- 冷蔵コンテナの断熱性能強化に定評がある
- 高圧ガス輸送における安全基準の制定に参画
- ENEOSグループの輸送インフラの屋台骨を担う
- タンク車の車両管理に高度なIT技術を導入
- アジア11カ国間輸送ネットワークの構築に成功
- 80年以上にわたり石油輸送業界の技術革新を牽引
- コンテナ所有者コードが国際標準の「JOTU」に登録
隠れた関連
- ENEOSホールディングスの筆頭株主として、グループ内で輸送戦略の中心的役割を果たす
- 日本車輌製造など複数の製造業者と連携し専用貨車の共同開発を実施
- 日本オイルターミナルとは別経営で、石油輸送において競合関係となっている
- 東北地方の化学工場など地域産業の物流を支える重要な物流企業
- ISOタンクコンテナ輸送を通じて海外エネルギー市場と広く結びつく
- 物流各社や鉄道会社との連携により効率的な貨物輸送体制を構築
- 従業員持株会の存在により社員の企業への愛着と連帯感が強い
- 貨物鉄道・道路双方の輸送網を保持し、複合一貫輸送に強みを持つ
将来展望
成長ドライバー
- 脱炭素社会への対応を促進する高圧ガス輸送需要増
- アジア圏における国際タンクコンテナ輸送拡大
- 鉄道輸送強化による環境負荷低減の取り組み
- 物流効率化・デジタル化によるコスト競争力向上
- ENEOSグループ内での連携強化による新規事業創出
- 化成品物流の需要増加によるサービス多様化
- 地域密着型物流サービスの強化による顧客基盤拡大
- 新エネルギー輸送インフラ投資の成長機会
- 安全管理技術の進化による輸送信頼性向上
- コンテナリースの国際展開と多国間協力
戦略目標
- 高圧ガス輸送事業の売上比率30%達成
- 国際ISOタンクコンテナ輸送ネットワーク拡大
- 従来の石油輸送効率化でCO2排出30%削減目標
- 物流デジタルトランスフォーメーションの完全推進
- 新規エネルギー物流サービスの事業化
- 労働力確保のためのAI導入と業務自動化完了
- 安全輸送事故ゼロを継続的に達成
- 環境規制対応の新技術導入強化
- ENEOSグループ内シナジー最大化による競争力向上
- 多拠点展開による国内顧客対応力向上
事業セグメント
石油製品物流
- 概要
- 石油製品の効率的な鉄道および道路輸送と関連物流サービスの提供。
- 競争力
- 業界トップの専用貨車保有数による安定輸送体制
- 顧客
-
- ENEOSグループ
- 全国製油所
- 油槽所管理者
- 地方卸売事業者
- 石油販売代理店
- 製品
-
- タンク車輸送サービス
- タンクローリー配送
- 荷役・保管管理サービス
- 輸送用コンテナ管理
化学製品輸送
- 概要
- 化学製品の安全輸送に特化したコンテナレンタルおよび輸送サービス。
- 競争力
- 国際標準ISO対応タンクコンテナでの広域輸送ネットワーク
- 顧客
-
- 化成品メーカー
- 産業用化学品卸売業者
- 製薬および塗料業界
- 化学物流専門事業者
- 製品
-
- ISOタンクコンテナリース
- 粉体ホッパコンテナレンタル
- 特殊化学品輸送
- 安全管理体制支援
高圧ガス物流
- 概要
- 高圧ガスの鉄道および道路輸送に関わる専門物流サービス提供。
- 競争力
- 高圧ガス輸送専用設備とノウハウの充実
- 顧客
-
- LNG液化プラント
- 水素供給事業者
- エネルギー関連企業
- ガス販売業者
- 製品
-
- LNG輸送コンテナ
- 水素専用タンク
- 高圧ガス安全輸送
- 設備保守・メンテナンス
コンテナ設備リース
- 概要
- 冷蔵を含む多種多様なコンテナ設備のレンタルと保守管理事業。
- 競争力
- 広範なコンテナ設備と長年の運用実績
- 顧客
-
- JR貨物
- 国内物流企業
- 国際輸送業者
- 再生可能エネルギー関連
- 製品
-
- 冷蔵コンテナリース
- ISOコンテナ販売・レンタル
- メンテナンスサービス
- 輸送最適化技術サポート
物流システム開発
- 概要
- 輸送効率化と安全性向上を目的としたITソリューションの提供。
- 競争力
- 実業務に裏付けられたシステム構築能力
- 顧客
-
- 製油所
- ガソリンスタンド
- 製造業
- 物流事業者
- 製品
-
- 輸送管理システム
- 貨車位置情報サービス
- 安全運行支援システム
- デジタル物流ソリューション
メンテナンスサービス
- 概要
- 専門整備技術者による貨車・コンテナの保守サービス提供。
- 競争力
- 長年の経験と厳格な安全基準の運用
- 顧客
-
- 貨車所有者
- コンテナ管理会社
- 産業用車両オペレーター
- 製品
-
- 貨車整備
- コンテナ保守点検
- 輸送機器改善提案
- 法令対応支援
競争優位性
強み
- 業界最大級の石油専用貨車保有数
- 国内石油輸送における高い市場シェア
- ENEOSグループとの強固な取引基盤
- 高度な高圧ガス輸送技術
- 広範なISOタンクコンテナリース実績
- 国際的な輸送ネットワーク展開
- 高い安全管理体制と法令遵守
- 専門性の高いメンテナンス能力
- 冷蔵コンテナ分野の断熱技術
- 鉄道・道路輸送両面の多様な輸送網
- 効率的な物流システムの活用
- 長期にわたる市場での信頼性
- 専用設備による輸送効率の最適化
- 持続可能なエネルギー輸送への対応
- 専門顧客層への幅広いサービス展開
競争上の優位性
- ENEOSグループの石油輸送の中核事業者としての独占的地位
- ISO国際規格に対応した多様なコンテナ提供で国際輸送に強み
- 専門貨車保有により輸送品質と安全性が高い
- 高圧ガス分野での先進的な輸送技術と設備保有
- 国内製油所ネットワークへの直接アクセス力
- 国際アジア圏でのISOタンクコンテナワンウェイ輸送事業
- 各地に事業所を展開し広域サービスを提供可能
- 高度な保守点検技術による長期安定運用支援
- ERPシステムによる物流管理と効率化の先進事例
- 経済環境変動に対する安定的な財務基盤
- 多角的な輸送チャネルで顧客ニーズを細やかに対応
- 環境規制強化に対応した輸送技術の継続投資
- グループ内協業による物流全体最適化提案能力
- 法令遵守と安全対策の徹底が信頼の源泉
- 物流市場のニッチ分野での高い専門性
脅威
- 国内陸運市場の労働力不足による運送効率低下
- 環境規制強化による輸送コスト増加リスク
- 燃料価格の変動が輸送コストに直結
- 国際輸送市場の政治的・経済的変動
- 競合他社の物流IT化による競争激化
- 災害リスクによる輸送網の寸断
- 顧客の物流アウトソーシング戦略の変化
- 輸送安全事故による企業イメージ低下
- 新エネルギー輸送インフラの普及速度遅延
- 法令改正や規制変更による事業環境変化
- グローバル経済情勢の不透明感
- 代替エネルギー技術の市場浸透
イノベーション
2024: 水素輸送用専用タンク車の開発
- 概要
- 高圧ガス事業部で安全性能を強化した水素輸送用タンク車を完成。
- 影響
- 水素エネルギー輸送分野での競争優位を確立。
2023: ISOタンクコンテナ運用管理システム導入
- 概要
- コンテナの追跡と保守管理をデジタル化し効率化を促進。
- 影響
- 運用コスト15%削減と輸送品質の向上を達成。
2022: LNG輸送用UT26C形コンテナのリニューアル
- 概要
- 断熱性向上と軽量化を実施し輸送効率を向上。
- 影響
- 輸送コストの約5%削減を実現。
2021: 国際ワンウェイISOタンクコンテナ輸送開始地域拡大
- 概要
- 東南アジア7カ国を新たに加えアジア11カ国間輸送を開始。
- 影響
- 国際輸送ネットワークの拡大と収益基盤強化。
2021: スーパーUR冷蔵コンテナ導入
- 概要
- 断熱性を強化した冷蔵コンテナの大規模導入に成功。
- 影響
- 食品および医薬品物流の安定供給を支援。
サステナビリティ
- 水素燃料輸送に対応した環境負荷低減技術の開発
- ISOタンクコンテナのリユース推進による廃棄物削減
- 低燃費タンクローリー車両の導入拡大
- 鉄道輸送強化によるCO2排出削減
- 安全管理による事故防止と環境保全の徹底
- サプライチェーンの脱炭素化推進
- 環境規制に準拠した輸送インフラの整備
- 物流格差是正と地域ビジネス支援活動